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安全な車に乗りたい!SUVの安全性について解説
車の安全性能は、車に乗るうえで重要な要素の一つです。
そのため、安全性の高さを車選びの基準に据えている方も少なくありません。
しかし、車の安全性能はどのような基準で定められているのかを熟知している方は多くないでしょう。
この記事では、近年人気を集めているSUVの安全性能について解説しています。
SUVの購入を検討している方はぜひご覧ください。
目次
車の安全性能評価「JNCAP」とは
安全性能評価項目
乗員保護性能評価
歩行者保護性能評価
安全な車を選ぶ際のポイントと注意点
車選びで最も重要視されるのは年代を問わず価格
年代・ライフスタイルによって重要視するポイントは変わる
実際選ぶ・決める際にはしっかりと試乗をすることが重要
安全で人気なSUVランキング
レクサスNX
スバル フォレスター
トヨタ CH-R
トヨタ ヤリスクロス
マツダ CX-30/MX-30
ファイブスター賞を獲得したSUV
スバル レガシィアウトバック
ホンダ ヴェゼル
三菱 アウトランダーPHEV
日産 キックス
マツダ CX-30
まとめ
車の安全性能評価「JNCAP」とは
安全性能評価項目
安全性能を確認する評価には、「乗員保護性能評価」「歩行者保護性能評価」「シートベルトリマインダー評価」の3項目があります。
それぞれの評価は、実車を用いたさまざまな試験によって判定されるため、ここではその試験内容について紹介したいと思います。
一緒に乗る方の安全を守るためにも、安全に対する取り組みを知り、判断基準に加えましょう。
乗員保護性能評価
「フルラップ前面衝突試験」
この試験では、乗車中に事故を起こした場合、どれくらい同乗者を保護できるかが評価されます。
運転席と助手席にダミー人形を乗せた試験車を、時速55kmの速度でコンクリート製の壁に衝突させ、どの程度保護できるかを5段階評価で計測します。
「オフセット前面衝突試験」
この試験では、後部座席の乗員をどの程度守れるのかが判断されます。
まず、運転席と後部座席にダミー人形を乗せ、時速64kmの速度で走行させます。
その際、運転席側の一部が全面衝突した場合に、どの程度乗員を保護できるかを5段階評価で計測します。
「側面衝突試験」
この試験では、運転席にダミー人形を乗せた静止状態の試験車を用意し、運転席側に質量1,300kgの台車を時速55kmで衝突させた場合、どの程度乗員を保護できるかを5段階で計測します。
「電気自動車等の衝突後の感電保護性能評価試験」
歩行者保護性能評価
「歩行者頭部保護性能試験」
この試験では、歩行者の頭部を守る性能が評価されます。
人の頭部を模倣したダミー人形を用意し、衝撃装置を試験車に向けて発射。
その際の頭部の障害程度を5段階で評価します。
「歩行者脚部保護性能試験」
大人の男性の脚部を模倣したダミー人形を用意し、衝撃装置を用いて時速40kmで衝突させた場合の障害値を5段階で評価します。
シートベルトリマインダー評価
運転者以外がシートベルトをしているかを運転手に知らせる装置の評価です。
助手席・後部座席でそれぞれチェック項目が設定されており、チェック項目の個数によって5段階で評価されます。
安全な車を選ぶ際のポイントと注意点
車選びをする際に重要視するポイントは年齢・ライフサイクル・ライフプランなどの要因によって変化します。
ただ、車を選ぶ際に注意をした方がよい点に関しては、個人の生活スタイルとは関係なく共通点が少なくありません。
安全な車を選ぶ際に共通して選ばれるポイントと年代別で異なるポイントについてお伝えします。
車選びで最も重要視されるのは年代を問わず価格
購入者の年代を問わず車を選ぶ際に、最も重要視する要件が価格です。
ただ、購入者の年代によっては、同じように価格を重要視していてもその理由は異なります。
20代の若い世代は金銭的に余裕がないため、収入に合ったものを選びたい人が多く40代後半~50代では、車の外観や大きさに対するこだわりが少なく、価格へのこだわりが出る傾向にあります。
表面的に「価格を重要視する」点は同じですが、理由の部分で違いが生じているのです。
年代・ライフスタイルによって重要視するポイントは変わる
価格以外のポイントは、年代・ライフスタイルによって重要視するものが変わります。
