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近年、車の安全装備は大幅に進化し、より安心して運転できるようになっています。
特に、どの車にどれだけ安全装備が充実しているかは、運転中の安心感や万が一の事故のリスクに大きな影響を与えます。
この記事では、ヤリスクロスに搭載された豊富な安全装備を詳しく解説し、安全性能ランキングも紹介します。
車選びに迷っている方や安全性の高い車を選びたい方は、ぜひ参考にして車選びに役立ててください。
目次
ヤリスクロスの特徴
ヤリスクロスは安全装備が優れている
4WDのハイブリッドモデルがある
燃費性能が高い
荷室容量が大きい
ヤリスクロスの安全装備一覧
ヤリスクロスは全グレードに「Toyota Safety Sense」を搭載
そのほかの安全装備
駐車支援の安全装備
ヤリスクロスの安全性能ランキング
ヤリスクロスの新車価格と中古車価格
新車価格
中古車価格相場
まとめ
ヤリスクロスの特徴
ヤリスクロスは、トヨタが展開しているヤリスシリーズのSUV型のコンパクトカーです。
2020年8月に発売され、2023年には、ヤリスを含めた国内での売り上げ台数No.1を獲得するほど人気がある車です。
そんなヤリスクロスの特徴には、どのような装備や性能があるのでしょうか。
ヤリスクロスは安全装備が優れている
ヤリスクロスの安全装備には、「Toyota Safety Sense」をはじめとした、豊富な装備が搭載されています。
Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)とは、事故が発生しやすい状況を想定し、事故対応をサポートする先進の予防安全システムです。
車載カメラやレーダーを使って収集される情報を解析し、運転手の操作をサポートして事故予防や被害軽減を行う機能です。
そのほかにも、駐車を支援してくれる機能や、車両の接近を通報してくれる装置など、豊富な安全装備が搭載されています。
4WDのハイブリッドモデルがある
ヤリスクロスには、ガソリン車とハイブリッド車の両方が用意されており、どちらのモデルでも2WDと4WDが選べます。
特に注目すべきは、ハイブリッドモデルの4WDです。
このタイプは他の車ではあまり見かけない仕様で、環境性能と走行性能を両立しています。
さらに、ハイブリッドモデルには「E-Four」(電気式4WD)システムが搭載されており、ぬかるんだ道や雪道といった悪路でも安定した走行が可能です。
都市部からアウトドアまで、さまざまなシーンで活躍できるのが魅力です。
燃費性能が高い
ヤリスクロスは燃費性能が高いことでも人気がある車種です。
その燃費は、ガソリン車で17.4km/L~20.2km/L、ハイブリッド車で25.0km/L~30.8km/Lとなっています。
特にハイブリッド車は、コンパクトSUVの中でもトップクラスの燃費効率を発揮できます。
荷室容量が大きい
コンパクトSUVの分類に入るヤリスクロスですが、その荷室容量はクラストップレベルといえるほどの大きさです。
荷室寸法は「長さ820mm×幅1,400mm×高さ732〜850mmで、荷室容量は390Lです。
また、開口部も荷物の出し入れがしやすいように大きめに設計されています。
そのため、アウトドアの道具を積み込むのはもちろん、買い物や旅行でも活躍できる車と言えます。
ヤリスクロスの安全装備一覧
ヤリスクロスの安全装備を紹介していきます。
また、それぞれの機能と、装備されているグレードについても併せて解説していきましょう。
ヤリスクロスは全グレードに「Toyota Safety Sense」を搭載
紹介したように、ヤリスクロスは全グレードに「Toyota Safety Sense」を搭載しています。
その内容は次のとおりです。
プリクラッシュセーフティ
プリクラッシュセーフティとは、ミリ波レーダーと単眼カメラを使用して、前方の車両や歩行者を感知するシステムです。
ぶつかる危険性を感知すると警告を鳴らし、運転手がブレーキを踏むとブレーキをアシストしてくれます。
このとき運転手がブレーキを踏まなくても、プリクラッシュブレーキと呼ばれる衝突回避や被害軽減をサポートしてくれる機能が働いてくれます。
【搭載グレード】
全グレードに搭載
レーントレーシングアシスト[LTA]
レーントレーシングアシスト[LTA]とは、道路を走行中に車線からはみ出ないようにサポートしてくれる機能です。
道路の車線からはみ出ると、警告音を鳴らすとともに自動でステアリング(ハンドル)操作を行ってくれ、車線内走行を維持してくれます。
また、車線が見えない場合は、前の車を追尾してくれます。
【搭載グレード】
全グレードに搭載
