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近年、環境保全の重要性が高まる中、ハイブリッド車が注目を集めています。
特に、業界をリードするトヨタは、21車種という豊富なラインナップを誇っています。
しかし「具体的にどのモデルが人気なのか?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、2024年上半期のトヨタのハイブリッド車売り上げランキングトップ10を紹介します。
愛車選びで後悔したくない方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
トヨタのハイブリッド車の特徴
ハイブリッドには3種類のタイプがある
トヨタのハイブリッドはスプリット方式を採用
トヨタのハイブリッド車一覧
【2024年上半期】トヨタのハイブリッド車売上ランキングトップ10
1位:カローラシリーズ
2位:ヤリスシリーズ
3位:シエンタ
4位:アルファード
5位:プリウス
6位:ハリアー
7位:ノア
8位:ヴォクシー
9位:クラウンシリーズ
10位:アクア
まとめ
トヨタのハイブリッド車の特徴
ハイブリッドと言っても、その種類は大きく分けて3種類あります。
まずは、ハイブリッドの種類とそれぞれの特徴、そしてトヨタが採用しているハイブリッドシステムを紹介していきます。
ハイブリッドには3種類のタイプがある
ハイブリッドの種類とその特徴は以下の通りです。
パラレル方式 |
通常のガソリンエンジンにモーターが組み合わさったシステムです。 発進時や加速時にモーターを使って走行をアシストし、減速する際に発電する仕組みです。 |
シリーズ方式 |
通常のエンジンで発電した電力をバッテリーに充電し、その電力を使ってモーターを動かすシステムです。 パラレル式と異なりモーターだけで駆動できます。 |
スプリット方式 |
走行状態に応じてエンジンとモーターを使い分けられるシステムです。 パラレル方式とシリーズ方式が組み合わさった方式とも呼ばれています。 発進時や低速時はモーターを使って走行し、高速道路での走行などスピードが必要なときはエンジンを稼働させます。 |
なお、上記3つのハイブリッドシステムは、「ストロングハイブリッド」と呼ばれる大容量のバッテリーや高電圧、高出力のモーターが搭載されている車に分類されます。
トヨタのハイブリッドはスプリット方式を採用
トヨタのハイブリッドシステムは、先ほど紹介した3つのシステムの中でも「スプリット方式」を採用しています。
「THSⅡ」とも呼ばれており、動力分割機構の制御によって、発電用と駆動用の2つのモーターに効率良く電力を振り分けられるところが特徴です。
発進時や低速時にはモーターで走行し、スピードが上がってくるとエンジンだけで走行しつつ充電も行えるので、効率の良い走行・充電が可能です。
車種によって仕様の違いはありますが、基本的にはどの車種も同じシステムとなっています。
トヨタのハイブリッド車一覧
ここからは、トヨタのハイブリッド車を一覧にして紹介します。
燃費も紹介しますので、車選びの参考にしてください。
車種 |
燃費(WLTCモード) |
カローラシリーズ |
26.4〜30.2km/L |
ヤリスシリーズ |
25.0〜36.0km/L |
シエンタ |
25.3〜28.2km/L |
アルファード |
16.5〜17.7km/L |
プリウス |
26.7〜28.6km/L |
ハリアー |
21.6〜22.3km/L |
ノア |
22.0〜23.2km/L |
ヴォクシー |
22.0〜23.0km/L |
クラウンシリーズ |
15.7〜22.4km/L |
アクア |
30.0〜33.6km/L |
ヴェルファイア |
16.5〜17.7km/L |
RAV4 |
15.2〜21.4km/L |
ライズ |
28.0km/L |
センチュリー |
14.2km/L |
燃費だけで見ると、カローラシリーズ、ヤリスシリーズ、シエンタ、アクア、ライズの5つが、25.0km/Lを超える燃費性能があります。
特にカローラシリーズとヤリスシリーズ、そしてアクアは30.0km/Lを超える燃費性能を誇り、それに伴って人気も高い傾向です。
【2024年上半期】トヨタのハイブリッド車売上ランキングトップ10
