中古車購入で気になる燃費は!?新車との燃費の違いを比較 | SUVといえばグッドスピードGOOD SPEED
BLOG

おすすめ記事

グッドスピード

中古車購入で気になる燃費は!?新車との燃費の違いを比較

新車 中古車 燃費

中古車購入で気になる燃費は!?新車との燃費の違いを比較

長く乗り続けられる車を選ぶなら、乗り心地の良さや運転のしやすさを重視したいものです。
中古車であっても、できることなら燃費のよい車を選びたい方も多いでしょう。
しかし車のカタログを見ると、「低燃費」や「カタログ燃費」「WLTCモード」「JC08モード」など、見慣れない用語も多く、困惑することも少なくありません。
そこで本記事では燃費について詳しく解説します。
新車・中古車でどのくらいの違いがあるのかや、車種による燃費の違いについて詳しく紹介します。

目次

車の燃費ってなに?

高燃費と低燃費の違い
カタログ燃費と実燃費の違い

中古車と新車、燃費にはどれくらいの差があるの?

中古車も新車も、燃費はどちらも変わらない
燃費の変化は使用年数ではなくその使い方にある

中古車でも燃費を良くする4つの方法

燃費のよい運転を意識する
エコドライブ搭載の車を選ぶ・エコドライブを心掛ける
タイヤの空気圧をマメにチェックする
余計な荷物は積まない

中古車の中でも燃費のよい車を選ぶ3つの方法

燃費の種類を把握して選ぶ
低燃費で選ぶならハイブリッドor軽自動車
年式の新しい車種を選ぶ

燃費の良い中古車5選!ボディタイプごとにご紹介

軽自動車
SUV
ミニバン

まとめ

車の燃費ってなに?

車を購入する前に知っておくべき知識の1つに「燃費」があります。
燃費とはガソリン1リットルに対してどれだけ走行できるかを示したものです。
燃費は略称であり、正式には「燃料消費率」と言います。
中古車選びにおいても燃費は重視したい点となりますので、ここでは燃費への理解を深めていきましょう。

高燃費と低燃費の違い

車のCMを見かけたときに「低燃費車種を一挙展示中!」といったフレーズを見聞きした経験もあるのではないでしょうか。
燃費とは、ガソリン1リットルでどれだけの距離を走行できるかを示したもので、「低燃費」とは、”燃費消費量が少ない車種”に区別されます。
一方、高燃費なら低燃費の対義語といったイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
実のところ、高燃費にそういった意味はなく、低燃費は燃費を最小限に抑える車、つまり燃費性能が高いと同義であるため、低燃費も高燃費も同じ意味で使われています。

燃費に関しては、測定方法により、モードの呼び方が異なります。

・10・15モード
・WLTCモード
・JC08モード

と3つのモードがあります。
それぞれの概要は以下の通りです。

10・15モード 市街地、または郊外を想定した状況に対しての燃費1リットルでの走行距離を測定する方法
WLTCモード 国際基準の試験方法を指し、
・市街地モード
・郊外モード
・高速道路モード
の3パターンで計測し、実走行に近い数値を算出したもの
JC08モード エンジンが冷えた状態から測定し、10・15モードよりも実走行に寄せた測定方法

車のカタログなどに記載されているため、いずれも覚えておくと、車を購入する際のヒントとして役立ちます。

カタログ燃費と実燃費の違い

カタログ燃費とは、先ほど述べた各モードのテストをいずれか実施し、その結果を国が審査して決定づけた燃費を指します。
カタログ燃費を出す際の計測の時には、条件を一定にするため、下記の条件が実際の走行時とはかなり異なる場合があります。
・気温
・湿度
・路面温度
・エアコンの不使用
・ライト無灯火
・平坦な道を走る

先ほど記述したモードの中だとJC08モードが実走行に近いとされていますが、実際の運転の際の実燃費とカタログ燃費では、違いがあることが一般的です。
車選びの際には注意しておきましょう。

中古車と新車、燃費にはどれくらいの差があるの?

では、新車と中古車の場合で、燃費にはどれだけの差があるのでしょうか。

中古車も新車も、燃費はどちらも変わらない

中古車も新車も、同じ車種であれば燃費はほとんど変わりません。
年式が古くなれば差が開くケースはあるものの、大きな違いはないため、現在所有する車の燃費がよいのであれば、同様の車種を選ぶのもおすすめです。

燃費の変化は使用年数ではなくその使い方にある

同じ車種であっても燃費が変化するケースがあります。
なぜなら車の乗り方や年式が古くなった場合の部品の経年劣化などがあるからです。
詳しくご紹介していきます。

経年劣化で燃費が悪くなることも

燃費の良さは十分なメンテナンスによって左右されます。
中古車であっても、丁寧に乗り続け、定期的なメンテナンスを心掛けていれば、経年劣化による部品の交換もその都度行われるため、燃費の良さに大きな変化は見られません。

