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トヨタのハイラックスは、その堅牢なボディと優れたオフロード性能が特徴の車です。
しかし、「購入して後悔している」という声があるのをご存知でしょうか。
本記事では、ハイラックスを選ぶ際に注意すべきポイントや、魅力的な特性、どのような人にぴったりかを詳しく解説します。
ハイラックス購入で後悔をしたくない人は、ぜひ参考にしてください。
目次
ハイラックスのスペックと特徴を紹介
ハイラックスのスペック・特徴
ハイラックスの新車価格と中古車価格
ハイラックス購入で後悔しないために押さえておきたいポイント
運転面の後悔ポイント
内装面の後悔ポイント
費用面の後悔ポイント
ハイラックスにはデメリット以上の魅力も満載
独特のデザインと迫力ある見た目が魅力>
高い視界で乗り心地も抜群
荷台スペースが使いやすく便利
悪路や急坂も安心して走れる
大型車なのに燃費が良くコスパも高い
ハイラックスがぴったりの人はこんな人
たくさんの荷物を積載したい人
買い替え時の価値が高い車を探している人
給油のコストを抑えたい人
ハイラックスの特徴を十分に理解している人
まとめ
ハイラックスのスペックと特徴を紹介
ハイラックスは1968年から発売されている歴史の長い車のひとつで、主に商用車として利用されてきました。
発売から何度もマイナーチェンジを繰り返し、商用車として使われる車の目的が小回りの利くトラックに変わってきたことで、2004年に1度国内での販売を終了します。
そして、次に国内で発売されるようになったのが、2017年に復活した8代目モデルです。
ピックアップトラックと聞くと馴染みのない方も多いかもしれませんが、その理由はピックアップトラックがアメリカを中心に展開しているからです。
そのため、日本ではあまり見られない車種です。
しかし、ハイラックスには高い耐久性と走破性、そして優れた汎用性など、あまり知られていない魅力が豊富にあります。
ここでは、ハイラックスのスペックと特徴を紹介します。
ハイラックスのスペック・特徴
まず、ハイラックスのスペックを見ていきましょう。
【ハイラックスのスペック】
車両サイズ (全長×全幅×全高) |
5,320mm×1,900mm×1,840mm 5,340mm×1,855mm×1,800mm |
荷室サイズ (荷台長×荷台幅×荷台高) |
1,520mm×1,535mm×480mm |
車体重量 |
2,100kg~2,160kg |
ナンバー |
1ナンバー |
エンジン |
直列4気筒2.4Lディーゼルターボ |
駆動方式 |
4WD |
トランスミッション |
6AT |
燃費(WLTCモード) |
11.7km/L |
新車価格 |
407.2万円~477.2万円 |
ハイラックスは豊富にある車の中でも「ピックアップトラック」と呼ばれる車種に位置します。
トラックとよばれることから普通貨物車に分類され、ナンバーは「1ナンバー」です。
大型サイズですが乗車可能人数は5名と少なめで、2列目以降は荷室スペースです。
荷室スペースは、1,520mm×1,535mm×480mmと大型サイズで、商用車として使用されていた理由がわかります。
駆動方式は4WDのみで、排気量も2.4Lの直列4気筒のディーゼルエンジンとなっており、走破性も優れています。
車高も高いことからオフロードでも活躍できる車です。
ハイラックスの新車価格と中古車価格
ハイラックスの価格も確認しておきましょう。
いくつかグレードがありますので、グレード別に紹介していきます。
新車価格 |
グレード名 |
車両本体価格 |
Z |
407.2万円 |
|
Z“GR SPORT” |
431.2万円 |
|
Z“Revo ROCCO Edition” |
477.2万円 |
|
中古車価格 |
359.8万〜515.8万円 |
ハイラックスの価格は、新車で407.2万〜477.2万円、中古車で359.8万〜515.8万円となっています。
こちらからも分かるように、新車と中古車の価格は大きく異なりません。
中古車の場合は、オプションが取り付けられているモデルもあるため、オプションを確認してから選びましょう。
ハイラックス購入で後悔しないために押さえておきたいポイント
ハイラックスを購入した人のなかで後悔したという人もなかにはいます。
その理由を調査してみると、以下のポイントがあることがわかりました。
・運転面の後悔
・内装面の後悔
・費用面の後悔
それぞれ詳しく紹介します。
運転面の後悔ポイント
運転面の後悔には、5つポイントが挙げられます。
サイズが大きく運転しづらい
先述したようにハイラックスは大型と言える車両サイズです。
特に全長は5,000mmを超えるので、運転する方によっては運転しづらいと感じる方がいるかもしれません。
小回りがききにくい
