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自動車を購入するというのは人生において、とても大きなことです。
乗り続ける期間は何年にも渡ることが多いので、自分が気に入った自動車を選びたいと思うでしょう。
だからこそ自動車を購入する方の大半は、自分のライフスタイルや用途に沿った車を買うために、ローンを組みます。中古車を買う場合でも、それは同じです。
そこで車を買おうとしている方が疑問に思うのは「ローンの頭金は必ず必要なのか」「頭金はいくらくらい用意したらよいのか」ということではないでしょうか。
今回の記事では、中古車を購入する際の頭金について、またローンの種類に関して紹介していきます。
これからローンで車を購入したいと考えている方は、参考にしてください。
目次
購入前にまとまった金額は必要ない
中古車購入の頭金を用意するメリット・デメリット
メリット1.ローンの審査に通りやすい
メリット2.金利の負担が減る
メリット3.高級な車を購入できる
デメリット1.まとまった現金が必要
デメリット2.車を購入するまでの時間が長くなる
デメリット3.総額の負担額が変わらないこともある
中古車の頭金の費用の相場・頭金を支払うタイミング
中古車購入のローンの種類
1.ディーラーローン
2.銀行系カーローン
3.残価設定ローン
4.自社ローン
まとめ
購入前にまとまった金額は必要ない
中古車を購入する際に、事前にまとまった金額はいりません。
実際に頭金がいらないフルローンで契約する方もいます。
ただし、以下のような場合は、頭金がないとローンが組めない可能性があります。
・収入に対しての返済額が大きい場合
・高級車を買う場合
返済金額が収入の3割を越す場合は、審査が受かりにくいと考えてください。
返済能力があるかどうかが、審査に通るためのポイントです。
そのため、自分の年収に対して高いと思われる高級車を買いたい場合には、頭金としてまとまった金額を用意した方がよいでしょう。
また、「月々の返済金額がいくらまでなら出せるのか」を把握しておくのがポイントです。
中古車購入の頭金を用意するメリット・デメリット
メリット1.ローンの審査に通りやすい
頭金を用意しておくことで、審査が通りやすくなります。
まとまった金額が事前にあることが、借主の計画性や信頼性などが伝わり、審査が通りやすくなります。
また、お金を事前に払うことで借入金額の総額が減るため、より審査は通りやすくなります。
頭金は車両価格の金額30%程を目安に、準備しておきましょう。
メリット2.金利の負担が減る
頭金を納めることで、金利の負担が減るという利点があります。
金利は借入金額から発生するため、頭金分の金利負担が減ります。
そのため、支払い金額の総額も抑えられ、毎月の返済額や支払期間が短縮できるでしょう。
現在日本では低金利が続いているとはいえ、高額なローンを組む場合には、利息だけでも大きな金額となります。
車の価格だけで考えず、利子がどれくらいかかるのかしっかりと把握しておきましょう。
メリット3.高級な車を購入できる
頭金を用意しておくと、高級車を買いやすくなります。
支払いを全額ローンにしようとすると、借入金額が増えて審査が通りにくくなります。
頭金を用意すれば、借入金額を減らせ、審査が通りやすくなるでしょう。
デメリット1.まとまった現金が必要
頭金を用意するデメリットの1つ目は、現金が必要になる点です。
頭金を支払うためにはまとまった金額が必要です。
生活費などからの無理な捻出はおすすめしません。
そのため事前に貯金をして、まとまった現金を用意する必要があります。
デメリット2.車を購入するまでの時間が長くなる
頭金を用意するデメリットの2つ目は、車を買えるまでの時間が長くなる点です。
まとまった金額を用意できないうちは、車を買えません。
ローンの種類によっては、保険などの初期費用もかかるので、それを見越した金額を用意する必要があります。
資金がない方は、時間をかけて現金を用意しなければなりません。
「本当に必要なときに車を買うことができない」そのような事態を避けるためにも、長い期間をかけて頭金を貯めるのではなく、フルローンを組むのも一つの考えでしょう。
頭金を用意するほうが生活が充実するのか、それともそうではないのかを、よく考える必要があります。
