買取情報
「車の廃車業者は何となく怪しいイメージがある」
「そもそも買取と廃車の違いって何だろう?」
このような疑問はありませんか?
廃車業者そのものは怪しい業者ではありませんが、なかには悪徳な業者がいることも確かです。
また、買取と廃車は最終的な車の処分方法が異なることが大きな違いです。
本記事では、買取と廃車の違いやそれぞれの処分方法のメリット・デメリットについて解説していきます。
怪しい廃車業者の特徴も解説していきますので、最後までご覧ください。
目次
買取と廃車の違い
買取と廃車の違い
買取と廃車のメリット・デメリット
買取と廃車それぞれに必要な書類
車が全損になったら?
全損状態とは?
買取は不可能?
廃車買取もある!
買取方法は3つ
高価買取を狙うなら中古車としての買取
怪しい廃車買取業者の特徴と選び方
怪しい廃車買取業者の特徴
廃車買取業者の選び方
まとめ
買取と廃車の違い
ここでは、買取と廃車の違い、それぞれの処分方法を選ぶメリットとデメリット、必要書類をご紹介していきます。
買取と廃車の違い
買取と廃車の違いは大きく3つあります。
・最終的な車両の処分方法が違う
・買取は売却金がもらえるが廃車は基本的に支払いが生じる
・買取は売却手続き、廃車は抹消登録手続きになる
上記により、愛車を買取してもらうか廃車にするか悩んでいる方は、買取がおすすめです。
廃車業者にスクラップを依頼する場合、基本的に支払いが生じお金をもらうことはあまりありません。
ただ例外を除き、廃車買取専門店であれば数千円〜数万円もらえる可能性はあります。
とはいえ、買取のほうが金額が大きいため最初に検討すべき方法とはいえないでしょう。
廃車手続きの選択は、基本的に買取拒否されるなどで売却が困難な場合の最終手段です。
加えて、廃車を選ぶ判断基準として、全損となる場合です。
全損は修理費用が高額であり、保険金も車両価格以上は出ません。
車検が残っている場合は還付金申請でいくらかお金が戻ってくるため、このような場合は早めに廃車手続きするほうがよいです。
買取と廃車のメリット・デメリット
買取と廃車それぞれのメリットとデメリットをご紹介していきます。
選択した手段に後悔しないためにも、双方の良い点と悪い点を知っておきましょう。
買取のメリット・デメリット
買取のメリットは、売却金をもらえること、方法によっては高価な買取が期待できることです。
買取業者によって買取金額が異なります。
そのため、相見積もりや一括査定で査定額を比較することで、最も高いところで買取してもらえます。
デメリットは、買い替えの場合に新しい車が来るまでに売却しなければならないことです。
売却が決まったあと、即日または1週間以内に車を引き渡さなければなりません。
新しい車がすぐに来ればいいですが、期間がかかる場合は長い間車がなくなります。
廃車にするメリット・デメリット
廃車にすることで得られるメリットは以下です。
・還付金を受け取れるケースがある
・買取不可の車両も引き取ってもらえる
還付金とは、具体的に自動車税、自動車重量税、自賠責保険の契約が残った期間分の返金です。
残っているほど還付金も多くもらえます。
また、買取してもらえない車両状態でも、廃車であれば手放せます。
デメリットは、費用がかかること、手続きがたくさんあることです。
廃車にかかる費用には、抹消登録料や解体料、レッカー料などがあります。
買取とは違い出費が生じるのは大きなデメリットでしょう。
また、廃車に必要な書類が多く手続きも複雑なこともデメリットです。
買取と廃車それぞれに必要な書類
買取と廃車それぞれに必要な書類をご紹介していきます。
買取に出す際に必要な書類
買取に出す際に必要な書類には、車両情報がわかるもの、税金を支払っている証拠となる書類などがあります。
具体的には以下です。
・車検証
・自賠責保険証明書
・自動車リサイクル券
・自動車税納税証明書
・実印・印鑑登録証明書
・委任状・譲渡証明書
上3つの書類は、通常であればフォルダーにまとめて入れており、車に積んでいるはずです。
納税証明書は個人での保管が必要なため、紛失した場合は、市役所や区役所で再発行しましょう。
実印・印鑑登録証明書は、市区町村の窓口で発行します。
委任状・譲渡証明書は、買取店舗や陸運支局に取りに行くかWebからダウンロード可能です。
廃車する際に必要な書類
廃車に必要な書類は以下のとおりです。
・車検証
・所有者の印鑑証明書
・委任状・譲渡証明書
印鑑証明書は発行から使用できる期限が3ヶ月以内と決まっているため注意しましょう。
なお、廃車手続きは業者依頼と自身での手続きが可能です。
自身で手続きする場合、時間と費用が発生するため、業者に代行してもらうことをおすすめします。
車が全損になったら?
