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ヤリスクロスは、ヤリスから派生した人気のコンパクトSUVです。
特に燃費性能が優れており、同クラスの中でもトップクラスの性能を誇ります。
しかし、実際の燃費やエンジン、グレードによる違いが気になる方も多いでしょう。
本記事では、ヤリスクロスの燃費性能が良いと言われる理由を詳しく解説し、エンジンやグレード別の比較、実燃費の実態をお伝えします。
車選びの参考にぜひ役立ててください。
目次
なぜヤリスクロスは燃費が優れているのか?
コンパクトかつ軽量なエンジンで高効率を実現
風の抵抗を最小限に抑えたフォルム
ヤリスクロスの燃費|エンジンやグレード別に比較
エンジンや駆動別の燃費の違い
グレード別の燃費の違い
カタログ燃費と実燃費の違い
ライバル車種との燃費を比較
燃費だけじゃない!ヤリスクロスの魅力
【魅力①】コンパクトなのに広い室内と荷室
【魅力②】抜群の走行力
【魅力③】安全運転サポート機能
【魅力④】ガソリンから電力供給!災害時も安心
ヤリスクロスの燃費性能を高める工夫
メンテナンスを定期的に実施する
丁寧な運転を心がける
ヤリスクロスの価格
まとめ
なぜヤリスクロスは燃費が優れているのか?
ヤリスクロスは、燃費が優れていることで注目を浴びています。
その燃費性能は、最大値30.8km/Lとなっており、同じサイズ感であるコンパクトSUVと比較しても、非常に優れた性能が備えられていることがわかります。
では、なぜヤリスクロスは、ここまで良い数値となっているのでしょうか?
ここでは、ヤリスクロスの燃費性能が優れている2つの理由を紹介します。
コンパクトかつ軽量なエンジンで高効率を実現
ヤリスクロスの燃費性能が優れている理由の1つ目が、コンパクトかつ軽量なエンジンを採用することで、燃焼技術の向上と優れた走行性を両立させたからです。
ヤリスクロスには、1.5Lのダイナミックフォースエンジンが搭載されています。
こちらのエンジンは、コンパクト化、そして軽量化を徹底的にすることで、優れた走行性能や燃費性能、そして環境性能を発揮できるようになりました。
同じサイズ感の他の車種と比べても、クラストップレベルと言える、優れた燃費とパワーを両立させています。
風の抵抗を最小限に抑えたフォルム
ヤリスクロスの燃費性能は、車体の素材や形状も関係しています。
ボディに使用されている素材には、軽量かつ高剛性のコンパクトボディが使用されています。
この設計は、エンジン配置を最適化し、低重心化されることで、軽くて風の影響を受けにくいフォルムです。
また、SUVらしい車高を保ちながらも、軽快で安定した走行が可能です。
さらに、空力性能を高めるリアスポイラーやスタビライジングフィンを装備することで、空気抵抗を減少させ、燃費性能の向上を図っています。
ヤリスクロスの燃費|エンジンやグレード別に比較
ヤリスクロスの燃費は、カタログ数値を見てみると、17.1km/L~30.8km/Lとありましたが、エンジンやグレード別でみると、どのくらいなのでしょうか。
ここからは、以下の項目で燃費の比較を紹介していきます。
・エンジンや駆動式別
・グレード別
・カタログ燃費と実燃費
・ライバル車との比較
エンジンや駆動別の燃費の違い
ヤリスクロスには、ガソリンエンジンモデルとハイブリッドモデルが用意されており、駆動方式には2WDとE-Four(4WD)があります。
それぞれ以下に表にして比較しました。
モデル |
ハイブリッド車 |
ガソリン車 |
||
駆動方式 |
2WD |
E-Four |
2WD |
4WD |
燃費 (WLTCモード) |
25.0km/L~30.8km/L |
26.0km/L~28.7km/L |
17.6km/L~19.8km/L |
17.1km/L~18.4km/L |
上記の表のとおり、エンジンで見るとハイブリッド車の方が燃費が良く、駆動方式で見ると2WDの方が良いことがわかります。
つまり、ハイブリッド車で2WDのグレードを選べば、より燃費が優れているということです。
