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エクリプスクロスPHEVは、三菱自動車から販売されているコンパクトSUVです。
流れるような美しいフォルムや安定感のある走り、先進の安全装備などから、高い人気を集めていますが、燃費について不安に思う方もいるでしょう。
そこで本記事では、エクリプスクロスPHEVの燃費について解説していきます。
エクリプスクロスPHEVの燃費でお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
エクリプスクロスPHEVの特徴は?
高い加速力
高速道路での運転支援
充実した安全装備
優れた燃費が実現可能な「PHEV」
力強い走りが特徴のガソリン車
エクリプスクロスの燃費
グレード別カタログ燃費
グレード別実燃費
1カ月・1年間にかかるガソリン代はいくら?
燃費が悪いといわれる理由
ライバル車と燃費を比較してみた!
マツダ「CX-5」
ホンダ「ヴェゼル」
まとめ
エクリプスクロスPHEVの特徴は?
ここでは、エクリプスクロスPHEVの特徴について解説していきます。
高い加速力
エクリプスクロスは「INVECS-lll 8速スポーツモードCVT」を搭載し、低燃費でありながら高い加速力を実現しています。
8速クロスレシオ設定であるため、エンジンを最大限活かせるのが魅力です。
また、ステップシフト制御を採用しており、ダイレクトな加速感を実現します。
さらに、パドルシフトを採用しているため、シフトレバーを操作することなく、スピーディーにシフトチェンジでき、スポーティーな走りを満喫できるでしょう。
高速道路での運転支援
エクリプスクロスは、三菱自動車の運転支援システム「マイパイロット」を搭載しています。
アクセル操作がなくとも一定の速度を保ちながら走行したり、車間距離を維持しながら走行可能です。
加えて、直線やコーナーでステアリングを制御して走行したりできるので、高速道路でも安心して運転できるでしょう。
また、長距離ドライブや渋滞時のドライバーの負担の軽減に繋がり、高速道路での長距離ドライブの快適性の向上が見込めます。
充実した安全装備
エクリプスクロスは、安全装備が充実しているのが特徴です。
1つ目の安全装備は、「衝突被害軽減ブレーキシステム」です。
衝突の危険性がある場合に、ブレーキ制御とドライバーへの注意を自動で行います。
レーダーやカメラを駆使して前方車両や歩行者との相対速度や距離を測るため、走行時の前方不注意などによる衝突事故を未然に防ぐことが可能です。
2つ目の安全装備は、「車線逸脱警報システム」です。
フロントカメラが車線位置を確認し、車線を外れそうになると表示や警報音で警告してくれるため、安定した走りが可能になります。
3つ目の安全装備は、「後側方車両検知警報システム」です。
リヤの電波式レーダーの死角になりやすい隣後方や斜め後方から近づいてくる車両を検知し、後方に車両がいる状態で車線変更をしようとした際に点滅や警報音で注意を促してくれます。
無理な車線変更を防ぎ、衝突などの危険性を減少させることが可能です。
4つ目の安全装備は、ハイビームやロービームの自動切り替えです。
前方に対向車がいたり、周囲が明るかったりといった状況に応じて、自動的にハイビームとロービームを切り替えてくれます。
ドライバーの操作負担を減らす上に、切り替え忘れによる危険性も減少させることが可能です。
優れた燃費が実現可能な「PHEV」
PHEVは前後輪に高出力モーターを配したツインモーターを用いて、バッテリー残量が十分な場合にはモーターが駆動され、残量が少なくなると2.4Lエンジンが電力を補います。
AC200V/15Aの普通充電では約4時間〜5時間かかるものの、急速充電の場合は約25分の短時間で、80%まで充電可能です。
モーターと併用されるエンジンには、2.4L MIVECエンジンを搭載し、低回転域で効率的に発電しています。
PHEV車には、「パラレル走行モード」「シリーズ走行モード」「EV走行モード」の3種類があります。
それぞれの特徴を解説していきます。
パラレル走行モード
モーターがエンジンをアシストして、スムーズな加速を実現します。
高速道路などの車専用道路を走行する際に、自動選択されるモードです。
シリーズ走行モード
エンジンで発電し、モーターで走行します。
バッテリー残量が少なくなった際や加速時に自動的に選択されるモードです。
EV走行モード
モーターのみで駆動します。
静粛性が高く、環境に配慮した走行が可能であるため、市街地で好まれるモードです。
力強い走りが特徴のガソリン車
ガソリン車は1.5Lガソリン直噴MIVECターボエンジンを搭載しています。
トランスミッションはINVECS-lll 8速スポーツモードCVTを採用し、スムーズで快適な加速力を実現しています。
また、8速クロスレシオ設定により、エンジンを最大限まで活かし、ダイレクト加速フィーリングを実現しました。
さらに、ステアリングホイールに手を添えたままシフトチェンジを行えるパドルシフトも採用しており、スポーツカーのようなシフト操作も可能です。
エクリプスクロスの燃費
ここでは、エクリプスクロスのカタログ燃費と実燃費をご紹介していきます。
グレード別カタログ燃費
エクリプスクロスには、PHEVモデルとガソリンモデルがあります。
まず、PHEVモデルのグレード別カタログ燃費は、以下のとおりです。
グレード |
駆動方式 |
カタログ燃費(km/L) |
M |
4WD |
16,4 |
G |
4WD |
16.4 |
BLACK Edition |
4WD |
16,4 |
P |
4WD |
16.4 |
PHEVモデルは、グレードによる燃費の違いはないことが分かります。
次に、ガソリンモデルのグレード別カタログ燃費は、以下のとおりです。
グレード |
駆動方式 |
カタログ燃費(km/L) |
M |
2WD |
13.4 |
4WD |
12.4 |
|
G |
2WD |
13.4 |
4WD |
12.4 |
|
BLACK Edition |
2WD |
13.4 |
4WD |
12.4 |
|
P |
2WD |
13.4 |
4WD |
12.4 |
ガソリンモデルは、駆動方式によって燃費が異なることが分かります。
グレード別実燃費
エクリプスクロスのグレード別の実燃費は、以下のとおりです。
グレード |
駆動方式 |
実燃費(km/L) |
M/G/BLACK Edition/P(PHEVモデル) |
4WD |
17.3 |
M/G/BLACK Edition/P(ガソリンモデル) |
2WD |
12.1 |
M/G/BLACK Edition/P(ガソリンモデル) |
4WD |
11.3 |
実燃費は一般的にカタログ燃費よりも悪くなりやすい傾向にありますが、PHEVモデルの場合はカタログ燃費よりも実燃費の方が燃費が良いことが分かります。
1カ月・1年間にかかるガソリン代はいくら?
