買取情報
車を手放す際、少しでも高く売却したいと考える方は多いでしょう。
そのためには、複数の業者に査定を依頼して、最も良い条件を見つける相見積もりが有効です。
また、複数の業者に見積もりを依頼する際には、ある程度のマナーやコツを意識することで、スムーズで気持ちの良い取引が実現できます。
本記事では、相見積もりのメリットや注意すべきマナー、さらに高額査定を引き出すためのポイントについて詳しく解説していきます。
目次
車買取で相見積もりを取るメリット
一番高い業者を見つけられる
買取相場が把握できる
価格交渉できる
車買取で相見積もりを取る際に知っておくべきマナー
他社の査定も受けていることを伝える
他社の査定額を伝えない
売却先が決まったら、他社にキャンセルの連絡をする
車買取で高額査定を引き出すコツ
3社以上で比較する
洗車をしておく
付属品を揃えておく
傷やへこみの箇所は正確に伝える
複数の業者に同時に査定してもらう
相見積もりを取る際の注意点
見積りの条件を統一する
相見積もりを取っている途中で売却を決めない
必ず車を売却する必要はない
まとめ
車買取で相見積もりを取るメリット
車の買取で相見積もりを取ると以下のようなメリットがあります。
・一番高い業者を見つけられる
・買取相場が把握できる
・価格交渉できる
ここでは、各メリットについて詳しくみていきましょう。
一番高い業者を見つけられる
相見積もりを取る最大のメリットは、一番高い買取業者を見つけることができる点です。
とくに「一括査定サービス」を利用すれば、車の「車種」や「年式」「モデル」「走行距離」といった情報を一度入力するだけで、複数の買取業者から一斉に査定額が提示されます。
1社ごとに査定の依頼をする手間が省け、効率よく高額な買取業者を見つけることが可能です。
さらに、相見積もりを行うことで業者同士が競争し、提示される金額の底上げが期待できる点も魅力といえるでしょう。
たとえば、1社にしか査定を依頼しない場合は競合がいないため、相場よりも低い金額を提示される可能性も考えられます。
しかし、複数の業者がいると「他の業者に負けたくない」という意識が働き、査定額が上がりやすいのです。
したがって、高額査定を狙うにはできるだけ多くの業者から見積もりを取ることが重要になります。
買取相場が把握できる
相見積もりを行うことで、愛車の買取相場を把握することが可能です。
多くの業者に見積もりを依頼すると、提示される査定額に多少の差が出ることがありますが、ある程度の相場が見えてくるでしょう。
たとえば、同じ車種でも業者によって数万円から数十万円の違いが出ることも少なくありません。
そのため、複数の査定額を比較することで、愛車の適正な買取価格を知ることができるのです。
また、買取相場を把握することは、安く買い取ろうとする業者に対して交渉材料となるため、非常に重要です。
価格交渉できる
相見積もりを活用することで、業者との価格交渉が容易になるのも大きなメリットです。
買取業者は、それぞれの店舗で仕入れ価格や販売計画が異なるため、提示される査定額も違ってきます。
ここで、複数の見積もりを持っていると比較材料として他社の査定額を示すことができ、交渉に有利な立場を取ることができます。
「他の業者ではもっと高い金額を提示された」といった情報をもとに、査定額を引き上げるよう交渉することが可能です。
ただし、実際に見積もりの内容を業者に明かす必要はありません。
あくまで、「他社ではこれくらいの金額だった」といった形で、柔らかく伝えることがポイントです。
さらに、相場の情報は中古車オークションなどからも得ることができます。
しかし、実際に業者に査定してもらった方が、より現実的な金額がわかるため、価格交渉の際にも信頼性が高まります。
相場を把握して複数の業者からの見積もりをうまく活用すれば、納得のいく価格で売却できるでしょう。
車買取で相見積もりを取る際に知っておくべきマナー
複数の買取業者に査定を依頼する際には、いくつかマナーを守ることが、スムーズで気持ちの良い取引を行うためのポイントです。
ここでは、相見積もりを依頼する際に知っておきたいマナーや注意点についてみていきましょう。
他社の査定も受けていることを伝える
複数の買取業者に出張査定を依頼する場合は、他の業者も査定に来ることを事前に伝えておくことが重要です。
とくに現場で複数の業者が同時に査定を行う場合、他社と鉢合わせになったことを知らずに来た業者は、驚いたり不快感を示したりすることがあります。
