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SUV用のおすすめしたいスタッドレスタイヤ3選!!チェックポイントも解説
「スポーツ用多目的車」であるSUVは必ずしも四駆ではありませんが、あらゆるシーンで活躍が期待できます。
雪が降る寒冷地でのアクティビティのためにSUVを選ぶ方も多いことでしょう。
冬の凍った道路を安全に走破するためにはスタッドレスタイヤがおすすめです。
そこで今回は、タイヤの選び方やおすすめのスタッドレスタイヤについて紹介します。
目次
スタッドレスタイヤ選びのチェックポイント
氷上性能
雪上性能
高速性能
燃費性能
タイヤ素材
SUVの最新スタッドレスタイヤ3選
ブリヂストン ブリザックVRX3(ヴイアールエックススリー)
ヨコハマ iceGUARD 7(アイスガードセブン)
ミシュラン X-ICE SNOW(エックスアイススノー)
大丈夫?!SUVのスタッドレスタイヤを選ぶときの注意点
タイヤ選びの基本
スタッドレスタイヤの買い替え時期の見分け方
SUVをスタッドレスタイヤで楽しもう!
スタッドレスタイヤ選びのチェックポイント
スタッドレスタイヤは、雪の積もった路面や凍った路面を安全に走行するためのものです。
そのため、ノーマルタイヤやオールシーズンタイヤと違い、雪の積もった路面や凍った路面で優れた性能を発揮します。
それでは、性能や素材についてご紹介します。
氷上性能
氷上性能とは、アイスバーンのような凍結路面に対して滑りにくくするための性能です。
その性能は、低温に耐性がある特殊なゴムを用いることで、凍結路面でのコントロール性を高めます。
また、タイヤと路面の密着力を高めることで、滑りの原因になる水膜をタイヤの深い溝で排水する構造になっています。
雪上性能
雪上性能とは、積もった雪道やシャーベット上の道路で滑らないようにするための性能です。
注目すべき点は、タイヤの溝でしっかりと雪をひっかくエッジの効果や、溝で雪をけり出すことで駆動力を得る雪柱せん断力です。
この性能が高いと、つるつるした平坦な氷結道路や、ふかふかの雪道でもしっかりとしたコントロールが可能です。
高速性能
寒冷エリアの乾燥した路面でも、高速でドライブできる性能になります。
このタイプは溝も深くて排水に関する能力も高いため、ハイドロプレーニング現象に対して有効です。
燃費性能
スタッドレスタイヤはノーマルタイヤと比べると「重さ」と「ゴムの柔らかさ」により燃費性能が悪化する傾向にあります。
ゴムが柔らかいと、そのぶん路面を転がりにくくなります。
するとスピードを一定に保つには、余分にエネルギーが必要になり燃費が悪化します。
また、重量があると車全体も重くなるため、燃費は悪くなります。
タイヤ素材
タイヤの素材は「吸水性」と「撥水性」の2種類があります。
「吸水性」は濡れた路面に対して高い性能を発揮できます。
タイヤの表面に小さな穴が空いていて、路面上の水分を吸収する仕組みのため、滑りにくい性質を持っています。
「撥水性」は、凍った路面とタイヤとの密着性能を高める性能があるため、凍った路面でも滑りにくく、高いグリップ力を発揮します。
SUVの最新スタッドレスタイヤ3選
ブリヂストン ブリザックVRX3(ヴイアールエックススリー)
ブリヂストンを代表するスタッドレスタイヤです。
「アイス」「スノー」「ウェット」「静寂性」「転がり抵抗」といった各項目で高次元の氷上性能を実現しています。
最新モデルの「ブリザックVRX3」は、定評のあった氷上性能が前モデルより格段に上がっています。
また、使用可能年数が伸びているのも特長です。
注目テクノロジー
氷上ブレーキの性能アップとして、グリップ力を向上させた「フレキシブル発砲ゴム」を採用。発砲ゴムの内部に新素材を配して、やわらかさが持続するように進化しています。
ゴムの表面の小さな溝で水膜を取り除き、グリップ力をしっかりと効かせます。
サイズバリエーション
タイヤのサイズには12インチから20インチまで幅広いバリエーションがあり、その数は100種類以上です。
軽自動車からトラックまで幅広く対応しています。
タイヤ価格の相場
ブリザック「ヴイアールエックススリー」は、1本あたり税込で9,500円〜118,000円前後が相場価格です。
ヨコハマ iceGUARD 7(アイスガードセブン)
「アイスガード7」の特徴は、氷上性能と雪上性能の両方がハイレベルで、雪道の走破性を実現していることです。
ヨコハマのスタッドレスタイヤの中で最大の接地面積を持ち、トレッドパターンも新しくなりブレーキ性能も向上しています。
注目テクノロジー
