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トヨタが誇るコンパクトSUV、ヤリスクロスは2020年8月の発売以来高い評価を得て、2023年には販売台数1位を記録しました。
その中でもハイブリッドモデルは全体の半数以上を占める実績を誇ります。
しかし、「ガソリン車とハイブリッド車、どちらが自分に合うのか」と悩む方も多いのではないでしょうか?
本記事では、ヤリスクロスハイブリッドのスペックや魅力、ライバル車との比較を徹底解説します。
購入を検討している方は、ぜひ参考にして理想の1台を見つけてください。
目次
ヤリスクロスのハイブリッドの特徴
3つのグレード構成
ヤリスクロスのハイブリッドはスプリット方式を採用
駆動用電池は運転することで充電される仕組み
車両接近通報装置が搭載されている
E-Fourを採用
ガソリン車との違い
ヤリスクロスのハイブリッドのスペックと魅力
コンパクトで小回りが利く
豊富なタイプから選択できる
豊富な収納スペースが確保されている
安全装備も豊富
トップクラスの燃費性能
ヤリスクロスのハイブリッドとライバル車を比較
トヨタ ライズ
ホンダ ヴェゼル
日産 キックス
まとめ
ヤリスクロスのハイブリッドの特徴
ヤリスクロスハイブリッドの詳しいスペックを紹介する前に、ヤリスクロスが採用しているハイブリッドの特徴を紹介していきます。
3つのグレード構成
ヤリスクロスのハイブリッドは、以下の3つのグレードで構成されています。
・HYBRID X
・HYBRID G
・HYBRID Z
「HYBRID X」はエントリーモデルとなりますが、最低限の装備を備えており、もっとも手頃な価格帯となっています。
次いで「HYBRID G」は、HYBRID Xよりも内装や装備が少し優れているグレードです。
ボディーカラーにツートンカラーが選択できたり、シートアレンジが4:2:4分割できたりと、より選択できる範囲や使い勝手が向上しています。
そして、最上位モデルの「HYBRID Z」は、装備品や機能がさらに増え、快適性がもっとも充実しています。
フルLEDヘッドランプやフルLEDリアコンビネーションランプが装備され、見やすさが向上し、内装面もより高級感溢れる雰囲気となっています。
ヤリスクロスのハイブリッドはスプリット方式を採用
ハイブリッドといってもその種類は主に3つ存在します。
その中でもヤリスクロスのハイブリッドシステムは、「スプリット方式」と呼ばれる、通常のエンジンとモーターを分けて稼働できるシステムを採用しています。
発進時や低速時などにモーターを使って走行し、アクセルを強く踏むとエンジンを稼働させつつモーターでアシストもしてくれます。
そのため、スムーズな加速が可能です。
駆動用電池は運転することで充電される仕組み
スプリット方式は、発進時や低速時にモーターだけを使って走行し、高速道路などスピードが必要な場面でエンジンを使用する仕組みです。
使用する電力は、減速時やエンジンを使用している力で発電を行い充電しています。
なお、シフトレバーがN(ニュートラル)に入っている場合は、ギアがつながっていないため充電は行われません。
車両接近通報装置が搭載されている
ヤリスクロスのハイブリッドシステムは、モーターで走行しているときの稼働音が低く、車が接近していることが歩行者に伝わりにくいです。
このことから「車両接近通報装置」が搭載されています。
車両接近通報装置は、近くに歩行者がいることを音で知らせてくれるシステムです。
歩行者が近くにいる際は、車の速度に合わせて音階が変わり、25km/hを超えると音は消えます。
E-Fourを採用
ヤリスクロスのハイブリッド車には、2WDのほかにE-Four(2WD)が設定されています。
E-Fourは、路面状況に合わせて、2WDと4WDが自動切り替えしてくれるシステムです。
これにより、走行時の操舵安定性や燃費性能に優れたドライブを実現できます。
ガソリン車との違い
ヤリスクロスには、ハイブリッド車のほかにガソリン車も選択できます。
ガソリン車とハイブリッド車との大きな違いは、燃費性能と購入価格です。
ハイブリッド車の方が燃費性能が優れており、日々の燃料代を浮かせられますが、その分購入価格は高くなる傾向です。
一方、ガソリン車は、ハイブリッド車と比べると燃費性能は劣りますが、購入価格は安くなります。
ヤリスクロスのハイブリッドのスペックと魅力
ここからは、ヤリスクロスハイブリッドの具体的なスペックと魅力を紹介していきます。
まず、スペックは以下の通りです。
車両サイズ(全長×全幅×全高) |
4,180mm×1,765mm×1,590mm |
室内サイズ(全長×全幅×全高) |
1,845mm×1,430mm×1,205mm |
乗車定員 |
5名 |
駆動方式 |
2WD・E-Four/4WD |
総排気量 |
1490cc |
燃費(WLTCモード) |
26.0~30.8km/L |
コンパクトで小回りが利く
ヤリスクロスハイブリッドのボディサイズは、4,180mm×1,765mm×1,590mmと、コンパクトSUVらしい小回りの利くサイズ感です。
最小回転半径は5.3mを実現しており、狭い道や駐車時でも比較的楽に走行できます。
豊富なタイプから選択できる
ヤリスクロスは、ハイブリッド車とガソリン車のほかに、豊富なグレードが用意されています。
そのグレード数は、2WDハイブリッド車で5つ、4WD(E-Four)ハイブリッド車で4つから選択可能です。
そのため、街乗りやアウトドアでの使用はもちろん、豊富なニーズに応えられるところが特徴です。
豊富な収納スペースが確保されている
コンパクトなボディサイズのヤリスクロスですが、ライバル車に負けない豊富な収納スペースが確保されています。
たとえば、運転席と助手席のドア部分にあるドリンクホルダーや、助手席下の小物が収納できるスペース、後席に備えられた大きめのドリンクホルダーなど、約10箇所の収納スペースを設けています。