ハイラックスはサイズが大きいことに加えて、小回りも利きにくいです。
ハイラックスの最小回転半径は6.4mと大きめに設定されています。
最小回転半径とは、ハンドルを最大限に切った状態で旋回した際、1番外側のタイヤの中心が描く円の半径のことをいい、数字が大きいほど小回りが利きにくくなります。
同等の全長であるハイエースと比べると、最小回転半径が6.1mとなっており、ハイラックスの方が小回りがききにくい傾向です。
そのため、都市部や住宅街で運転する際は、取り回しに苦労してしまいます。
駐車しにくい
車両サイズが大きいところが特徴のハイラックスですが、「駐車が難しい」という声も多数挙げられています。
全長が5,000mmを超えるところも大型といえますが、全幅1,900mm、全高1,840mmと、こちらも大型サイズです。
そのため、駐車にも苦労してしまう可能性があります。
特に立体駐車場や機械式立体駐車場に駐車する際は、スペースが限られていますので、場所によっては停められない可能性があるため注意しましょう。
ディーゼルエンジンである
ハイラックスはディーゼルエンジンしか選択できず、その独特のエンジン音や振動が好まれる理由のひとつです。
一方、ディーゼルエンジンに慣れていない方は、不快と感じる方もいます。
また、運転した際に出る煙が気になる方も多い傾向です。
乗り心地が悪い
もともとハイラックスは商用車として作られているので、乗り心地に関しては、あまり考慮されていません。
装着されているサスペンションも、重い荷物に耐えられるように設計されていることから、耐久性の高いものが使用されています。
そのため、運転時は突き上げを感じる乗り心地となっており、快適とはいえません。
内装面の後悔ポイント
内装面での後悔には、次の3つが挙げられます。
乗り降りがしづらい
ハイラックスの最低地上高は215mmあります。
20cm以上足を上げる必要があるため、子どもや身長が低い人によっては乗り降りがしづらく感じてしまうでしょう。
後部座席が狭く感じる
ハイラックスは5,000mmを超える大型車にもかかわらず、乗車可能人数は5名と少なめです。
さらに後部座席の後ろは荷室にあたるので、座席を後ろに下げたり、角度を変えることも難しいです。
そのため、後部座席は狭いと感じてしまうでしょう。
荷台の使い道に困る
通常、ハイラックスの荷台部分には屋根がついておらず、荷物の固定や雨天時の対策が必要です。
そのため、「荷台を使うときに困る」という声も多数見受けられます。
しかし、ハイラックスには、屋根に取り付けられるカバーがオプションで装備可能です。
また、後部座席は折りたためるので、雨で濡れたくない荷物は後部座席に積んでおくという方法もあります。
費用面の後悔ポイント
費用面の後悔には、次の3つが挙げられます。
燃費がガソリン車と変わらない
ハイラックスの燃料は、ガソリン車よりも燃費の良い軽油を使用しています。
しかし、ハイラックスの燃費はWLTCモードで11.7km/Lと、決して燃費効率が良いとは言えません。
1年間に10,000km走ると仮定して、かかる燃料費を計算すると以下のようになります。
・10,000÷11.7km/L=約855L
・軽油価格が1L150円とすると、150×855L=128,250円
つまり1年間で128,250円かかるということです。
最近のディーゼル車であれば、燃費が15.0km/Lを超えてくるのが当たり前なので、そちらと比べると燃費効率が良くないことがわかります。
高速料金が高い
ハイラックスは、普通貨物自動車にあたるので、普通車ではなく中型車に分離されます。
そのため、高速道路の料金は普通車よりも割高となります。
また、中型車は高速道路の割引が適用されません。
ハイラックスの定員は5名なので、普通車感覚で乗っていると、維持費が高いと感じてしまうでしょう。
毎年車検がある
ハイラックスは普通貨物自動車にあたるので、車のナンバーは1です。
ナンバー1にあたる普通貨物自動車は、車検が新車登録から2年、以降は毎年車検が必要です。
一般的な自動車であれば、新車登録から3年、以降は2年に1回となっているので、比べると手間や費用がかかってしまいます。
とはいえ、毎年車検があるということは、車の点検も毎年行ってくれるということです。
そのため、車の状態がこまめにわかり、安心につながります。
また、ハイラックスは頑丈という声も多いので、パーツ交換や修理の機会が少なく、メンテナンス費用は抑えられるでしょう。
ハイラックスにはデメリット以上の魅力も満載
ハイラックスを所有する方には、「後悔」という声が多い反面、魅力も多いと感じる方も多数います。
ここでは、ハイラックスのメリットに焦点を当て、その魅力を紹介します。
独特のデザインと迫力ある見た目が魅力
日本ではあまり見られない車ということもあり、ほかの方とは被りにくく、特別感を感じられるでしょう。
