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マツダのSUVは、その洗練されたデザインと優れた走行性能で、国内外問わず人気を誇ります。
他社と比べても豊富なラインナップが魅力ですが、どのモデルを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
この記事では、マツダの現行SUVはもちろん、過去に生産終了したモデルや海外専用モデルまで徹底的に解説します。
各モデルのスペックや価格情報も比較していますので、マツダSUVに興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
まとめ
マツダSUVとはどんな車?
マツダSUVのラインナップ一覧
【現行】国内で販売されているマツダSUV
CX-3
CX-5
CX-30
MX-30
CX-60
【過去モデル】生産終了後も人気があるマツダのSUV
CX-8
CX-5(初代)
海外で展開しているマツダSUV
CX-4
CX-50
CX-70
CX-9
CX-90
マツダSUVのスペックを比較
現行のマツダSUV
生産終了したマツダのSUV
マツダSUVの購入価格
新車価格
中古車価格
まとめ
マツダSUVとはどんな車?
SUVは、アウトドアをはじめ、レジャーや日常使いなど多機能に利用できる万能な車です。
さまざまなメーカーがSUVを発売していますが、マツダもその中の1つです。
マツダのSUVは、「人馬一体」をコンセプトに掲げ、ドライバーと車が一つになったような操作性と走行性能を実現しています。
ドライバーと同乗者に優しい快適で安全な運転を可能としており、狙った通りに曲がるハンドル操作、揺れを感じさせないブレーキコントロールなど、細かな部分まで安心感が行き届いているところが魅力です。
マツダのSUVは「CX」や「MX」と称され、それぞれに意味が付けられています。
CXは、クロスオーバー(C)とスポーツカー(X)を意味し、MXは、”新しいことへの挑戦”というマツダの特別なモデルに与えられる称号のことをいいます。
また、それぞれのアルファベットの後ろは数字で表されますが、数字が大きいほどサイズや排気量が高いモデルです。
マツダSUVのラインナップ一覧
マツダのSUVは、他のメーカーと比べても豊富にあるところも特徴の1つです。
以下に国内で販売されている、販売終了モデル、海外で展開しているモデルの3つに分けて紹介します。
【国内で販売されているもモデル】
・CX-3
・CX-5
・CX-30
・MX-30
・CX-60
【販売終了モデル】
・CX-8
・CX-5(初代)
【海外で展開しているモデル】
・CX-4
・CX-50
・CX-70
・CX-9
・CX-90
マツダが展開しているSUV車は、日本で発売しているモデルが5種類、海外展開しているモデルが5種類、販売終了モデルが2種類の計12種ラインナップがあります。
ほかのメーカーと比べてもSUVを豊富に展開しているのはマツダだけと言っても過言ではないほど、さまざまなモデルが発売されています。
なお、上記の中で唯一のEV車が「MX-30」です。
こちらは、マツダ初のEV車となっています。
それでは次章より、それぞれのスペックや特徴を紹介していきます。
【現行】国内で販売されているマツダSUV
まず、国内で発売されている現行モデルのマツダのSUV車を紹介します。
CX-3
全長×全幅×全高 |
4,275mm×1,765mm〜1,780mm×1,550mm |
乗車定員 |
5人 |
エンジン種類 |
ガソリン・ディーゼル |
駆動方式 |
2WD・4WD |
総排気量 |
1.496〜1.756L |
WLTCモード燃費 |
17.0〜20.0km/L |
マツダCX-3は、コンパクトなボディにエレガントなデザインと俊敏な走りを兼ね備えたSUVです。
2015年の登場以来、人気のモデルとして定着しています。
そのサイズは、トヨタC-HRやホンダヴェゼルよりも小さく、機械式駐車場にも対応可能。
全グレードで2WD(FF)と4WDを選べ、都市部でも扱いやすい車として多くの注目を集めています。
CX-5
全長×全幅×全高 |
4,545mm×1,840mm×1,690mm |
乗車定員 |
5人 |
エンジン種類 |
ガソリン・ディーゼル |
駆動方式 |
2WD・4WD |
総排気量 |
1.997L〜2.488L |
WLTCモード燃費 |