モデルチェンジの影響で燃費に差が出ることも少なくない

車種のモデルチェンジによって燃費に差が出るケースも少なくありません。
フルモデルチェンジを実施し、車の構造そのものが変わり、燃費のよいパーツに移行した場合などは、従来のモデルよりも燃費が良くなるため、燃費に差が出てしまいます。

中古車でも燃費を良くする4つの方法

中古車と新車において、車種が同じであれば燃費の違いに大差がないことが理解できたのではないでしょうか。
次は中古車でも現状の燃費を保ちながら乗り続ける方法を紹介します。

燃費のよい運転を意識する

日頃の運転で燃料消費量を減らす運転を意識するだけでも、燃費を良くすることができます。
燃費のよい運転のコツは次の通りです。
・急発信をしない
・十分な車間距離を保ち、急加速・急減速の少ない運転をする
・減速は早めのブレーキを徹底
・エアコンは必要なときのみに絞る
・不要なアイドリングは避ける
・渋滞を避ける
・自分の運転によって消費する燃費を把握する

の7点を心掛けましょう。

エコドライブ搭載の車を選ぶ・エコドライブを心掛ける

・不要なアイドリング
・急発進
・急ブレーキ

これらの多い走行は、とくにエンジンに負荷が掛かるため、燃費に大きな影響を与えます。
最近では「エコドライブ支援機能」を搭載した車が多く販売されています。
エコドライブ支援機能とは、信号待ちのときにアイドリングストップする機能や、燃費消費量を抑えた走行ができる機能のことです。
アイドリングストップや燃費消費量を抑えた走行ができると、CO2(二酸化炭素)排出量が減り、環境にもやさしい走行ができます。
エコドライブを意識した車種を選ぶことで、月々のガソリン代を節約することも可能です。
さらに、エコドライブ搭載であれば、税金も安く抑えられるため、出費を抑えたい方にもおすすめです。

タイヤの空気圧をマメにチェックする

タイヤの空気圧もこまめにチェックする必要があります。
とはいえ、タイヤ交換のときにしかチェックしない、またはほとんど意識したことがない方も多いのではないでしょうか。
タイヤの空気圧が減少すると、燃費を悪くさせてしまう可能性があります。
JAFが紹介する『タイヤの空気圧不足、燃費への影響は?』の記事の中で、実際に

・適正の空気圧のタイヤ
・適性から30%減少したタイヤ
・適性から60%減少したタイヤ

を使った実験結果が掲載されています。
実験結果から、空気圧が適正のタイヤに比べて適正よりも低いタイヤで走行すると燃費が悪くなることがわかりました。
タイヤの空気圧は定期的にチェックしましょう。

余計な荷物は積まない

ご家族が多い場合や仕事に車を使う場合、トランクに荷物を載せたまま走行する機会も多いのではないでしょうか。
とはいえ、家族が出掛けるときと、仕事に使うときの荷物は異なりますから、車を使う状況に合わせて不必要な荷物は下ろして走行しましょう。

中古車の中でも燃費のよい車を選ぶ3つの方法

では、中古車を購入するにあたって、燃費がよい車を選ぶ方法について解説します。

燃費の種類を把握して選ぶ

車種によって燃費の種類が異なります。
中古車購入を検討する場合は、燃費のよい車種を調べてから購入するのがおすすめです。
ただし、カタログ燃費と実燃費には大きな差があることがほとんどです。
カタログ燃費の大体3割ほど低いのが実燃費だと考えたほうがよいでしょう。

低燃費で選ぶならハイブリッドor軽自動車

車種自体が燃費のよい車もあります。
低燃費車を選びたい場合は、ハイブリッド車、または軽自動車に注目しましょう。
ハイブリッド車とはガソリンだけを燃料とするのではなく、電力を使っての走行も可能なので、燃費のよい車とされています。
軽自動車であれば、車両本体の重量が軽く燃費がよい傾向にあります。
中古車を選ぶ場合は下記がおすすめです。
・車両そのものの重量が軽い軽自動車
・ハイブリッド機能搭載の普通車、または軽自動車

年式の新しい車種を選ぶ

モデルチェンジが行われた車であれば、燃費性能が向上している傾向にあります。
燃費のよい車を選びたい場合は、年式の新しい車種を検討しましょう。

燃費のよい中古車5選 ボディタイプごとの燃費のよい中古車を紹介

具体的に、燃費のよい車とはどのような車を指すのでしょうか。
ここでは、下記の3種類から特に燃費がよい車を具体的な車名を挙げて紹介します。
・軽自動車
・SUV
・ミニバン

