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中古車の保証はどう選ぶ?年式別のおすすめや注意すべき保証についてもご紹介!

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中古車の保証はどう選ぶ?年式別のおすすめや注意すべき保証についてもご紹介!

中古車選びには、車種や年式、価格など、様々な選択基準があります。
でも、できれば予算は抑えたいと考えている方は多いのではないでしょうか。
しかし、あくまで中古車両なので、部品の劣化や故障のリスクがあります。
そのため、中古車選びには保証が必須です。
本記事では、中古車の保証の種類と選び方をご紹介します。

目次

中古車の保証の種類

1.メーカー保証
2.メーカー系ディーラー保証
3.一般販売店保証
4.中古車サイトのアフター保証

年式がポイント!中古車保証の選び方!

①初度登録から2年以内の車両
②初度登録から2~4年の車両
③初度登録から4~6年の車両
④6年以上の車両

保証なしの中古車を避けたほうが良い理由

保証を選ぶ際の注意点

1.保証期間
2.保証範囲
3.保証条件

中古車の状態に合わせた保証を選ぶことが大切

中古車の保証の種類

1.メーカー保証

新車には、無償でつく「一般保証」と「特別保証」の2つがあります。
特別保証は、エアコンやステアリングなど「走る・曲がる・止まる」という走行に関わる部品や、エアバッグやシートベルトなど乗員保護に関わる部品を保証しています。

一方で一般保証は、特別保証に該当しない、消耗部品や油脂類を除くほぼすべての部品が保証対象です。
メーカー間で保証内容に差はなく、普通乗用車では次の通りです。
・一般保証:3年または6万km走行のいずれか早い方まで
・特別保証:5年または10万km走行のいずれか早い方まで

メーカー保証が残っていれば継続できますが、下記のような条件を満たす必要があります。
・名義変更後に販社で法定12か月点検と同様の有償点検(1~2.5万円程度)をおこなっているか

2.メーカー系ディーラー保証

メーカー系ディーラーとは、そのメーカーの車両販売やアフターサービスをおこなう販社のことです。
主に買い替えなどで下取りに出た車両や展示車、新古車などを扱います。
この保証は、メーカー保証とは別に販社が設定しています。

  無償 優勝
期間

基本1年

販社認定車は2~3年の場合あり

+1~4年

例)トヨタ:+1~2年

  ホンダ:+1~4年

走行距離 無制限 無制限

内容はメーカー保証と同レベルであり、販社ならではの品質確保が期待できます。
また、全国の販社で修理対応してくれます。
有償延長の費用例として、国産車、排気量2000cc以下、5年前の年式で+2年延長だと、トヨタの「ロングラン保証α」では2.1万円、ホンダの「ホッと保証プラス」では3.7万円かかります。

3.一般販売店保証

一般販売店とは、いわゆる街中で見かける店舗のことで、個人経営店から全国展開しているチェーン店、特定の車種に特化した専門店などさまざまな形態があります。
一般的にオークションで仕入れるので、車両に程度差があります。
内容は販売店によってさまざまです。

 

無償

有償

期間

3か月~1年

6か月~10年

走行距離

3,000km~無制限

無制限

無償の期間はメーカー系ディーラーより短く、走行距離に制限があることが主です。
また、有償で付けるとしても、次のような制約が設定されていることがあります。

・車両の経過年数や走行距離によって付けることができる年数の上限が決まっている
・対象範囲が限定されている
・修理費用の一部負担が必要、または累積上限金額が設定されている
・修理工場が指定されている

4.中古車サイトのアフター保証

中古車サイトとは、インターネットで希望する車両を検索し、該当する車両がある店舗と車両詳細が表示されるものです。
この保証は、サイトが提携している中古車専用のものです。

 

無償

有償

期間

設定なし

6か月~3年

走行距離

設定なし

無制限

無償の設定がなく、有償の内容は一般販売店のものと同程度です。
費用は車両の経過年数や走行距離により異なり、ほかと同様に+2年延長、自動車は1年間に1万km走行と言われているので5年で5万km走行していた車両として、カーセンサーでは4~4.4万円かかります。

年式がポイント!中古車保証の選び方!