ゴムがしなやかで、氷上とタイヤの間にある水膜を取り除く性能を高次元でおこなう「ウルトラ吸水ゴム」が採用されました。
また、新たにタイヤの溝を作るトレッドのブプロックにより氷結した道路にピッタリ密着する「ホワイトポリマーⅡ」は、雪道や凍った路面に有効です。
サイズバリエーション
サイズは13インチから20インチであり、その数は80種類以上と幅広い車種に対応しています。
タイヤ価格の相場
ヨコハマ「アイスガード7」は、1本あたり税込で13,000円〜94,000円前後が相場価格です。
ミシュラン X-ICE SNOW(エックスアイススノー)
ミシュランのX-ICE SNOWは、凍った路面や新雪の路面、雪が溶けたあとのシャーベット上の路面など、さまざまな低温状態の道路で高い性能を発揮することを目的に開発されました。
滑りやすい凍結路でのブレーキ性能や、走行の安定性が高次元で実現されていて、雪上でも安定したグリップ力を発揮します。
注目テクノロジー
新しい技術である「エバー・ウインター・グリップ・コンパウンド」は凍結道路に最適に対応するために剛性の高いエバー・ウインター・グリップ・コンパウンドを採用しています。
配合部分とベースコンパウンドとの摩擦差を利用して凸凹を作り、エッジ効果で水膜を排除することにより接地能力を高めています。
サイズバリエーション
13インチから20インチまで合計70を超えるバリエーションがあります。
タイヤ価格の相場
ミシュラン「エックスアイススノー」は1本あたり、税込で14,000円〜110,000円前後が相場価格です。
大丈夫?!SUVのスタッドレスタイヤを選ぶときの注意点
SUVのスタッドレスタイヤは、シーズン前に装着することをおすすめします。
一度装着してしまえば、冬のシーズンの間に何かをする必要もなく手間がかかりません。
しかし、スタッドレスタイヤを装着する際には注意すべき点がいくつかあります。
それでは、注意すべきポイントをご紹介していきます。
タイヤ選びの基本
車両に合わせたタイヤサイズを選ぶ
軽自動車やSUVなど車の車両により、形から大きさまでさまざまです。
タイヤは車のサイズに合わせて選びましょう。
初めてならタイヤとホイールセットがおすすめ
同じ車に乗り続けて、夏と冬でタイヤをはき替えようと思うなら、ホイールとのセットがおすすめです。
もちろんタイヤだけを交換することもできますが、はき替えのたびにホイールにタイヤを組み替えるのは、タイヤに負荷がかかるので、長持ちしなくなります。
タイヤだけの交換は、初期費用こそ抑えることができますが、交換のたびに組み替えると、費用や作業時間もかかりデメリットが多いものです。
使用目的や場所を合わせて選ぶ
降雪エリアに住んでいる場合や、雪山によく行く予定があるなど、ライフスタイルに合わせてタイヤを選ぶとよいでしょう。
年に2〜3回ぐらいしか雪が降らないエリアなら、サマータイヤではなくオールシーズンタイヤのような一年を通して履けるものを選ぶ方法も選択肢の1つです。
スタッドレスタイヤの買い替え時期の見分け方
スタッドレスタイヤの装着前に表面の溝のすり減り具合をチェックしましょう。
タイヤの使用限界は、表面の溝の深さが新品の50%以下を目安にします。
また、寿命は製造から3〜4年ぐらいであり、走行距離にすると10,000㎞〜15,000kmが目安です。
冬以外は使用できる?
冬以外でスタッドレスタイヤを使うのは控えた方がよいでしょう。
理由は下記の通りです。
・凍結路を走る際に性能を発揮するよう作られているので、ゴムが熱に弱い仕様になっています。ゴムの適正温度を超えると溶けたり、摩耗が激しくなります。
・冬以外ではブレーキの性能が下がります。ブレーキをかけた時、ゴムの剛性が足りずにタイヤのブロックが倒れて、制動距離が伸びます。
・タイヤに細かい溝があるため水を含みやすく、ハイドロプレーニング性能があまりよいとはいえません。
温度の高いエリアや季節では、スタッドレスタイヤを履くのを控えた方がよいでしょう。
SUVをスタッドレスタイヤで楽しもう!
SUVで寒冷地を安全に運転するためには、SUV用のスタッドレスタイヤがおすすめです。
専用タイヤを装着することでSUVのポテンシャルを引き出せますよ。
ただし、急に雪が降る場合や気温が下がり路面が凍結してからでは、交換が間に合わない可能性があります。
スタッドレスタイヤへの切替は余裕を持って早めに準備や交換をして備えることが大事です。
今回紹介したチェックポイントを中心に、最新のスタッドレスタイヤを選んでみてくださいね。
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