13.0〜19.5km/L |
マツダCX-5は、洗練されたデザインと高い性能を備えたミドルクラスのクロスオーバーSUVです。
2017年にフルモデルチェンジされた2代目モデルは、都会的なエレガンスを取り入れ、上質さを増しています。
2Lガソリンモデルからパワフルな2.5Lターボ、燃費の高い2.2Lディーゼルまで、多彩なエンジンラインアップを揃え、力強い走行が可能です。
また、広い荷室と安定した走行性能により、ファミリーでのアウトドアにも適しています。
CX-30
全長×全幅×全高 |
4,395mm×1,795mm×1,540mm |
乗車定員 |
5人 |
エンジン種類 |
ディーゼル・ハイブリッド |
駆動方式 |
2WD・4WD |
総排気量 |
1.756〜1.997L |
WLTCモード燃費 |
15.2〜19.5km/L |
マツダCX-30は、CX-3とCX-5の中間に位置するコンパクトSUVで、都市部での使いやすさと実用性を兼ね備えています。
ベースはマツダ3で、後席や荷室の広さが特徴です。
エンジンは、軽快な2Lガソリンや1.8Lディーゼル、独自技術「スカイアクティブX」を採用した2Lガソリンスーパーチャージャー付きも選べ、加速感と低燃費を両立しています。
立体駐車場にも対応できるサイズ感で、日常からアウトドアまで幅広く活躍するモデルです。
MX-30
全長×全幅×全高 |
4,395mm×1,795mm×1,550mm |
乗車定員 |
5人 |
エンジン種類 |
ハイブリッド・EV |
駆動方式 |
2WD・4WD |
総排気量 |
1.997L |
WLTCモード燃費 |
15.1〜15.6km/L |
マツダMX-30は、独特な観音開きの「フリースタイルドア」を採用したコンパクトSUVで、スタイリッシュなデザインが特徴です。
穏やかなボディデザインが女性ユーザーを意識したものとなっており、電動化を進めるマツダの先進技術の象徴的なモデルです。
2Lガソリンエンジンのマイルドハイブリッド、ピュアEV、そしてロータリーEVの3種類のパワーユニットが揃い、環境に配慮しつつ快適な走行性能を提供します。
特に、EVモデルは静かでスムーズなドライブが魅力です。
CX-60
全長×全幅×全高 |
4,740mm×1,890mm×1,685mm |
乗車定員 |
5人 |
エンジン種類 |
ガソリン・ディーゼル・ハイブリッド・プラグインハイブリッド |
駆動方式 |
2WD(FR)・4WD |
総排気量 |
2.488〜3.283L |
WLTCモード燃費 |
14.1〜21.1km/L |
マツダCX-60は、FR(後輪駆動)ベースで直列6気筒ディーゼルターボエンジンを搭載した新プラットフォーム「ラージ群アーキテクチャー」を採用した高級SUVです。
マツダのラインナップでは最大のボディサイズを持ち、5人乗り仕様に限定されています。
パワーユニットは2.5Lガソリン、PHEV、3.3Lディーゼルなど、豊富な選択肢があり、8速ATが採用されています。
スポーティな走行感と高級感あふれる内装が特徴で、プレミアムSUV市場にも十分対応するモデルです。
【過去モデル】生産終了後も人気があるマツダのSUV
ここからは、生産終了後も人気のあるマツダのSUV車を紹介します。
CX-8
全長×全幅×全高 |
4,575mm×1,845mm×1,690mm |
乗車定員 |
6〜7人 |
エンジン種類 |
ガソリン・ディーゼル |
駆動方式 |
2WD・4WD |
総排気量 |
2.188〜2.488L |
WLTCモード燃費 |
11.6〜15.8km/L |
マツダCX-8は、CXシリーズで唯一3列シートを備えたファミリー向けSUVです。
北米向けのCX-9をベースに、日本市場向けに全幅をCX-5と同じサイズに抑え、取り回しやすくなっています。
サードシートも170cm前後の大人が快適に座れる広さを確保し、ミニバンの代替としても選ばれるモデルです。
エンジンには、2.2Lディーゼルターボエンジンを搭載し、パワフルな走行性能を実現しつつ、最上級グレードでも比較的手頃な価格帯で購入可能です。
CX-5(初代)
全長×全幅×全高 |
4,540mm×1,840mm×1,705mm |
乗車定員 |
5人 |
エンジン種類 |
ガソリン |
駆動方式 |
2WD・4WD |
総排気量 |
1.997~2.188L |
WLTCモード燃費 |
不明 |
初代マツダCX-5は、2012年に登場し、マツダのSUV人気を確立したモデルです。