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)
レーダークルーズコントロールとは、先行車を追尾してくれる機能です。
高速道路などの速度が変わらない状況下の中で、前を進む車に合わせて速度を調節してくれます。
また、停車や発信も同じようにしてくれるので、渋滞時の運転手の負担を大きく減らせます。
【搭載グレード】
全グレードに搭載
アダプティブハイビームシステム[AHS]
アダプティブハイビームシステムとは、対向車や先行車に合わせて、光の当たり具合を調節してくれる機能です。
この機能は、対向車や先行車がいてもハイビームを維持したまま走行できるので、夜間の見えにくい状況下を解消してくれます。
ハイビームが必要な状況のときに、自動でハイビームをオン・オフしてくれる機能です。
対向車が来ても自動でオフにしてくれ、通り過ぎると再びオンにしてくれるので、消し忘れ等が発生しません。
【搭載グレード】
ZとハイブリッドZにオプションで搭載可能
オートマチックハイビーム[AHB]
オートマチックハイビームとは、自動でハイビームをオン・オフしてくれる機能です。
ハイビームが必要なときに自動でオンにしてくれるので、歩行者や自転車をすばやく発見できます。
また、消し忘れや手動の手間を軽減させてくれます。
【搭載グレード】
全グレードに搭載
ロードサインアシスト[RSA]
ロードサインアシスト[RSA]とは、単眼カメラが道路標識を感知し、ルチインフォメーションディスプレイに表示する機能です。
表示する標識は、
・最高速度
・車両進入禁止
・一時停止
・はみ出通行禁止
などがあり、運転手の標識見逃しを防止してくれます。
【搭載グレード】
全グレードに搭載
ドライバー異常時対応システム
レーントレーシングアシスト[LTA]の制御中に、しばらく運転手の操作が感知できないとき、警告音を鳴らし減速する機能です。
また、ハザード・ホーン・ストップランプにより、車外に異常を知らせます。
停車すると、ドアの解錠やヘルプネットと呼ばれる救援要請を行います。
【搭載グレード】
全グレードに搭載
プロアクティブドライビングアシスト[PDA]
プロアクティブドライビングアシスト[PDA]とは、運転の状況に合わせたリスクを予測し、危険に接近しすぎないように運転をアシストする機能です。
歩行者の横断や飛び出しを予測してくれます。
【搭載グレード】
ハイブリッド車に標準装備
発進遅れ告知機能[TMN]
発進遅れ告知機能[TMN]とは、信号で停止中に先行車が発進したにもかかわらず、発進しない時に告知してくれる機能です。
また、信号待ちで先頭にいるとき、信号が青に変わることも知らせてくれます。
【搭載グレード】
全グレードに搭載
そのほかの安全装備
ここまで紹介してきた安全装備は、「Toyota Safety Sense」にパッケージとして搭載され
ているものでしたが、そのほかにも安全装備が備わっています。
セカンダリーコリジョンブレーキ
セカンダリーコリジョンブレーキとは、SRSエアバッグが作動したときに、車両を自動的に減速させる機能です。
また、同時に制動灯を制御させ二次被害を防ぎます。
【搭載グレード】
X“Bパッケージ”以外の全グレードに搭載
ブラインドスポットモニター[BSM]
ブラインドスポットモニター[BSM]は、隣を走る車両を感知してくれる機能です。
約60m後方まで感知してくれ、死角で見えない車両や接近してくる車を警告音にて知らせてくれます。
【搭載グレード】
Zグレード・Z“Adventure”・GR SPORTに搭載
Gグレードはオプションにて搭載可能
安心降車アシスト[SEA]
安心降車アシスト[SEA]とは、降車時の危険を知らせてくれる機能です。
降車時に見えにくい後方から来る歩行者や自転車を感知してくれます。
【搭載グレード】
Zグレード・Z“Adventure”・GR SPORTに搭載
Gグレードはオプションにて搭載可能
パーキングサポートブレーキ
パーキングサポートブレーキとは、車止めがない場所などで建物や車を感知し、警告音や衝突を軽減してくれる機能です。
また、アクセルの踏み間違いでも機能してくれます。
【搭載グレード】
前後方静止物のみ:Gグレード・Xグレード
前後方静止物+後方接近車両:Zグレード・Z“Adventure”・GR SPORT(ハイブリッド車のみ)に搭載
車両接近通報装置
車両接近通報装置とは、歩行者に車が来たことを知らせる機能です。
ハイブリッド車などは音が小さいため、歩行者が気づかない場合があります。
そこで、モーターが回転する音を発生させ、車が来たことを知らせます。
【搭載グレード】
ハイブリッド車のみ搭載
プラスサポート(急アクセル時加速抑制)
プラスサポート(急アクセル時加速抑制)とは、アクセルを急に踏んでしまった際に、緩やかに加速してくれる機能です。