グレード別の燃費の違い
次はグレード別で燃費を見ていきましょう。
【ハイブリッド車】
グレード |
GR SPORT |
Z“Adventure” |
Z |
G |
X |
燃費 (WLTCモード) |
25.0km/L |
27.8km/L |
27.8km/L |
30.2km/L |
30.8km/L |
【ガソリン車】
グレード |
GR SPORT |
Z“Adventure” |
Z |
G |
X |
燃費 (WLTCモード) |
17.6km/L |
18.3km/L |
18.3km/L |
19.4km/L |
19.8km/L |
グレード別で比較すると、下位グレードの方が優れた燃費だということがわかります。
やはり下位グレードの方が、重量が軽いぶん燃費も優れているということです。
カタログ燃費と実燃費の違い
次にカタログ燃費と実燃費を見ていきましょう。
エンジン仕様 |
ハイブリッド車 |
ガソリン車 |
||
駆動方式 |
2WD |
E-Four |
2WD |
4WD |
カタログ燃費 (WLTCモード) |
25.0km/L~30.8km/L |
26.0km/L~28.7km/L |
17.6km/L~19.8km/L |
17.1km/L~18.4km/L |
実燃費 |
23.55km/L |
21.68km/L |
15.17km/L |
13.90km/L |
カタログ燃費と実燃費を比べてみると、やはり実燃費の方が劣ります。
しかし、それであっても燃費は優れていると言え、特にハイブリッド車はどちらの駆動方式もリッター20kmを超える数値でした。
ちなみにリッター20kmを超える車は、コンパクトカー並に燃費が良いです。
ライバル車種との燃費を比較
次にライバル車種との燃費を見ていきましょう。
以下のライバル車種と燃費を比較してみました。
・【ホンダ】ヴェゼル
・【日産】キックス
・【ダイハツ】ロッキー
・【トヨタ】ライズ
車種 |
ヤリスクロス |
ヴェゼル |
キックス |
ロッキー |
ライズ |
|
燃費 (WLTCモード) |
ガソリン車 |
17.1km/L~19.8km/L |
15.0km/L |
ー |
17.4km/L〜20.7km/L |
17.4〜20.7km/L |
ハイブリッド車 |
25.0km/L~30.8km/L |
21.3km/L〜26.0km/L |
19.2km/L〜23.0km/L |
28.0km/L |
28.0km/L |
ライバル車種と比較してみると、ガソリン車はロッキーやライズの方が優れた燃費ということがわかりました。
しかし、ハイブリッド車に関しては、ヤリスクロスが圧倒的に優れていることがわかります。
燃費だけじゃない!ヤリスクロスの魅力
燃費で選ぶならヤリスクロスと思われる方も多いかもしれませんが、ヤリスクロスには燃費以外の魅力も豊富にあります。
ここからは、燃費以外のヤリスクロスの魅力を見ていきましょう。
【魅力①】コンパクトなのに広い室内と荷室
ヤリスクロスはコンパクトな車体でありながら、室内と荷室の広さが魅力です。
4:2:4や6:4の分割可倒式リアシートにより、長尺物や大きな荷物も簡単に積むことができ、シートを全て倒せば自転車でも収納可能です。
また、荷室の高さは2段階で調整できるため、さまざまな荷物に対応しています。
日常の買い物からアウトドアまで、多彩なシーンで使える実用的な車です。
【魅力②】抜群の走行力
ヤリスクロスはコンパクトSUVながら、走行性能が抜群です。
ハイブリッドモデルには「E-Four」電気式4WDシステムが搭載され、滑りやすい路面でも安定した走りを実現しています。
さらに、ガソリンモデルには「マルチテレインセレクト」が標準装備され、ぬかるみや砂利道でもスムーズに走行可能です。
最小回転半径5.3mの小回り性能と高い静粛性も兼ね備え、街中や狭い道での取り回しがしやすく、快適なドライブを楽しめます。
【魅力③】安全運転サポート機能
ヤリスクロスには、トヨタの先進的な安全技術「Toyota Safety Sense」が標準装備されています。