現行の2代目とは異なるデザインながら、ボディサイズはほぼ同じで、広い居住空間と十分な荷室容量を備えています。
2Lガソリンと2.2Lディーゼルターボエンジンが選べ、特にディーゼルは力強さと静粛性が高く評価されました。
さらに、2013年には2.5Lガソリンが追加され、安全性能も進化を続け、衝突被害軽減ブレーキなどを早期に採用しています。
海外で展開しているマツダSUV
ここからは、海外で展開しているマツダのSUV車を紹介します。
逆輸入で手に入るものもありますので、興味のある方はぜひチェックしてください。
CX-4
全長×全幅×全高 |
4,633mm×1,840mm×1,586mm |
乗車定員 |
5人 |
エンジン種類 |
ガソリン・ディーゼル |
駆動方式 |
FF(2WD)・AWD(4WD) |
総排気量 |
1,997〜2,488cc |
WLTCモード燃費 |
不明 |
マツダCX-4は、2016年に中国市場向けに登場した限定モデルで、国内では取り扱われていません。
CX-3とCX-5の中間に位置するこのSUVは、スポーティなデザインと強化された足回りが特徴です。
エンジンは2.0Lと2.5Lガソリン車が設定され、中国市場のニーズに応えています。
特にリアビューが印象的で、現地では高い人気を誇り、「2017中国カーデザイン・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど、デザイン面でも高く評価されています。
CX-50
全長×全幅×全高 |
4,720mm×1,920mm×1,605mm |
乗車定員 |
5人 |
エンジン種類 |
ガソリン・ガソリンターボ・ハイブリッド |
駆動方式 |
4WD(i-ACTIV AWD) |
総排気量 |
2,500cc |
WLTCモード燃費 |
不明 |
マツダCX-50は、2022年に北米市場向けに登場したSUVで、アラバマ州のマツダ・トヨタ合弁工場で生産されています。
CX-50は、力強い「ラギッド」なデザインが特徴で、アウトドア志向のユーザーに向けたモデルです。
エンジンは2.5Lガソリンとターボ仕様があり、AWDを採用。
2025年モデルからはハイブリッドも追加され、燃費効率が約40%向上しています。
北米専用車種であり、日本での販売は予定されていません。
CX-70
全長×全幅×全高 |
5,100mm×1,994mm×1,745mm |
乗車定員 |
5人 |
エンジン種類 |
ガソリンターボ・ハイブリッド・プラグインハイブリッド |
駆動方式 |
FR(後輪駆動) |
総排気量 |
3283cc |
WLTCモード燃費 |
10.5km/L |
マツダCX-70は、北米市場向けに開発された2列シートのミッドサイズSUVで、2022年以降に導入が予定されています。
CX-70は「ラージ商品群」に属し、プラグインハイブリッドや48Vマイルドハイブリッドといった電動化技術を全グレードに採用しています。
パワートレインには、3.3L直列6気筒エンジンや2.5Lプラグインハイブリッドを搭載。
スポーティなデザインと高い機能性を備え、アクティブなライフスタイルに対応するモデルです。
CX-9
全長×全幅×全高 |
5,065mm×1,970mm×1,715mm |
乗車定員 |
7人 |
エンジン種類 |
ガソリンターボ |
駆動方式 |
FF・4WD |
総排気量 |
不明 |
WLTCモード燃費 |
11.4km/L |
マツダCX-9は、2007年に北米市場でデビューした3列シートの大型クロスオーバーSUVです。
7人乗りの設計で、ミニバン需要が減少した北米市場において、MPVの後継車として登場しました。
街乗りに適した乗用車ベースのCUVとして開発され、初代モデルはV6 3.7Lエンジンを搭載し、全長5メートル超の大型サイズが特徴です。
日本市場ではその大きさから導入されていませんが、北米ではファミリー向けSUVとして人気を集めています。
CX-90
全長×全幅×全高 |
5,120mm×2,157mm×1,745mm |
乗車定員 |
8人 |
エンジン種類 |
ガソリン・プラグインハイブリッド |
駆動方式 |
i-Activ AWD |
総排気量 |
3,300cc |
WLTCモード燃費 |
12.8km/L(プラグインハイブリッド) |
マツダCX-90は、2023年に発表された北米向けの大型SUVで、3列シートを備えたフラッグシップモデルです。
