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RAV4のモードはどう違う?4WDの性能を活かせる仕様を解説

RAV4のモードはどう違う?4WDの性能を活かせる仕様を解説

RAV4は、2017年にアメリカでもっとも売れたSUVに選ばれました。
もともとは海外向けに販売されていましたが、2019年には日本でも販売が開始されています。

そして、RAV4の注目ポイントはダイナミックトルクベクタリングAWDが採用されていること。

では、ダイナミックトルクベクタリングAWDは実際にどのようなメリットがあるのでしょうか。
この記事では、RAV4の走行モードの違いについて詳しく解説します。

目次

ダイナミックトルクベクタリングAWDとは

走行状況に応じてトルク配分を調整する
旋回時の車両安定性を維持

【ハイブリッド】E-Four(電気式4WD)とは

滑りやすい路面での安定した発進をサポート
燃費性能が良い

4WDのメリット・デメリット

4WDのメリット
4WDのデメリット

RAV4の走行モードは?

【G/Xグレード(4WD)】ダイナミックトルクコントロール4WD
4WD統合制御(AIM)
マルチテレインセレクト

まとめ

ダイナミックトルクベクタリングAWDとは

ダイナミックトルクベクタリングAWDとは、走行状況に応じて自動でトルク配分自動制御する4WDシステムです。
後輪左右に独立した制御が施せるため、従来の4WDのデメリットの解消が目指せます。
なお、ダイナミックトルクベクタリングAWDが搭載されているのは、ガソリンエンジン上級グレードのみです。

ここでは、ダイナミックトルクベクタリングAWDの特徴を詳しく解説します。

走行状況に応じてトルク配分を調整する

ダイナミックトルクベクタリングAWDはディスコネクト機構によって、走行状況に応じてトルク配分を調整します。
前後のトルク配分を調整するだけでなく、後輪トルクを左右で独立して制御することが特徴です。
そのため、ドライバーがモードを選択せずに運転に集中できます。
また、走行時のトルク配分がどのようになっているのかはマルチインフォメーションディスプレイでいつでも確認することが可能です。

さらに、エンジンパワーを必要以上に消費しないため、通常走行時には燃費を意識して走行できます。

旋回時の車両安定性を維持

ダイナミックトルクベクタリングAWDはトルクベクタリング機構によって、旋回時の車両安定性を維持します。
ステアリング時に自動で前後輪のトルク配分が最適化されるため、安定した状態で走行を目指すことが可能です。

【ハイブリッド】E-Four(電気式4WD)とは

E-Four(電気式4WD)とは、トヨタのハイブリッド用4WDです。
E-Fourは、機械式4WDと機構や性能が異なります。

機械式4WDとは、後輪が電気モーターで駆動している4WDシステムです。
一方でE-Fourは、電気式4WDシステムです。

ここでは、RAV4のE-Fourについて詳しく紹介します。

滑りやすい路面での安定した発進をサポート

E-Fourは機械式4WDよりも小型軽量化されており、走行状況に応じてFFや4WDに自動で切り替わります。
機械式4WDが切り替わるのは車体状況が変化してからです。

しかし、E-Fourは道路状況を判断して切り替えるため、E-Fourなら悪路走行でも安定した走行が期待できます。

燃費性能が良い

E-Fourは、燃費性能が優れています。
小型・軽量化によって、重量を抑えられるためです。

車体が軽ければ、走行時に必要なエネルギーが抑えられます。
E-Fourなら、ハイブリッド車ならではの特色をさらに活かすことが可能です。

4WDのメリット・デメリット

4WDは安定した走行性能が期待できるといわれていますが、実際にどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、4WDのメリット・デメリットを紹介します。

4WDのメリット

まずは、4WDのメリットを解説します。
4WDにどのようなメリットがあるのかを確認しましょう。

走行性能が高い

4WDは、FFよりも高い走行性能が期待できます。
なぜなら、4輪すべてが駆動しているためです。
さらに、高速走行をした時にも軸がブレにくいため、エネルギーを無駄にすることなく高出力・高トルクが実現できます。

路面状況に影響されにくい

4WDは、路面状況に影響されにくいこともメリットです。
悪路走破性能に優れており、道路状況の悪い道でも安定した走行を目指せます。
悪路や坂道、雪道の走行が多い方には、大きなメリットとなりえるでしょう。

4WDのデメリット

続いては、4WDのデメリットを紹介します。
デメリットもあわせて確認してみましょう。

燃費が悪くなる

4WDのデメリットとして、燃費が悪くなることが挙げられます。
一般的な4WDシステムは重たく、車重に影響を与えるためです。
車重が重たくなると、その分エネルギーが必要になります。

ただし、近年製造された4WDは軽量化が進んでいるため、極端に燃費が悪くなることは基本的にはありません。
同じ車種の2WDと比較すると燃費が悪くなる傾向にあります。

街乗りでは走行性能を発揮しにくい

4WDのデメリットは、街乗りでは走行性能を発揮しにくいことです。
悪路や雪道などがなければ、4WDの活かせる機会は少ない傾向にあります。

RAV4の走行モードは?

RAV4の走行モードは、以下の通りです。

・【G/Xグレード(4WD)】ダイナミックトルクコントロール4WD
・4WD統合制御(AIM)
・マルチテレインセレクト

次の項目からは、それぞれを詳しく解説します。

【G/Xグレード(4WD)】ダイナミックトルクコントロール4WD

ダイナミックトルクコントロール4WDは、RAV4のG・Xグレードに標準搭載されている4WDシステムです。
通常走行時には、前輪のみの駆動で燃費を考慮した走行が期待できます。

ダイナミックトルクコントロール4WDは路面状況に応じて4WDとFFを切り替えられるため、4WDが必要な路面状況と判断した場合には自動で4WDへと切り替わることが可能です。

4WD統合制御(AIM)

4WD統合制御は、ガソリン4WD車とハイブリッドE-Four車に標準装備されています。
4WD統合制御機能とは、トランスミッション、ステアリング、ブレーキなどを統合制御する機能です。

路面状況によって選択されたマルチテレインセレクト・TRIALモード・ドライブモードセレクトにあわせて、トランスミッションやステアリングなどの機能が最適化されます。

4WD統合制御があることで、タイヤへのエネルギー配分以外でも路面状況にあわせた走行を目指せるでしょう。

マルチテレインセレクト

マルチテレインセレクトは、RAV4のグレードすべてに搭載されているオフロード走行性能を高める機能です。
オフロードで路面状況を判断したうえで、路面状況に応じた走行支援を3つのモードから選択できます。
走行支援の3つのモードは、MUD&SAND・NORMAL・ROCK&DIRTです。

MUD&SANDは砂で滑りやすい道に適しており、ROCK&DIRTは凹凸の多い路面に適しています。

まとめ

この記事では、RAV4の走行モードの違いについて解説しました。
オフロードから街乗りにまで対応できるRAV4には、走行にこだわった性能・機能が搭載されています。
RAV4の走行モードを知ることで、実際の走行に活かすことが可能です。

よくある質問

Q1.RAV4の走行モードはどうやって切り替えますか?

マルチテレインセレクトの走行モードは、ダイヤルまたはスイッチで切り替えることが可能です。
ダイナミックトルクコントロール4WD車またはダイナミックトルクベクタリングAWD車によって異なります。

Q2.RAV4のスポーツモードとエコモードの違いは何ですか?

通常走行時には、エコモードがおすすめです。
スポーツモードはややハンドルが重たくなりますが、レスポンスが機敏になります。
そのため、通常走行に適しているのはエコモードといえます。

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