また、見た目も独特のデザインと迫力があるので、街中やアウトドアで見かけると、一目置かれる存在になることは間違いありません。
高い視界で乗り心地も抜群
ハイラックスは乗り心地が悪いと言われる一方で、乗り心地が良いと感じる方もいます。
ハイラックスは、商用車として作られたのでサスペンションが硬く、突き上げるような乗り心地になりやすいです。
しかし、車高が高い分、視界は非常に見やすいです。
また、車高が低い車は大きく揺れやすいですが、ハイラックスに関しては車高が高いので、衝撃が伝わりづらいメリットもあります。
荷台スペースが使いやすく便利
後悔ポイントのところで、「荷台の使い道に困る」と紹介しましたが、使い道さえ決まっていれば、ここまで使い勝手の良い車は他にありません。
ハイラックスの荷室サイズは、「1,520mm×1,535mm×480mm」と非常に大型サイズです。
また、最大500kgまで積載可能なので、幅広いシーンで活躍するでしょう。
そのため、キャンプやサーフィンなどの荷物が多くなるアウトドアなどで活躍できます。
悪路や急坂も安心して走れる
ハイラックスに使用されているディーゼルエンジンは、悪路走行や急坂に強い特徴を持っています。
また、最大トルク数は「400Nm/r.p.m」を持っており、力強いスポーティな走行が可能です。
そのため、舗装されていない悪路でも走行でき、本格的なアウトドアに行くときや山道を走るのに最適な車といえます。
大型車なのに燃費が良くコスパも高い
ハイラックスの燃費はWLTCモードで11.7km/と紹介しましたが、こちらの数値は人によって高いか低いかが異なります。
また、ハイラックのサイズを加味して燃費をみると、全長5,000mmを超える車としては、燃費が良いとも判断できます。
したがって、サイズや性能も含めて考えると、燃費が良いと感じる方も多いでしょう。
ハイラックスがぴったりの人はこんな人
ここまで、ハイラックスのメリット・デメリットを紹介してきましたが、実際にハイラックスを手に入れて後悔しない方はどのような方なのでしょうか。
たくさんの荷物を積載したい人
ハイラックスの荷室スペースは、最大500kgまでなら積載できるところが大きな魅力です。
アウトドアやスポーツ、日常で大量の買い物をする方など、積載する荷物が多い方にぴったりです。
また、大きめの家具や家電も載せられるので、配送料も抑えられます。
買い替え時の価値が高い車を探している人
ハイラックスの新車と中古車の価格を比べてみると、その差額は安くて50万円です。
たとえば、400万円で購入した車が350万円で売却できるということなので、非常にお得と言えます。
場合によっては、新車価格よりも中古車価格の方が高くなるケースもあるので、資産価値が非常に高い車と言えるでしょう。
給油のコストを抑えたい人
ハイラックスの燃料は、ガソリンよりも1Lあたり20円ほど安い軽油を使用しています。
そのため、同じ量の燃料を給油しても、1回に対するコストが安く済みます。
同レベルの車と比較するなら、ハイラックスの方がコストを安く抑えられるでしょう。
ハイラックスの特徴を十分に理解している人
ここまで紹介してきたとおり、ハイラックスにはメリットもデメリットもあります。
デメリットだけを見ると、サイズ感や運転のしにくさ、維持費が高くなるなど、後悔にしかつながりません。
しかし、それ以上にメリットが豊富で、積載できる荷物の量や悪路走行の高さ、そして独自性のあるデザインなど、多くの魅力が感じられます。
ハイラックスの特徴を十分に理解すれば、デメリットを上回る魅力を感じられますので、ぜひ検討してください。
まとめ
本記事では、ハイラックス購入で後悔しないために押さえておきたいポイントと、一方の魅力も紹介しました。
ハイラックスは、その独特なデザインやサイズ感、中型車というところから、運転や内装、費用の面で後悔する方がいます。
反面、荷室スペースの大きさや独特のデザイン、優れた走行性能など、魅力も豊富にあります。
もし気になる方がいれば、1度試乗してみるなど、実際の乗り心地や使い勝手を感じてみてください。
よくある質問
Q1.ハイラックスを選んで後悔した場合、どうすればよいですか?
A もし後悔している場合は、車の使い方を見直すことが大切です。必要に応じてカスタマイズしたり、他の用途での活用を考えたりするのが良いでしょう。また、中古市場でのリセールバリューが高いため、売却を考えるのも一つの手です。
Q2.ハイラックスの収納スペースについて後悔することはありますか?
A.ハイラックスの荷室スペースは、一般的な車と比べて非常に大きいです。しかし、車内サイズは大型車でありながらも広いとは言えません。荷物を車内へおきたい方は、狭いと感じる場合があります。
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