軽自動車

まずは軽自動車について見ていきましょう。
軽自動車のなかでもとくに燃費がよい車としては下記が挙げられます。

・スズキ/ハスラー
・ダイハツ/タフト
・スズキ/ジムニー

スズキ/ハスラー

スズキ ハスラー 中古車

2019年12月から生産中の現行ハスラーは、JC08モードでの燃費が24.4~30.4km/L、実燃費で21.18 km/Lと言われています。
街乗り向きのクロスオーバータイプと呼ばれるタイプのため性別を問わず人気があります。
衝突の被害を抑える「デュアルカメラブレーキサポート」や「後退時ブレーキサポート」を標準機能として装備しているので、安全性能の高い車種として選ばれています。

ハスラーの中古車一覧

ダイハツ/タフト

2020年6月から生産中の現行タフトは、JC08モードでの燃費が25.4~25.7km/L、実燃費が20.86 km/Lと言われています。
前席にはゆとりある収容スペース、自由自在にアレンジできる「フレキシブル・スペース」が搭載されているため、日常的な使い方だけでなく、アクティブな使い方も可能な車種です。

スズキ/ジムニー

スズキ ジムニー 中古車

2018年7月から生産中の現行ジムニーは、JC08モードでの燃費が16.4~17.1km/L、実燃費が13.02 km/Lと言われています。
環境が良くない道路でも走りやすい車種であるため、積雪量の多い地域のパトロールカーとしても活躍しています。
荷物を積みやすいトランクの広さをはじめ、予防安全技術やスズキセーフティサポートも搭載しているため、安全性能にも長けた車種です。

ジムニーの中古車一覧

SUV

続いてSUVを見ていきましょう。
SUVの中でもとくに燃費がよい車としては下記があります。

・ダイハツ/ロッキー
・トヨタ/ライズ
・ホンダ/ヴェゼル

ダイハツ/ロッキー

ダイハツ ロッキー 中古車

2021年11月発売の現行ロッキーの場合、JC08モードだと23.6~24.6km/L、実燃費が26.05 km/Lと言われています。
広く開放的な室内であるため、ファミリーカーとしても定評がある車です。
ロッキーの後部座席は足が組めるほどの広さがあり、長時間のドライブのときも快適に過ごしやすくなっています。

ロッキーの中古車一覧

トヨタ/ライズ

トヨタ ライズ 中古車

2021年11月発売の現行ライズだと、JC08モードで23.6km/L~24.6 km/L、実燃費が24.52km/Lと言われています。
アクティブなデザインが多く、幅広い世代に人気があります。
加速性能・低燃費を実現させているため、走りやすい車種を選びたい方や、オシャレで低燃費な車が欲しい方におすすめです。

ライズの中古車一覧

ホンダ/ヴェゼル

ホンダ ヴェゼル 中古車

2021年4月に発売された現行ヴェゼルの場合、JC08モードで26.4 km/L、実燃費が19.54 km/Lと言われています。
スタイリッシュなデザインでありながらも、室内は広く快適に過ごしやすいといった特徴があり、女性からの支持も高い車です。

ヴェゼルの中古車一覧

SUVの燃費ランキングはこちら

ミニバン

続いてミニバンについて見ていきましょう。
ミニバンの中でもとくに燃費がよい車としては下記があります。

・トヨタ/シエンタ
・ホンダ/フリード
・ホンダ/ジェイド

トヨタ/シエンタ

中古車 シエンタ

2015年4月に発売された現行シエンタの場合、JC08モードだと19.4km/L~19.6km/L、実燃費が12.75km/Lと言われています。
広い車内と燃費の良さから、高齢の方にも人気があり、介護カーとしても幅広く活用される車両です。
前面窓が広く非常に見やすい視界から、初心者の方にも安心して乗用できる車の1つです。

シエンタの中古車一覧

ホンダ/フリード

中古車 フリード

2016年9月から発売の現行フリードは、JC08モードで16.4km/L~17.6km/L、実燃費で15.77km/Lと言われています。
アイドリングストップ機能搭載のため、燃費を抑えて乗り続けたい方におすすめの車種です。
また、荷物が乗せやすく、取り出しやすいといった特徴があります。

フリードの中古車一覧

ホンダ/ジェイド

2015年2月~2020年7月に発売されたジェイドは、JC08モードで17.6km/L~18.0km/L、実燃費で12.92km/Lと言われています。
セダンのような広々とした車内なのでファミリーカーとしても定評があります。
2列目のシートは斜め後ろへスライドする「Vスライドキャプテンシート」なので足下のスペースが広くくつろぎやすい車両となっております。

まとめ

新車と中古車の燃費に大きな差はないものの、モデルチェンジがあった場合は、同様の車種でも燃費に差が出ることを紹介しました。
「カタログ燃費」や「実燃費」の違い、車による燃費の良さの違いも把握しながら、お気に入りの車を見つけましょう。

記事一覧はこちら

関連記事