以下の条件で使用すると仮定して、エクリプスクロスPHEVの1カ月・1年間にかかるガソリン代を求めます。
・平日1日40km(20日)=800km
・休日1日5km(8日)=40km
・ガソリン代160円
1ヶ月あたりの走行距離は合計で840kmと仮定します。
1カ月あたりのガソリン代は、1カ月の走行距離(840km)÷平均実燃費(17.3km/L)×ガソリン代(160円)=7,776円
1年間あたりのガソリン代は、1カ月あたりのガソリン代(7,776円)×12カ月=93,312円
燃費が悪いといわれる理由
エクリプスクロスは燃費が悪いといわれることがありますが、その理由は車体重量が重い上に、出力も高いことだと考えられます。
一方で、パワーがあるため、余裕のある走りを楽しむことができるでしょう。
ライバル車と燃費を比較してみた!
ここでは、ライバル車と燃費を比較していきます。
マツダ「CX-5」
マツダ「CX-5」は、高級感あるエクステリアが特徴的なSUVです。
ガソリンモデル2種類とクリーンディーゼルモデルを採用しており、パワーユニットが豊富にあります。
マツダ「CX-5」のカタログ燃費は、以下のとおりです。
グレード |
駆動方式 |
カタログ燃費(km/L) |
20S Smart Edition/20S Black Tone Edition/20S Retro Sports Edition |
2WD |
14.6 |
4WD |
14.0 |
|
20S Field Journey |
4WD |
14.0 |
25S Sports Appearance |
2WD |
13.8 |
4WD |
13.0 |
|
XD Smart Edition XD Black Tone Edition XD Retro Sports Edition XD Sports Appearance XD Exclusive Mode |
2WD |
17.4 |
4WD |
16.6 |
|
XD Field Journey |
4WD |
16.6 |
エクリプスクロスと比較すると、PHEVの場合はエクリプスクロスの燃費の方が少し良い傾向にありますが、基本的にはマツダ「CX-5」の方が燃費が良い傾向にあります。
ホンダ「ヴェゼル」
ホンダ「ヴェゼル」は、エレガントなデザインのクロスオーバーSUVです。
ホンダ「ヴェゼル」のカタログ燃費は、以下のとおりです。
グレード |
駆動方式 |
カタログ燃費(km/L) |
G |
4WD |
15.0 |
e:HEV X/e:HEV X・HuNTパッケージ |
2WD |
26.0 |
4WD |
21.5 |
|
e:HEV Z/e:HEV Z・PLaYパッケージ |
2WD |
25.3 |
4WD |
21.3 |
ホンダ「ヴェゼル」の燃費は非常に良く、エクリプスクロスよりも低燃費であることがわかります。
まとめ
エクリプスクロスPHEVは三菱自動車から販売されているコンパクトSUVです。
安全装備が充実しており、高い加速力があるほか、高速道路での運転支援や燃費性能が優れている点など、さまざまな魅力があります。
エクリプスクロスにはガソリンモデルとPHEVモデルがありますが、ガソリンモデルよりは燃費性能が非常に高くなるものの、ライバル車と比較すると燃費は悪いといわれています。
しかし、パワーがあるため、余裕のある走りを楽しみたい方にはおすすめです。
よくある質問
Q1.エクリプスクロスの燃費が悪いのはなぜですか?
車体重量が重い上にエンジン出力も高いため、燃費が悪くなっています。
一方で、パワーがあるため、余裕のある走りを楽しめるという魅力があります。
Q2.エクリプスクロスのカタログ燃費と実燃費は、どのくらい差がありますか?
2WDでは1.3km/L、4WDでは1.1km/L差があります。
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