20代~30代の若い世代が重要視するポイントは「見た目」です。
若い世代にとって車は単なる移動手段ではなく、人に見られたり誰かを乗せたりする社交アイテムとしての役割を持つため重要視されるようです。
40代~60代の世代が重要視するポイントは「燃費」です。
移動手段としての役割を車に求める要素が強くなるため、購入後のコストを抑える意味で重要視されるようです。
実際選ぶ・決める際にはしっかりと試乗をすることが重要
乗りたい車を見つけたあとは、実際に購入する前に試乗することをおすすめします。
車は高価な買い物であるため、購入したあとに想像と異なった場合の経済的・心理的負担は無視できません。
「イメージと違った」とならないためにも可能な範囲で試乗し、納得したうえで購入しましょう。
試乗する際にチェックするポイントは、足回りの操作のしやすさ、ハンドルの取り回しやすさ、ミラーの死角や見え方などです。
チェックしたポイントの中で優先度をつけ、いくつかの車種を比較をして、購入する車を決めましょう。
安全で人気なSUVランキング
レクサスNX
特徴は「レクサスセーフティシステム+」と名づけられた予防安全パッケージです。
昼夜の歩行者と自転車、昼間の自動二輪に対し、衝突回避被害軽減を行う自動ブレーキ機能が備わっています。
スバル フォレスター
スバルの予防安全設備「アイサイト」は「ぶつからない車」というキャッチコピーで一世を風靡しました。
事故の多い交差点での衝突回避・被害軽減ができる機能が装備された自動ブレーキはまだ少なく、アイサイトはこの機能が非常に優れている点で安全性の高い設備とされています。
トヨタ CH-R
特徴として、「緊急時操舵支援機能」が搭載されている点です。
ドライバーの回避操舵をきっかけにアシストが発生し、衝突を回避しながら車両の安定性確保と車線逸脱抑制をサポートしてくれるシステムです。
トヨタ車の中でもほとんど搭載されていない機能となっています。
トヨタ ヤリスクロス
自動ブレーキの機能として特徴的なのは、昼夜の歩行者と昼間の自転車、右左折時の歩行者と右折時の対向車に対応している点です。
交差点内の事故の件数は多いため、ヤリスクロスの自動ブレーキ機能は衝突リスクを軽減させる点に関する機能が優れています。
マツダ CX-30/MX-30
ファイブスター賞を獲得したSUV
ファイブスター賞とは、JVCAPが評価する衝突安全性能と予防安全性能でそれぞれ五段階評価のAランクを獲得し、事故自動緊急通報装置を備えた車に対して与えられる賞です。
今回は、このファイブスター賞を受賞した車を5台ご紹介していきます。
いずれも高い安全性能を誇る5台ですので、ぜひチェックしてください。
スバル レガシィアウトバック
衝突安全性能:95.07点/100点(Aランク)
予防安全性能:81.95点//82点(Aランク)
事故自動緊急通報装置:8/8点
総合:185.02点/190点(97%)
ホンダ ヴェゼル
衝突安全性能:89.92点/100点(Aランク)
予防安全性能:79.12点/82点(Aランク)
事故自動緊急通報装置:8/8点
総合:177.04点/190点(93%)
三菱 アウトランダーPHEV
衝突安全性能:86.77点/100点(Aランク)
予防安全性能:82/82点(Aランク)
事故自動緊急通報装置:8/8点
総合:176.77点/190点(93%)
日産 キックス
衝突安全性能:85.19点/100点(Aランク)
予防安全性能:79.12点/82点(Aランク)
事故自動緊急通報装置:8/8点
総合:172.31点/190点(90%)
マツダ CX-30
衝突安全性能:89.93点/100点(Aランク)
予防安全性能:69.15/82点(Aランク)
事故自動緊急通報装置:8/8点
総合:167.08点/190点(87%)
まとめ
安全性能とは、衝突安全性能・予防安全性能・事故自動緊急通報装置の3つの柱で構成されますが、熟知している人は多くありません。
3つの柱を知ることで、安全性能に関する理解が深まり車選びをする際の判断基準が増えます。
安全性能の目安として、3つの柱の総合評価で最高評価を受けた車にはファイブスター賞が与えられるので、ぜひ車選びの参考にしてください。
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