買取情報
故障車は買取してくれないかもしれないと不安に感じる方もいるでしょう。
故障車でも買取を行っている業者はありますが、故障の度合いによって売却先が異なります。
そこで本記事では、故障車の売却先や注意点などをご紹介していきます。
故障車の売却でお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
故障車を売却するには
故障車の売却先
故障車が売れる理由
故障の具合による買取金額の変動
消耗品の寿命切れ(故障)
走行に支障をきたさない程度の車内装備品の故障
修理費用が高額になるほどの故障
故障車を売却する際のコツ
故障を隠して売却するのは告知義務違反
契約書を細かく確認する
売却完了まで車を丁寧に保管しておく
信頼できる業者を選択する
売却車のアピールポイントを伝える
次に購入する車について伝えておく
廃車買取業者を選ぶ際の注意点
国が認可しているリサイクル工場を所有している
還付金の説明がある業者
査定額が明らかに高額
故障車買取の流れ
車を買取に出す流れ
買取時に必要な書類
車を廃車する流れ
廃車時に必要な書類
まとめ
故障車を売却するには
ここでは、故障車の売却先や売れる理由について解説していきます。
故障車の売却先
故障車の売却先は、以下のとおりです。
・車買取業者
・廃車買取業者
それぞれ解説していきます。
車買取業者
故障の度合いが低い場合には、車買取業者に依頼して問題ありません。
交換しなくてはいけないパーツがある場合には、そのパーツの価格を車両価格から差し引いた値で売却可能です。
たとえば、以下のような故障は修理をせずに買取に出しましょう。
・エアコンの故障
・タイヤのパンク
・ドアの不具合
・バッテリー上がり
故障の度合いが自分で判断できない場合も、一度車買取業者に相談してみるのがおすすめです。
廃車買取業者
故障の度合いがひどい場合には、廃車買取業者に依頼しましょう。
たとえば、以下のような症状がある場合は廃車買取業者に依頼するのがおすすめです。
・エンジンがかからない
・水没車
・車買取業者に依頼した結果値が付かなかった車
・査定時に引き取り費用が発生するといわれた車
廃車買取業者は車自体の価値はなくとも、車を解体し、パーツを販売したり、鉄くずにして売却したりするため、値が付く可能性が十分にあります。
また、値が付かなくても無料で引き取ってくれる場合がほとんどです。
車の処分に困っている方は廃車買取業者に依頼しましょう。
故障車が売れる理由
故障車が売れる理由は、車としての価値はなくとも、部品や素材に価値があり、再利用して活かすことができるからです。
車の製造過程で使用される鉄や非鉄金属、レアメタルなどの資源素材は再利用することができます。
特に鉄資源やレアメタルは年々需要が高くなっており、価値が上がっています。
故障車や不動車であっても、鉄資源などの素材の回収ができるため、問題なく買取してくれるのです。
故障の具合による買取金額の変動
ここでは、故障の具合による買取金額の変動について解説していきます。
消耗品の寿命切れ(故障)
故障の原因が消耗品の寿命切れの場合、それらを交換するだけで車の機能は回復するため、価値はそれほど下がりません。
交換が必要な消耗品の仕入れ代が査定金額から引かれる程度です。
車種によって値段は変動しますが、基本的な減額金額は以下のとおりです。
・ライト類・オイル類・ワイパー:2,000円~3,000円
・バッテリー:5,000円~10,000円
・タイヤ・ブレーキパッド:20,000円
走行に支障をきたさない程度の車内装備品の故障
車には走行に支障をきたさない装備品も多数付いています。
たとえば、ドラレコ、ETC、AV関係などの後付け装備は故障していても大きく減額されてしまうことはありません。
ただし、純正マルチナビが故障している場合は、故障の程度に応じて20,000円〜30,000円程度減額されてしまう可能性があります。
また、カーエアコンは季節によっては欠かすことのできない必需装備であるため、修理費用で5,000円〜20,000円程度減額されてしまうでしょう。
修理費用が高額になるほどの故障
国内、国外に関わらず、修理しないと売却できないような故障の場合は、減額も大きくなります。
たとえば、以下が故障している場合は、修理費用が高額になるため、パーツ取りや資源回収用の買取査定になると考えられます。
・ミッション関係
・エンジン
・ハイブリッド車の充電や発電システム
・駆動用モーターやバッテリー
また、事故による傷や凹みがどこにあるのかによって減額の金額が異なります。
車のフレームにまで及んでいる傷や凹みは、修復歴ありの車になってしまうため、3割程度減額されてしまうでしょう。
故障車を売却する際のコツ
ここでは、故障車を売却する際のコツについて解説していきます。
ディーラーの下取りは避ける
故障を隠して売却するのは告知義務違反
できるだけ高く買い取って欲しいからと、故障を隠して売却するのは告知義務違反にあたります。
査定に出す際に、必ず故障している箇所を正直に伝えましょう。
査定員はボンネット内部やボルトなどの細部まで確認するため、隠しても基本的にはバレてしまいます。
しかし、契約後に故障が発覚した場合は、契約不適合責任による賠償責任が生じる可能性があるため、不具合を隠して売却するのは避けましょう。
契約書を細かく確認する