車が全損になった場合の処分方法はどうすればいいのかを解説していきます。
全損状態とは?
全損状態とは、修理が不可能なまでに破損・故障している状態、もしくは修理代が車両の時価額よりも上回る状態です。
買取は不可能?
全損状態では買取は不可能と思う方もいるかもしれませんが、買取してくれる業者はいます。
廃車買取や不動車、事故車を専門とした業者があり、そこに依頼すれば査定と買取をしてくれます。
人気車種の場合、200万円以上で買取してくれる可能性があります。
輸入車でも20万円以上で買取してくれる可能性があるため、諦めずにまずは買取査定に出してみましょう。
廃車買取もある!
廃車はスクラップやお金を出して処分するほかに、買取してもらう方法もあります。
買取方法は3つ
廃車になる車両でも買い取ってもらえる理由は、以下の買取方法があるためです。
・中古車として買い取る
・海外へ輸出する車として買い取る
・解体するための車として買い取る
では、詳しく解説していきます。
中古車として買い取る
車両状態はいいが車を手放すために廃車にするケースでは、中古車として買取可能です。
古い年式であっても、人気だった場合はプレミアがついて高価買取されるケースもあります。
海外へ輸出する車として買い取る
廃車予定の車であっても、海外へ輸出する車として買取されることがあります。
国内ではニーズが少なくても、海外では品質のいい日本車は人気の的です。
そのため、年式が古い車両や走行距離が長くても海外ではニーズが高く買取を可能とする業者があります。
解体するための車として買い取る
廃車予定の車でイメージがつきやすいのは、解体のための車としての買取ではないでしょうか。
解体が買取に繋がる理由は、パーツを中古品として販売・海外輸出したり、金属を再利用できたりすることにあります。
なお、金属として利用される場合、金属価値の相場によって査定額が決まります。
例えば、パラジウムおよびレアメタルの価値がアップしており、この金属が含まれるマフラーは15万円ほどで買取されるケースがあるようです。
高価買取を狙うなら中古車としての買取
廃車予定の車を高価買取してもらいたい場合は、中古車として買取してくれる業者に査定を出しましょう。
人気車種であったりメンテナンスがしっかりされている車両は高価買取されやすい傾向です。
次に高いのは輸出です。
海外で人気の高い車両に該当する場合は、輸出ルートがある買取業者を探してみましょう。
怪しい廃車買取業者の特徴と選び方
怪しい廃車買取業者の特徴と選び方を解説していきます。
怪しい廃車買取業者の特徴
怪しい廃車買取業者の特徴には以下があります。
・還付金を横領する
・手数料・キャンセル料が高額すぎる
・強引に契約を進める
手数料が必要、還付金はなかったなど虚偽の話をして還付金を横領するケースがあります。
見積もり時や契約前に、還付金があるはずにもかかわらず返金されないことがわかった場合、その業者はやめましょう。
手数料・キャンセル料が高額すぎるのも考えものです。
このようなケースでは、売却後に突然高額な手数料やキャンセル料を伝えられることもあるため、見積もり時にはっきりさせておきましょう。
「今だけなら買取価格をあげる」といった売り文句をいったり、隙を与えない感じで契約を進めてきたりする場合も危険です。
特徴を確認し、契約に進む前に見抜きましょう。
廃車買取業者の選び方
選んだ廃車買取業者で損しないように、廃車買取業者の選び方をご紹介していきます。
着目ポイントは以下です。
・リサイクル工場を自社で所持しているところを選ぶ
・還付金の説明をしてくれるところを選ぶ
・国外への販売経路が確保されているところを選ぶ
・廃車する際の費用が発生しないところを選ぶ
自社工場を持つと委託料がかからないため、余分な出費を抑えられます。
加えて、廃車には出費が伴うケースがあるため、出費を抑えたい方は費用が発生しないところを選びましょう。
還付金の有無や金額を説明する業者かどうかをみましょう。
還付金を横領する業者もいるなかで、説明してくれる業者は信頼できると判断できます。
また、国外に輸出する経路があるところを選ぶと高価な買取が期待できるのでおすすめです。
まとめ
車の処分方法を買取か廃車どちらにするか悩んだら、まずは買取を検討するのが懸命です。
どうしても買い手が見つからない場合は廃車を選ぶしかありません。
とはいえ、廃車には種類があり、引き取ってもらう方法と買い取ってもらう方法があります。
買取業者に依頼すると出費を抑えられるのでおすすめです。
中古車を高く売るためのコツについても詳しくご紹介していますので、こちらも合わせてご確認ください。
よくある質問
Q1.車を廃車するとお金になる理由は?
解体して使用可能なパーツや金属は、中古パーツや資源として再販売できるためです。
Q2.廃車すると戻ってくるお金は?
「自動車税」「自動車重量税」「自賠責保険」「任意保険」です。
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