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中古車の維持費はどのくらい?項目別の詳細と安く抑える方法を解説

中古車 維持費

中古車の維持費はどのくらい?項目別の詳細と安く抑える方法を解説

車の維持費が高いと感じている方や、これから中古車を購入予定の方は、維持費についてお困りではないでしょうか。
これから中古車を購入する予定の方は、維持費が月間・年間でどのくらいかかるかを知ってから計画的に中古車を購入していかないと、生活が圧迫されてしまう可能性があります。
維持費の項目や乗っている車のタイプを確認することで、維持費を抑えることができる場合があります。
無駄な出費を抑えるためにも、維持費について理解を深めましょう。この記事では、維持費の詳細と安く抑える方法について解説します。

目次

中古車の維持費

税金
車検代
ガソリン代
保険料
駐車場代
メンテナンス代

中古車の維持費を安く抑える方法

軽自動車・エコカーを購入する
任意保険を見直す
車検代を安く済ませる
カーリースやレンタカーを利用する
ローン

中古車と新車の維持費の違い

ボディタイプ別でも維持費は変わる?

中古車の維持費の理解を深めて余裕のあるマイカーライフを送ろう

中古車の維持費

中古車にかかる維持費の一覧は以下のとおりです。

・税金
・車検代
・ガソリン代
・保険料
・駐車場代
・メンテナンス代

それぞれ確認していきましょう。

税金(何年目から税金が高くなるか)

中古車にかかる税金は、主に2つです。

・自動車税・軽自動車税
・自動車重量税

自動車税・軽自動車税は、車を所有していると課される税金の一つです。
普通自動車の場合は「自動車税」、軽自動車の場合は「軽自動車税」が課されます。
それぞれの金額は、所有している車の排気量によって定められており、たとえば総排気量2.5リットル〜3リットルの場合は、5万円の自動車税を支払う必要があるのです。
また、自動車重量税は所有している年月が長くなるにつれて高くなります。
普通自動車の場合、ディーゼル車では新車を登録してから11年、ガソリン車では13年を超えると15%増額され、軽自動車も新車を登録してから13年を超えるとおよそ20%増額されるのです。

車種

新車登録時から経過した年数

増額される税率

ディーゼル車

11年〜

15%

ガソリン車

13年〜

15%

軽自動車

13年〜

20%

この重課税は新車登録時から何年経過したかを基準にしているため、中古車が新車登録されてから何年経過しているかを確認しないと、自動車重量税が高くなってしまう場合があります。
購入前に必ず確認しましょう。

車検代(車検の有効期間、古くなるほど車検時の修理代がかかること、自動車重量税が高くなること)

車検代は維持費の中でも、一度に大きな金額がかかる項目の一つです。
車検は2年ごとに受けなければならない義務があり、車検を受けてない場合は公道の走行が禁止されています。
車検費用の項目を、簡単に紹介します。

・自賠責保険料
・自動車重量税
・自動車検査料
・印紙代

これらの項目は「法定費用」と言われ、毎回必ず支払う必要のある項目です。
保険料や税金も車検のときに支払うため、どれだけ良い状態の車でも大きい金額がかかります。
また、毎年払う自動車税だけでなく車検の時に支払う自動車重量税も、13年あるいは18年経過するごとに高くなります。
車両金額が安い中古車は魅力的ですが、車検にかかる費用のことも考えて検討しなければいけません。
これらの法定費用のほかには、実際に車検の際に整備される項目によって金額が変動します。
劣化や破損が少なければ整備にかかる費用は少なく済みますし、逆に整備が必要な項目が多ければ多いほど、車検にかかる費用は大きくなってしまうのです。
車検のときに必要な費用を詳しく知りたい場合は、事前に見積もりをするといいでしょう。

ガソリン代(過走行車は燃費が悪くなる)

ガソリン代は、維持費の中でも頻繁にお金がかかる項目の一つです。
ガソリンの種類(レギュラー・ハイオクなど)によってもガソリン代は変動しますが、総走行距離が長い車は燃費が悪くなってしまい、ガソリン代が多くなる傾向があります。
中古車を購入する際は、走行距離にも着目しましょう。

保険料(任意保険は車が古いと多少高くなる。車両保険は保険料が安くなる)

保険料は、車検で支払う「自賠責保険料」と任意で保険に加入する際の「任意保険料」があります。
自賠責保険は車を所有するときに必ず加入しなければいけないため、「強制保険」ともいわれます。
自賠責保険料は普通自動車・軽自動車ともに2年で約2万円で、普通自動車に比べて軽自動車のほうが300円ほど安くなります。
任意保険の加入は義務ではありませんが、保険の種類が豊富で補償金額が無制限のものも多いことから、加入する方が多い保険です。
自賠責保険は保険で補償される範囲が狭く、保険金額が少ないため、実際に事故の加害者となった場合には任意保険が必要になるケースがあります。
任意保険は民間企業が商品として提供するため、内容は保険によって異なります。
多くの任意保険の保険料は、中古車のような古い車にかけようとすると多少高くなる傾向にあるのです。
中古車は新車より事故につながる場合が多く、補償になるケースが多いために保険料が高くなります。
例外もあり、車両保険はその車の時価によって決められる任意保険なので、古くなるほど保険料が安くなります。
自分に必要な保険をしっかり見極めて加入しましょう。

駐車場代(自宅に車を止められない方は必要。新車でも中古車でもかわらない。月極の利用料平均。)