また、クラストップレベルの収納力があるところも魅力の1つです。
通常時の荷室容量は390Lですが、リヤシートをすべて倒すと、最大1,102Lまで拡大でき、大量の荷物を詰め込むことも可能です。
シートアレンジの柔軟性も高く、4:2:4分割や6:4分割など、シーンに合わせた使い方に対応しています。
安全装備も豊富
ヤリスクロスのハイブリッドは、予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を全車に標準装備しています。
2種類のセンサーが歩行者や自転車、車を感知し、事故の予防に役立ってくれます。
そのほかにも、ブラインドスポットモニター(BSM)やプラスサポート(急アクセル時加速抑制)、パノラミックビューモニター、バックガイドモニターなど、運転をサポートする装備が充実しているところも魅力の1つです。
トップクラスの燃費性能
グレード |
2WD |
E-Four |
HYBRID X |
30.8km/L |
28.7km/L |
HYBRID G |
30.2km/L |
28.1km/L |
HYBRID Z |
27.8km/L |
26.0km/L |
※WLTCモード
ヤリスクロスハイブリッドの燃費は、WLTCモードで26.0〜30.8km/Lを達成しています。
この燃費性能は、コンパクトSUVの中でもトップクラスに優れており、日常的な通勤や買い物はもちろん、長距離ドライブでも燃料費を抑えられるのが大きな魅力です。
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ヤリスクロスのハイブリッドとライバル車を比較
ヤリスクロスハイブリッドを検討する方の中には、他社メーカーと比較する方も多いと思います。
そこで、ここではヤリスクロスハイブリッドと比較検討されがちなライバル車を紹介していきます。
トヨタ ライズ
ライズ |
ヤリスクロス |
|
ボディサイズ |
3,995mm×1,695mm×1,620mm |
4,180mm×1,765mm×1,590mm |
室内サイズ |
1,955mm×1,420mm×1,250mm |
1,845mm×1,430mm×1,205mm |
駆動方式 |
2WD |
2WD・E-Four/4WD |
排気量 |
1196cc |
1490cc |
燃費(WLTCモード) |
28.0km/L |
26.0~30.8km/L |
※どちらもハイブリッド車で比較しています
ライズとヤリスクロスのハイブリッドの大きく異なる点は、駆動方式と排気量でした。
ライズは、2WDのみで排気量も1196ccと、パワー不足を感じる可能性があります。
その反面、燃費性能が28.0km/Lと優れており、グレードによってはヤリスクロスのハイブリッド車よりも維持費が安く済む場合があるでしょう。
ホンダ ヴェゼル
ヴェゼル |
ヤリスクロス |
|
ボディサイズ |
4,340mm×1,790mm×1,580mm |
4,180mm×1,765mm×1,590mm |
室内サイズ |
2,020mm×1,445mm×1,225mm |
1,845mm×1,430mm×1,205mm |
駆動方式 |
2WD・4WD |
2WD・E-Four/4WD |
排気量 |
1490cc |
1490cc |
燃費(WLTCモード) |
21.2〜26.0km/L |
26.0~30.8km/L |
ホンダのヴェゼルと比較すると、サイズと燃費性能が大きく異なります。
ヴェゼルはSUVに分類されるため、ボディも室内もヤリスクロスよりも大きいサイズとなります。
その反面、重量が重くなるので燃費性能はやや低くなります。
日産 キックス
キックス |
ヤリスクロス |
|
ボディサイズ |
4,290mm×1,760mm×1,605mm |
4,180mm×1,765mm×1,590mm |
室内サイズ |
1,920mm×1,420mm×1,250mm |
1,845mm×1,430mm×1,205mm |
駆動方式 |
2WD・4WD |
2WD・E-Four/4WD |
排気量 |
1198cc |
1490cc |
燃費(WLTCモード) |
19.2〜23.0km/L |
26.0~30.8km/L |
キックスと比較すると、排気量と燃費に違いがあります。
キックスの排気量は1198ccと、ヤリスクロスよりも1段階低い数値です。
また、燃費性能に関しても6〜10km/L程度ヤリスクロスの方が優れており、スピードと燃費性能だけで選ぶ場合、ヤリスクロスをおすすめします。
まとめ
本記事では、ヤリスクロスのハイブリッドの特徴やスペック、魅力を解説し、ライバル車との比較も紹介しました。
ヤリスクロスのハイブリッドは、優れた燃費性能と力強い走行性能を兼ね備えた、コンパクトSUVの中でも注目の1台です。
さらに、スタイリッシュなデザインや使い勝手の良い機能が充実しており、日常使いからレジャーまで幅広く対応できます。
ライバル車と比較しても、特に燃費が良く、燃料費を抑えたい方におすすめの1台と言えます。
ヤリスクロスのハイブリッドを検討している方は、ぜひ実際に試乗してその魅力を体感してみてください。
よくある質問
Q.ガソリン車とハイブリッド車、どちらを選ぶべきですか?
ハイブリッド車は燃費性能が高く、日々の走行距離が長い方やエコ性能を重視する方におすすめです。一方、ガソリン車は購入価格が抑えられるため、初期費用を重視する方に適しています。
Q.家族での利用に向いていますか?
ヤリスクロスハイブリッドはコンパクトながら広い荷室を備えており、日常使いや週末のレジャーにも対応可能です。安全性能も充実しているため、ファミリーカーとしてもおすすめです。
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