これが原因で査定の雰囲気が悪くなり、適正な見積もりが得られないことも考えられるでしょう。
あらかじめ「他の業者にも同日に査定を依頼しています」と伝えることで、業者も心の準備ができ、より公正で誠意ある対応を期待できます。
また、事前にバッティングを説明しておくと、業者の対応がスムーズになり、査定時間の短縮にもつながります。
出張査定の場合には、業者同士のトラブルを避けるための配慮を心掛けましょう。
他社の査定額を伝えない
相見積もりを取るとき、査定中に業者から「他社の査定額はいくらでしたか?」と聞かれることはよくあります。
しかし、この質問に対して具体的な金額を教えてしまうのは避けましょう。
なぜなら、他社の見積もり額がわかってしまうと、その金額を基準にして調整されてしまい、適切な査定額を知ることができなくなるからです。
また、業者は「他社と価格競争をさせられること」や「他社と交渉するための踏み台にされること」を嫌います。
そのため、具体的な査定額を明かさない方が、業者側も公正な価格を提示しやすくなります。
売却先が決まったら、他社にキャンセルの連絡をする
契約を見送る他の業者に速やかにキャンセルの連絡を入れることがマナーです。
多くの買取業者は無料で査定を行っており、その査定にも時間や労力がかかっています。
連絡をせずに無視するのは、業者にとって不誠実な対応と受け取られることがあり、今後の取引に影響を与えることもあります。
キャンセルの連絡を行うことで、手数料や違約金が発生することはありません。
むしろ、連絡をしないと業者からの問い合わせが続くことがあり、お互いに時間と労力が無駄になる可能性があります。
相手の立場を考え、キャンセルの際には一言お礼を添えて、「今回は他社で決めましたが、丁寧な査定に感謝しています」と伝えると、業者からの印象も良くなります。
車買取で高額査定を引き出すコツ
ここでは、査定額を引き上げるためのコツをいくつか紹介していきます。
3社以上で比較する
車を売却する際には、最低でも3社以上の買取業者に査定を依頼することが重要です。
なぜなら、1社だけに査定を依頼すると、その業者の提示額が相場と比べて適正かどうか判断できないからです。
また、複数の業者に依頼することで、自然と業者間の競争が生まれ、査定額が引き上げられる可能性が高くなります。
この際、すぐに即決せずに他の業者にも査定を依頼していることを伝えるのがポイントです。
さらに、査定額を比較する時間を持つことで、安値で売却してしまうことも防げます。
複数の業者にしっかりと査定を依頼し、時間をかけて納得のいく売却先を見つけましょう。
洗車をしておく
査定に出す前に、車をしっかりと洗車してきれいにしておくことが大切です。
洗車そのものが査定額に直接影響するわけではありませんが、査定士の印象に大きな影響を与えます。
きれいな状態の車を見ると、査定士は「この車はきちんと手入れされてきた」と感じ、査定に対しても好意的な姿勢を示しやすくなります。
また、洗車をすることで外装の状態がはっきりわかるようになるため、査定がスムーズに進むというメリットもあります。
とくに洗車と一緒にワックスがけを行うとさらに外観が美しく見えるため、印象がアップします。
査定前には簡単な洗車や清掃を行い、車を良い状態で見せることを心がけましょう。
付属品を揃えておく
車の査定時には、純正のオプション品や付属品を揃えておくことが高額査定につながります。
なかでも「純正カーナビ」や「安全装備」「スペアキー」「取扱説明書」などの付属品は、プラス査定の対象となりやすいです。
また、純正のレザーシートやナビ、オーディオといった装備は査定額に大きく影響するため、積極的にアピールしましょう。
傷やへこみの箇所は正確に伝える
査定時には、車の状態について正直に申告することが重要です。
とくに修復歴や過去の事故歴がある場合は、隠さずに伝えるようにしましょう。
修復歴とは、車のフレームや骨格部分の修理履歴を指し、修理履歴を隠して売却することは契約違反にあたります。
もし修復歴があるのに申告しなかった場合、後から発覚して減額されたり、最悪の場合は契約自体がキャンセルされることもあるでしょう。
修復歴かどうか判断が難しい場合でも、過去に鈑金塗装をした箇所や事故歴について正直に伝えることがトラブルを避けるポイントです。