デメリット3.総額の負担額が変わらないこともある
頭金を用意するデメリットの3つ目は、総額とローンでの支払い総額があまり変わらない場合がある点です。
車の金額が比較的安い場合は、頭金なしの総負担額と、頭金ありの総負担額に大きな差はありません。
そのような場合は、無理に手元の資金から頭金を用意する必要はありません。
しっかりと車の金額と金利を見て、自分に合ったほうを選択しましょう。
中古車の頭金の費用の相場・頭金を支払うタイミング
中古車購入の頭金の費用の相場は、購入金額の30%です。
たとえば200万円の車を購入する場合は、頭金は約40万円になります。
しかし、この金額はあくまで目安です。収入やローンの審査状況によって必要な金額は違ってくるので、事前に確認しておきましょう。
支払いのタイミングは以下の通りです。
・納車時のタイミング
・契約時と納車時2回のタイミング
・契約後のタイミング
中古車店によって、タイミングはさまざまです。
そのため、いつ支払うべきなのかを聞いておくようにしましょう。
中古車購入のローンの種類
ローンの種類は以下の通りです。
・ディーラーローン
・銀行系カーローン
・残価設定ローン
・自社ローン
それぞれの特徴を理解してから選びましょう。
それではご紹介していきます。
1.ディーラーローン
ディーラーローンとは、車を購入する際に信販会社が購入金額を立て替えて支払い、それを分割で支払っていくものです。
中古車店で購入と同時に申し込みができます。
審査が早く、通りやすいのが特徴ですが、比較的金利が高いという面もあります。
また、支払い期間中は、名義がローン会社になっているところにも注意しなければなりません。
車両の購入だけでなく車に関することならローンを組めるのが、ディーラーローンならではの特徴です。
2.銀行系カーローン
銀行系カーローンとは、銀行などの金融機関から借入するものです。
金利はディーラーローンより低く、自動車の所有権を最初から持てます。
一方で、審査に時間がかかる上に、厳しいという面があります。
また、申し込みは銀行窓口で行う必要があるため手間がかかります。
最近では、インターネットからの申込みができる場合もあります。
返済総額をなるべく低く抑えたいと考えている方は、銀行系カーローンが適しています。
3.残価設定ローン
残価設定ローンとは、自動車メーカや中古車販売店が提供する自動車ローンです。
残価とは、ローンを支払い終わった最終時点での車の価値のことを指します。
「車両価格−残価」の額を支払う仕組みです。残価が含まれない額の支払いのため、月々の支払い金額を抑えられます。
ただし、車の所有権は持てない場合があります。
ローンの返済期間が終わったあとは、以下の3つのパターンに分かれます。
・同じ店舗で新しい車に乗り換える
・残価を払って乗り続ける(一括・分割を選べる)
・車を返却する
注意したいのは、走行距離や傷などで支払金が発生してしまうことがある点です。
もし事故で廃車になってしまったら、残価だけでなく車両価格のすべてを支払わなければなりません。
残価設定ローンは、内容をよく確認して納得してから契約しましょう。
4.自社ローン
自社ローンとは中古車販売店が自社で行なっている分割払いの制度です。
販売店によっては、金利が発生しない場合もあります。
誰でも審査に通りやすく、すぐに納車できるのがポイントです。
ただし、車両価格自体に手数料や保証料金が上乗せされるため、ほかのローンに比べて支払う総額が高くなる場合もあります。
また支払い回数を長く設定できず、選べる車種が少ないという面もあります。
自社ローンを受ける際には、どのくらいの金額が必要になるのか、また支払期間はどれくらいなのかなどを事前に確認しておきましょう。
中古車ローンの金利相場についてはこちら
まとめ
今回の記事では中古車の頭金を用意するべきかどうかについてご紹介しました。
頭金は用意しておいた方がよいが、必ず用意しなければいけないわけではありません。
そのためメリット・デメリットを理解した上で、頭金を用意するのかどうかを選ぶようにしましょう。
また、今回紹介したローンを参考にし、自分にあった買い方を選びましょう。
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