単眼カメラとミリ波レーダーを活用し、衝突回避や被害軽減をサポート、プリクラッシュセーフティは歩行者や自転車との衝突を防ぎ、プロアクティブドライビングアシストは運転時のリスクを先読みして対応します。
さらに、駐車支援システム「アドバンストパーク」により、駐車が苦手な方でもスムーズに駐車が可能。
安心、安全なドライブをサポートする機能が充実しています。
【魅力④】ガソリンから電力供給!災害時も安心
ヤリスクロスは、非常時に役立つ電力供給機能を備えています。
メーカーオプションで設置できるAC100V電源(非常時給電システム付き)は、最大1,500Wの電力を供給可能。
スマートフォンの充電はもちろん、電気ストーブやケトルなどの電化製品も利用でき、ガソリン満タンで約5日間電力を供給できます。
停電時だけでなく、アウトドアやレジャーでも活躍し、安心してさまざまなシーンで電力を確保できる点が魅力です。
ヤリスクロスの燃費性能を高める工夫
ヤリスクロスの燃費が優れていることがわかりましたが、日頃の使い方やメンテナンス頻度によっては、燃費性能が落ちてしまいます。
以下で紹介する燃費性能を高める工夫を参考に、燃費が落ちないようにしましょう。
メンテナンスを定期的に実施する
いくら燃費性能の優れた車であっても、メンテナンスできていないと性能は少しずつ落ちていきます。
燃費性能と大きく関係しているパーツは、エンジン以外にエンジンオイル、スパークプラグ、エアクリーナー、タイヤなどです。
特にタイヤの空気圧は燃費と大きく関係しています。
自分でメンテナンスするのが難しいところは、ディーラーなどプロの業者に依頼しましょう。
丁寧な運転を心がける
日頃の運転も燃費性能に大きな影響を与えます。
たとえば、以下のことに注意が必要です。
・アイドリングを控える
・エンジンブレーキを活用する
・急発進、急ブレーキなど車の負担を減らす
このほかにも燃費計を使うのもおすすめです。
燃費計は、平均燃費から最高燃費、瞬間燃費などを計測してくれるので、自分がどの程度車に負担をかけているのかがわかりやすくなります。
ヤリスクロスの価格
最後にヤリスクロスの価格について紹介します。
新車 |
ガソリン車 |
190.7万〜278.2万円 |
ハイブリッド車 |
229.5万〜315.6万円 |
|
中古車 |
ガソリン車 |
43.8万〜287.8万円 |
ハイブリッド車 |
274.8万〜293.8万 |
ヤリスクロスの価格は、新車で190.7万〜315.6万円、中古車で43.8万〜293.8万円です。
中古車の方では最低価格で50万円を切っているため、手頃なため購入しやすいでしょう。
まとめ
本記事ではヤリスクロスの燃費が良い理由と、エンジンやグレードなどの比較を紹介しました。
ヤリスクロスは、同レベルの車種と比べても、トップクラスに良い燃費性能を備えています。
また、燃費性能以外にも優れた収納力や走行力、そして安全機能も兼ね備えています。
もし、環境に優しく使い勝手の良い車をお探しなら、ヤリスクロスは一度試してみても良いでしょう。
ぜひご自身のライフスタイルに合わせた最適なグレードを選んで、快適なドライブをお楽しみください。
よくある質問
Q1.ヤリスクロスの内装オプションにはどのようなものがありますか?
A.ヤリスクロスには、シートヒーターやターンチルトシート、ナビゲーションシステムなどの内装オプションが用意されています。また、収納スペースの追加やカスタマイズ用のアクセサリーも充実しており、個々のニーズに合わせた内装カスタマイズが可能です。
Q2.ヤリスクロスの内装は家族での利用に適していますか?
A.はい、ヤリスクロスは家族利用にも適しており、後部座席も広めに設計されているため、快適に乗車できます。安全装備やチャイルドシートの固定が簡単なシートもあり、ファミリーカーとしても十分な機能を備えています。また、荷物を多く積むことができる広いラゲッジスペースも、家族旅行や買い物に便利です。
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