【搭載グレード】
販売店のオプションのみ
駐車支援の安全装備
ここからは、駐車支援の安全装備を紹介していきます。
トヨタ チームメイト
トヨタチームメイトとは、駐車時の支援を行ってくれる機能です。
機能の中には、
・アドバンストパーク
・パノラミックビューモニター(床下透過表示機能付)
・パーキングサポートブレーキ(後方歩行者+周囲静止物)
が搭載されています。
この機能には駐車支援システムが導入されており、スイッチを押すと自動で駐車位置まで移動してくれます。
【搭載グレード】
Xグレード以外のハイブリッド車でオプションにて装着可能
パノラミックビューモニター
パノラミックビューモニターとは、駐車時に車を上から見るように確認できる機能です。
目視だけでは見えにくい後方部などを空から見るように確認でき、衝突を回避できます。
【搭載グレード】
Zグレード・Z“Adventure”・GR SPORTに搭載
Gグレードはオプションにて装着可能
バックガイドモニター
バックガイドモニターは、車両後方に取り付けられているカメラを起動し、バック駐車を支援してくれる機能です。
【搭載グレード】
Gグレードのみ搭載
ヤリスクロスの安全性能ランキング
各メーカーが販売する車の一部は、『自動車安全性能評価』によって車種ごとに評価点がつけられランキングされています。
自動車安全性能評価とは、国土交通省と独立行政法人である自動車事故対策機構(NASVA)が共同で運営している、自動車アセスメント事業の一環です。
この評価は1995年に始まり、現在も毎年結果が公表されています。
2020年度からは、以下の3つの項目でテストが実施されています。
・予防安全性能
・衝突安全性能
・事故自動緊急通報装置
上記3つの項目それぞれに評価項目と内容があり、点数が高いほど安全性の高い車ということです。
参考:独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)「自動車アセスメントのご案内」
そして、気になるヤリスクロスの安全性能ランキングですが、9位という結果でした。
その点数は200点中175.70点ということがわかりました。
なお、そのほかの車両も確認してみると、1位がスバルのレヴォーグで、その点数は186.91点でした。
ここからも分かるように、9位のヤリスクロスと1位のレヴォーグでは10点程度しか点数が変わりません。
そのため、安全性能は大きくは変わらないことがわかります。
ヤリスクロスの新車価格と中古車価格
ここからは、ヤリスクロスの新車と中古車の価格を紹介します。
気になっている方は、ぜひ参考にしてください。
グレード |
ガソリン車 |
ハイブリッド車 |
||
2WD |
4WD |
2WD |
E-Four |
|
GR SPORT |
257.1万円 |
ー |
295.4万円 |
ー |
Z“Adventure” |
255.1万円 |
278.2万円 |
292.5万円 |
315.6万円 |
Z |
243.5万円 |
266.6万円 |
280.9万円 |
304万円 |
G |
215万円 |
238.1万円 |
252.4万円 |
275.5万円 |
X |
190.7万円 |
213.8万円 |
229.5万円 |
252.6万円 |
中古車価格相場
グレード | ガソリン車 | ハイブリッド車 |
中古車価格 | 245.8万円〜291.8万円 | 248.8万〜298.8万円 |
まとめ
本記事では、ヤリスクロスの安全装備に着目して紹介してきました。
ヤリスクロスの安全装備には、「Toyota Safety Sense」をはじめ、豊富な装備が搭載されています。
機能の中には、事故の予防や衝突時の衝撃軽減、さらには駐車をサポートするシステムまで含まれており、運転者と同乗者の安全をしっかりとサポートしてくれます。
安全性能の充実により、さまざまな状況でも安心してドライブを楽しめる一台といえるでしょう。
よくある質問
Q1.ヤリスクロスの安全装備は全グレードで標準装備ですか?
A.基本的な安全装備である「Toyota Safety Sense」は全グレードに標準装備されています。ただし、グレードによっては、追加の安全機能がオプションとなる場合があります。
Q2.ヤリスクロスの安全装備は、他のSUVと比べてどうですか?
A.ヤリスクロスは、コンパクトSUVの中でも非常に高いレベルの安全装備を誇ります。トヨタの先進技術を採用した「Toyota Safety Sense」は、他の競合車種と比較しても、特に標準装備の充実度で優れています。
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