CX-9の後継車種として位置付けられ、ワイドなボディとゆとりのある室内空間が特徴です。
パワートレインにはプラグインハイブリッドと3.3リッター直列6気筒エンジンが搭載され、環境性能と高い走行性能を両立。
スタイリッシュなデザインと優れた居住性で、北米市場のSUVセグメントで注目されています。
マツダSUVのスペックを比較
マツダのSUV車のスペックも比較してみましょう。
ここでは、現行モデルと生産終了したモデルに分けて紹介していきます。
現行のマツダSUV
|
CX-3 |
CX-30 |
CX-5 |
MX-30 |
CX-60 |
全長 |
4,275mm |
4,395mm |
4,575mm |
4,395mm |
4,740mm |
全幅 |
1,765mm、1,780mm |
1,795mm |
1,845mm |
1,795mm |
1,890mm |
全高 |
1,550mm |
1,540mm |
1,690mm |
1,550mm |
1,685mm |
車両総重量 |
1,210kg~1,370kg |
1,470kg~1,500kg |
1,540kg~1,730kg |
1,460kg~1,520kg |
1,680kg~1,940kg |
総排気量 |
1.496L、1.756L |
1.756L、1.997L |
1,997L~2.488L |
1.997L |
2.488L、3.283L |
乗車定員 |
5人 |
5人 |
|||
燃費(WLTCモード) |
17.0km/L~20.0km/L |
15.5km/L~19.5km/L |
13.0km/L~19.5km/L |
15.6km/L、15.1km/L |
14.1km/L~21.1km/L |
生産終了したマツダのSUV
|
CX-8 |
CX-5初代 |
全長 |
4,900mm |
4,545mm |
全幅 |
1,840mm |
1,840mm |
全高 |
1,730mm |
1,690mm |
車両総重量 |
1,730kg~1,930kg |
1,510kg |
総排気量 |
2.488L、2.188L |
1.997L〜2.488L |
乗車定員 |
7人/6人 |
5人 |
燃費(WLTCモード) |
11.6km/L~12.4km/L |
14.6km/L〜18.0km/L |
マツダSUVの購入価格
ここまで、マツダで発売されているSUVを紹介してきましたが、やはり気になるのは価格ではないでしょうか。
新車と中古車に分けて紹介します。
新車価格
CX-3 |
227.9万〜343.4万円 |
CX-5 |
290.9万〜422.5万円 |
CX-30 |
275.9万〜368.5万円 |
MX-30 |
264万〜501.6万円 |
CX-60 |
322.3万〜646.2万円 |
中古車価格
CX-3 |
109.8万〜261.8万円 |
CX-5 |
59.8万〜341.5万円 |
CX-30 |
217.8万〜261.8万円 |
MX-30 |
398.1万~ |
CX-60 |
368.8万〜476.5万 |
CX-8 |
219.5万〜348.8万円 |
まとめ
本記事では、マツダSUVのラインアップを現行モデル、過去モデル、海外専用モデルに分けて詳しく紹介しました。
マツダのSUVは、他社メーカーと比べても豊富な種類のSUV車を展開しているところが特徴です。
それぞれにサイズや機能性が異なるので、あなたにぴったりの車種が見つかりやすいです。
気になる車種は試乗してみるなどして、ぜひ手に入れてください。
よくある質問
Q1.CX-5とCX-8の違いは何ですか?
A.主な違いはサイズと座席数です。CX-5は5人乗りで、家族や日常利用に適した中型SUVです。一方、CX-8は3列シートを備え、7人乗りまで可能な大型SUVで、大人数での旅行や広い車内空間が必要な方に向いています。また、CX-8はCX-5よりも全長が長く、荷物も多く積める点がメリットです。
Q2.マツダのSUVはどんな安全技術を搭載していますか?
A.マツダのSUVは、最新の安全技術「i-ACTIVSENSE」を全モデルに搭載しています。「i-ACTIVSENSE」は、衝突被害軽減ブレーキやレーンキープアシスト、ブラインドスポットモニターなどが含まれ、運転中のリスクを軽減します。
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