また、故障している部分があれば、事前に申告しておくと、業者側も安心して査定を行うことができます。
複数の業者に同時に査定してもらう
相見積もりを取る際には、複数の業者に同時に出張査定を依頼する方法も効果的です。
あらかじめ「同時に査定をお願いしたい」と伝えておくことで、業者側も対応を調整し、指定した時間に一斉に査定を行ってくれます。
同時査定には、業者間での競争意識が生まれ、査定額が引き上げられる効果が期待できます。
さらに、一度に複数の業者から査定を受けられるため、時間の節約にもなります。
効率的かつ高額な査定を狙いたい場合には、ぜひ同時査定を検討してみてください。
相見積もりを取る際の注意点
相見積もりは車を高く売るために効果的な方法ですが、正しく行わないと逆に損をしてしまう可能性もあります。
ここでは、相見積もりを取る際の注意点を紹介していきます。
見積りの条件を統一する
車の買取金額は、売却時期や引き渡し方法などの条件によって大きく変動することがあります。
たとえば、即日引き渡しを希望する場合と、数週間後の引き渡しを予定している場合では、提示される査定額が異なるケースも少なくありません。
そのため、各社に見積もりを依頼する際には、条件を統一することが重要です。
査定依頼時には、同じ売却時期や引き渡しのタイミングを設定し、条件が一致しているか確認しましょう。
相見積もりを取っている途中で売却を決めない
複数の業者に査定を依頼すると、その場で契約させる業者もあります。
「この金額は今だけ」といった言葉で即決を迫られると、迷ってしまう方も多いでしょう。
しかし、これは業者が他社と比較されることを避けたいための戦略です。
言い換えれば、「他社の査定額より低い可能性があるため、早く決めてもらいたい」という意図が隠れています。
焦ってその場で売却を決めてしまうと相見積もりをする意味がなくなってしまうため、最初から「全ての見積もりが出揃った後で決めます」と業者に伝えておくことで、無理に即決を迫られるリスクを減らすことができます。
じっくりと時間をかけて比較し、納得のいく買取先を選ぶことが大切です。
必ず車を売却する必要はない
相見積もりを依頼した場合でも、必ずしも車を売却する義務はありません。
とくに出張査定では業者がわざわざ自宅まで来て査定をしてくれるため、「ここまでしてもらったから契約しなければ」と負い目を感じてしまうことがあります。
しかし、査定とはあくまで見積もりであり、車の価値を知るための検討材料です。
提示された金額に納得できなければ、遠慮せずに断る心構えを持っておくことが大切です。
売却を決める前にしっかりと複数の見積もりを比較し、自分の希望に合う金額かどうかを判断しましょう。
まとめ
車の買取で相見積もりを取る際は、マナーを守って誠実に対応することが気持ちの良い取引に繋がります。
相手も人間のため、丁寧なやり取りを心掛けると査定額が好意的に提示されることもあります。
また、3社以上で相見積もりを取ることで、買取価格の比較はもちろん、各業者の対応やサービスを見極めることも可能です。
さらに、高額査定を狙うには、他社の見積もりを交渉材料に使うことが効果的です。
ただし、最初から他社の金額を伝えるのではなく、自分の提示額を引き出した後に上手に活用することで、より高い査定額を引き出せる可能性が高まります。
本記事を参考に、納得のいく愛車の見積もりを取りましょう。
よくある質問
Q1.買取に出す際に注意するべきことは?
一括査定サイトは便利ですが、デメリットも理解することが重要です。
サイト利用時に個人情報を入力すると複数の業者から連絡が来る場合が多く、電話対応に追われることもあります。
これがストレスになる場合も多いため、事前に希望査定額や条件を明確にし、すぐに対応できるよう準備しましょう。
また、電話が煩わしいと感じる場合には、メールでの連絡を希望する設定にすることをおすすめします。
Q2.車の買取時に一括査定サイトを使ったほうが良い?
一括査定サイトで得られる査定額は、あくまで目安と考えるべきです。
入力情報は車種や年式、走行距離などの基本情報に限られ、実車の状態は反映されていません。
そのため、実際の査定時に金額が変更されることがあります。
また、修理歴や事故歴が後から判明した場合には、減額されるリスクもあるため、正確な情報を提供することが重要です。
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