契約書は取引条件や詳細が記載された重要な書類です。
契約書はキャンセル条件や入金日などの細部まで確認し、あいまいな点がないか確認しておきましょう。
売却完了まで車を丁寧に保管しておく
たとえ故障車であっても、売却完了まで車を丁寧に保管しておくことが大切です。
たとえば、フロントが破損してエンジンルームの一部が見えている状態であれば、雨を防ぐためのシートを被せておくなどの対策を考えましょう。
信頼できる業者を選択する
故障車に限らず、車を売却する上で信頼できる業者を選ぶことは重要です。
悪徳業者を選んでしまった場合、軽度の故障でも大幅な減額をされてしまうかもしれません。
信頼できる業者であれば、不明点や減額の理由もきちんと説明してくれるため、不安要素を払拭し、査定金額に納得した上で売却できるでしょう。
売却車のアピールポイントを伝える
故障車であっても、アピールポイントを伝えることでプラス査定に繋がる可能性もあります。
故障内容を正直に伝えたうえで、自分が魅力的だと感じるポイントについて積極的にアピールしましょう。
たとえば、メーカーオプションのような後付けができない装備や機能は、査定金額に良い影響を与えます。
また、タイヤをはじめとする消耗部品もアピールポイントの1つです。
次に購入する車について伝えておく
次に購入する車について伝えておくと、中古車の目標買取金額を決めるのに役立ちます。
乗り換えを検討している車の大まかな値段を基準にすることで、どのくらいの金額で売却できると手が届くのかを明確化できるためです。
買取と新しい車の購入先が同じであれば、交渉がスムーズに進みやすくなるでしょう。
査定額を大きく変えるのは難しくとも、何らかのサービスが期待できるかもしれません。
廃車買取業者を選ぶ際の注意点
ここでは、廃車買取業者を選ぶ際の注意点について解説していきます。
国が認可しているリサイクル工場を所有している
廃車買取業者を選ぶ際の注意点の1つに、国が認可しているリサイクル工場を所有しているかどうかがあげられます。
リサイクル工場を持っている場合、自社で車の解体ができて費用を削減できるため、査定金額が高くなる傾向にあります。
自動車リサイクル法に基づく許認可や解体認可の記載を確認しましょう。
還付金の説明がある業者
還付金の説明があるかどうかも、廃車買取業者を選ぶ上で大切です。
廃車をすると、自動車税や自動車重量税、自賠責保険料が戻って来ることがあります。
しかし、悪徳業者の場合、還付金の説明をせず、手数料として着服してしまうケースがあるのです。
廃車買取業者に依頼する際には、還付金についてきちんと確認しましょう。
査定額が明らかに高額
査定額が高ければ高いほど良いというわけではありません。
明らかに査定額が相場よりも高すぎる場合は、悪徳業者の可能性も考えられます。
たとえば、高額な査定額を提示し、契約後に故障個所が見つかったなどといって、査定額を下げてくるケースがあります。
きちんと相場を調べてから、業者を選びましょう。
故障車買取の流れ
ここでは、故障車買取の流れについて解説していきます。
車を買取に出す流れ
車を買取に出す流れは、以下のとおりです。
1.車の売却先を決める
2.査定を申し込む
3.必要書類を準備する
4.査定を受ける
5.売買契約を結ぶ
6.必要書類を提出し、車を引き渡す
7.入金を確認する
買取時に必要な書類
買取時に必要な書類は、普通車と軽自動車で異なります。
それぞれ解説していきます。
普通車
普通車の買取時に必要な書類は、以下のとおりです。
・車検証
・自賠責保険証明書
・自動車リサイクル券
・自動車納税証明書
・実印
・印鑑登録証明書
・口座情報
軽自動車
軽自動車の買取時に必要な書類は、以下のとおりです。
・車検証
・自賠責保険登録証明書
・自動車リサイクル券
・自動車納税証明書
・印鑑(認印可)
・口座情報
車を廃車する流れ
車を廃車する流れは、以下のとおりです。
1.車を引き渡す
2.必要書類を提出する
3.業者によって書類手続きが行われる
4.抹消登録証明書を受け取る
廃車時に必要な書類
廃車時に必要な書類は、以下のとおりです。
・車検証
・自動車リサイクル券
・印鑑登録証明書
・身分証明書
・実印
・マイナンバーカード(通知カード可)
まとめ
故障車でも買取してくれる業者があります。
故障の度合いによって、車買取業者を利用するか、廃車買取業者を利用するかを決めましょう。
少しでも高く買い取ってほしいという思いから、故障を隠してしまうことは違反です。
不具合を正直に話し、魅力的な点をアピールして売却しましょう。
中古車を高く売るためのコツについても詳しくご紹介していますので、こちらも合わせてご確認ください。
よくある質問
Q1.故障車をディーラーの下取りに出すこともできますか?
タイヤやバッテリー交換で済むような軽度の故障は、ディーラーでも下取りしてくれる可能性があります。
しかし、故障の度合がひどい場合には、下取りを断られたり、処分費用が必要になったりするため、中古車買取業者または廃車買取業者に依頼するのがおすすめです。
Q2.査定金額アップのために、故障していることを隠して売却しても大丈夫ですか?
不具合を隠して売却すると、告知義務違反にあたります。
損害賠償金や契約の解除料を支払う必要が出てくる可能性もあるため、
不具合は必ず査定時に伝えましょう。
Copyright © GOOD SPEED.