中古車を購入する魅力のひとつは値段ですが、購入後に多額の修理費用が発生していてはその魅力が活かせません。
特に、購入から6か月以内に損耗による故障が発生することが多いため、基本は年式問わず最低でも6か月は保証を付けることが推奨されます。
日本自動車工業会が発表した「2019年乗用車市場動向調査」では、中古車の保有年数平均は5.9年です。
そのためここでは6年保有する前提で年式別におすすめの期間や注意点をご紹介します。

①初度登録から2年以内の車両

最低でも3年は保証をつけることを推奨します。
2年以内というと初回の車検を通しておらず、売却前提でメンテナンスしていないことも考えられます。
ただ、メーカー保証が残っているので、うまく継承することで費用を抑えつつ最大限カバーすることも可能です。

②初度登録から2~4年の車両

保証期間は、2~3年程度付けたいところです。
悪く考えると、前のオーナーが車検前に売却前提でメンテナンスをしていないこともあり得ます。
また、2回目の車検の前でもあるので、次の車検に備えてメンテナンスが充実したものを選択するのがベストでしょう。

③初度登録から4~6年の車両

保証期間は1~2年程度がおすすめです。
新車に比べ損耗は進行しており、故障が出やすくなっています。
今後、ある程度の年数を乗り続けるのであれば、有償でもできるだけ長く付けておくのがよいでしょう。

④6年以上の車両

最低限の6か月がおすすめです。
先述のように損耗起因またはメンテナンス不足による故障のリスクが高まります。
新車でもメーカーの特別保証は5年まで、また、新車の保有年数平均が約7.7年なので、故障のリスクを承知したうえで使用する必要があります。

保証なしの中古車を避けたほうが良い理由

「保証なし」とは保証が付いていない車のことです。
例えば、購入した帰り道に故障が発生して運転できなくなったとしても、それは購入者の責任であり修理はすべて有償になるかもしれません。
冒頭に記載したように、新車と違って部品の損耗や故障のリスクがあります。
前のオーナーの使用状況や整備有無によって車両の状態はさまざまなので、いつ故障が発生してもおかしくないことを念頭に置いて購入する必要があります。
では、保証がなくて故障した場合、すべて自己責任の有償修理となるのでしょうか?
自動車公正競争規約では、販売業者が「保証なし・整備なし」で販売するときに次のことを求めています。

①販売時に「保証なし」「定期点検整備なし」の旨を表示
②販売する時点で道路運送車両法に基づく保安基準に適合しないなど整備が必要な個所を「特定の車両状態を書面」で表示
③購入者に①②の書面を交付

このように適切な対応がおこなわれていると、その個所に故障が発生した場合は購入者の責任で修理することになります。

一方で、次の場合は販売業者に「契約不適合責任」(2020年の法改正により「瑕疵(かし)担保責任」から変更)に基づき無償修理(損害賠償)を求めることができます。
①購入者が現車を確認
②①で見つけることができない中古車に予想される通常の欠陥と言えない故障(隠れた瑕疵)が発生
③購入者が販売業者からその内容について説明を受けていない

とはいえ、基本は保証なしの場合は自己責任なので、購入後にトラブルが発生しないように購入時点で問題がないかしっかり確認しておく必要があります。

保証を選ぶ際の注意点

これまでご説明した内容を振り返りつつ注意点を記載します。

1.保証期間

購入する店舗によって、無償および延長できる有償の期間は異なります。
一般に、無償の期間は、メーカー系ディーラー>一般販売店>中古車サイトの順になります。

有償でも、購入する車両の年式・走行距離によって、期間が長いものが良いか、メンテナンスが充実しているものが良いか、適切なものをよく考える必要があります。
また、年式が新しい車両はメーカー保証を継承できるので、継承しつつ+αという考え方もあります。

2.保証範囲

範囲は一般に、メーカー系ディーラー > 一般販売店 > 中古車サイトの順になります。
メーカー系ディーラーは新車同様の修理が期待できますが、一般販売店や中古車サイトの場合は劣るリスクがあります。
また、修理費用の一部負担や限度額が設定されているケースもあるので、購入前に重要部品が範囲に入っているか確認する必要があります。

3.保証条件

車検証と一緒に「メンテナンスノート」と呼ばれる整備履歴が記入された台帳があります。
これはその車両がいつ・どのような点検・整備を受けたのか履歴が記録されていますので、この履歴がしっかり残っていること、整備されていることが条件となります。
一方で「保証なし」の場合、次のことが考えられます。
①年式が古い、あるいは走行距離が長いために付ける基準を満たさない
②価格を安くするために付けていない
③故障が発生しやすい車両なので販売業者が付けることを嫌っている

要するに、故障するリスクが十分にありますよ、ということを意味します。
また、隠れた瑕疵は販売業者に無償修理を要求できますが、基本は自分の目でしっかり確認しておくことが大切です。

中古車の状態に合わせた保証を選ぶことが大切

一口に「中古車の保証」と言っても、期間、範囲、条件などはさまざまで、とくに年式によって必要となる内容が異なります。
自分が購入したい車両とその車両に必要な内容を吟味し、もしもに備えて役立つ保証を付けておくことが大切になります。

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