駐車場は、車を保管するために必要です。
自宅に車を停められない方は、アパートの駐車場を借りる費用が必要になるでしょう。
駐車場料金は車の種類によって変わるものではないので、中古車でも新車でも変わらず一定の金額が必要になります。
月極駐車場の平均利用料は、東京都で月3万円で全国で最も高く、逆に全国で一番月極料金が安い場所は、長野県の約4000円になります。
駐車場料金は普段生活している地域によって大きく変動する維持費の1つですので、今の駐車場料金が平均と大きくかけ離れていないかを確認しましょう。

メンテナンス代(古いクルマはメンテナンス代が高くなる)

メンテナンス代は、いつ必要になるかわからない維持費の項目です。
雪が多く降る地域ではスタッドレスタイヤを購入する必要がありますし、普段から長距離走行をする方はタイヤがすり減るので、安全のためタイヤ交換をする必要があります。
ウォッシャー液の補充やオイル関係のメンテナンスなどの細かいものから、故障や破損により修理費用など、1度にかかる費用はそのときによって大きく異なります。
古い車は劣化によって故障を引き起こす可能性が高いので、新車と比べてメンテナンス代が高くなる傾向にあることも覚えておきましょう。

中古車の維持費を安く抑える方法

中古車の維持費を安く抑える方法を解説していきます。

軽自動車・エコカーを購入する

普通自動車に比べ、軽自動車やエコカーは維持費が安くなります。
その理由は、車にかかる自動車税や自動車重量税・保険料金も軽自動車やエコカーの方が安いためです。
また、エコカー減税などの国が定める減税制度によって年間の維持費が安くなるのです。
これから中古車を購入予定の方は、軽自動車やエコカーの購入を検討してはいかがでしょうか。

任意保険を見直す

任意保険は、その種類の多さや不安な気持ちから多く加入してしまう場合があります。
対物・対人保険や車両保険以外に自分に必要な保険はどのような保険なのか、定期的に見直すことが大切です。
加入する保険の会社を変えるだけで、保険料が変わるかもしれません。
車に関係する保険の知識を増やして、無駄のないようにしておきましょう。

車検代を安く済ませる

車検代を安く済ませることも、維持費を安く抑える方法の一つです。
税金や印紙代などの法定費用のほかにかかる整備費用は、日々のメンテナンスによって抑えることができます。
中古車であっても大事に乗り続けることで、無駄な出費が防げるわけです。

カーリースやレンタカーを利用する

普段から車に乗らない方は、マイカーを所有するのではなくカーリースやレンタカーを利用するのも1つの方法です。
カーリースやレンタカーはメンテンナンス代を支払う必要もなく、乗りたい時間の分だけお金を払うことで、年間を通して費用が安くなるケースがあります。
年間の維持費や普段の生活スタイルを見直し、マイカーを所有する必要があるのかどうかを見極めましょう。

ローン

車を購入する際は、多くの方がローンを組んで購入するでしょう。
ローンの返済計画も、支払い終わるまでは継続して必要になる維持費の一つです。
ローンを組んで購入する場合は、生活を圧迫しないように計画性のあるローンを組むことが重要です。
ローンには金利がかかるので、お金をためて一括で購入するのも安く抑える方法の1つになります。
月々の支払い金額やローンの支払期間には無理がないか、そもそもローンを組んでまで車を買うべきかなど、よく考えて購入しましょう。

中古車と新車の維持費の違い

新車と中古車では、維持費に違いがあります。
新車はその新しさからメンテナンス費用や車検費用が高額にはならないため、ランニングコストを抑えることができます。
一方中古車は、メンテナンス費用や車検費用が高くなってしまう傾向にあるのです。
しかし新車の購入時には、消費税や自動車取得税を含んだ初期費用が大きく掛かってしまいます。
中古車の場合は古いほど価値が落ちるため、購入時の費用は安く済ませることができるのです。
新車も長く乗っていれば古くなるため「長く乗るなら新車・短い期間乗るなら中古車」という考え方もあります。
新古車や比較的年式の新しい中古車は、新車に近い維持費で乗ることができる、コスト的に古い中古車と新車の間を取った車です。
それぞれの車の維持費や初期費用も考えて、購入を検討しましょう。

ボディタイプ別でも維持費は変わる?

ここではボディタイプごとの維持費について解説します。

・普通自動車
・軽自動車
・コンパクトカー

総排気量が2000ccを超える普通自動車の場合、年間の維持費はほかの2つに比べて多く必要になる傾向にあります。
ガソリン代も多く必要になるほか、自動車税が他の2種類よりも1万円〜2万円ほど高くなってしまうのです。
一方軽自動車は総排気量が660ccを下回るため、ガソリン代も抑えることができ、各種税金も安く済みます。
年間の維持費を普通自動車と比べると、10万円以上安く抑えることができるのです。
コンパクトカーは総排気量1000cc程度のため、普通自動車と軽自動車の間を取るような維持費になります。
コンパクトカーは分類としては普通自動車にあたるため、税金などは普通自動車に近いものになりますが、車検代やガソリン代が普通自動車より安く済むのです。
また、SUVの自動車は一般の普通自動車に比べて多く維持費がかかると言われています。
すでにSUVに乗っている方やSUVの購入を検討している方は、維持費の内訳を下のリンクから見ておきましょう。

SUVにかかる維持費についてはこちら

中古車の維持費の理解を深めて余裕のあるマイカーライフを送ろう

自動車のタイプによっても年間の維持費が変動することを知ると、自分に合った中古車選びにつながります。
維持費に注目して、余裕のあるマイカーライフを送りましょう。

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