それでは、数あるトヨタのハイブリッド車の売上ランキングを紹介していきます。
2024年上半期(1〜6月)の販売台数を紹介しますので、気になる車種はチェックしてください。
1位:カローラシリーズ
1966年の誕生以来、世界累計5,000万台以上を販売してきたトヨタの「カローラ」シリーズは、日本のスタンダードモデルとして親しまれています。
2024年上半期には85,201台を販売し、その人気は衰えることを知りません。
セダン、ステーションワゴン、ハッチバック、SUVと多彩なモデル展開に加え、全モデルにハイブリッド車を設定。
燃費性能も優れており、シリーズ全体で26.4〜30.2km/L(WLTCモード)を達成しています。
日常使いに適した信頼性と低燃費が、多くのユーザーに選ばれています。
2位:ヤリスシリーズ
2020年にヴィッツの後継車種として登場した「ヤリス」シリーズは、軽快なハンドリングや上質な乗り心地、最新の安全技術で高い評価を受けています。
特にハイブリッドモデルは、WLTCモード燃費が最大36.0km/Lと、世界トップレベルの低燃費性能を誇ります。
また、SUVモデルの「ヤリス クロス」は街乗りからアウトドアまで幅広く活躍し、優れた利便性と25.0〜30.8km/Lの燃費性能が魅力です。
2024年上半期には81,715台を販売し、多くの方に人気のあるシリーズです。
3位:シエンタ
シエンタは、2003年に登場したトヨタ最小のミニバンで、コンパクトながらも広い室内空間があるところが特徴です。
3列シートの7人乗り仕様を基本に、2列シートの5人乗りモデルも展開。
ハイブリッドモデルでは、WLTCモードで25.3〜28.2km/Lという優れた燃費性能を実現しています。
2024年上半期の販売台数は55,649台に達し、ファミリー層を中心に根強い人気を誇る1台です。
4位:アルファード
高級ミニバンの代名詞である「アルファード」は、2002年の登場以来、上質な車内空間と快適性で多くの方から人気を集めています。
2023年6月にフルモデルチェンジを果たした4代目では、2.5Lダイナミックフォースエンジンを採用したハイブリッドシステムを搭載し、気持ちの良い走行性能と低燃費を両立。
WLTCモードで16.5〜17.7km/Lの燃費性能を実現しています。
2024年上半期の販売台数は37,385台を記録し、家族やビジネスシーンでの選ばれる1台として存在感を示しています。
5位:プリウス
1997年に世界初の量産ハイブリッドカーとして誕生した「プリウス」は、ハイブリッド車の代名詞として進化を続けてきました。
2023年に発売された5代目モデルでは、洗練されたデザインと第5世代ハイブリッドシステムによる優れた環境性能が魅力です。
2.0Lエンジンを搭載したモデルは、WLTCモードで燃費性能26.7km/L〜28.6km/Lを実現し、快適な走行性能も兼ね備えています。
2024年上半期の販売台数は36,790台を記録し、多くのドライバーに選ばれる存在感を示しています。
6位:ハリアー
1997年に登場し、都市型SUVの先駆けとして人気を集めてきた「ハリアー」。
2020年に発売された現行モデルは、洗練されたデザインと上質な室内空間を備え、高級感と実用性を両立しています。
ハイブリッド車には2.5Lエンジンと最新のハイブリッドシステムを搭載し、滑らかな走行性能とともにWLTCモードで21.6〜22.3km/Lの燃費性能を実現。
2024年上半期には35,294台を販売し、日常使いからロングドライブまで幅広いシーンで選ばれています。
7位:ノア
2001年に登場し、ファミリー層に支持されてきた「ノア」。
2022年には8年ぶりのフルモデルチェンジを行い、広々とした室内空間や多彩なシートアレンジでさらに快適性を高めました。
1.8Lエンジンを搭載した新世代ハイブリッドシステムは、2WDとE-Fourの設定があり、燃費性能はWLTCモードで22.0〜23.2km/Lを実現。
日常使いから家族旅行まで幅広く対応します。
2024年上半期の販売台数は35,105台を記録し、多くの家庭で活躍する定番ミニバンです。
8位:ヴォクシー
2001年に登場した「ヴォクシー」は、2022年のフルモデルチェンジで4代目となり、個性的で先進的なデザインや優れた使い勝手がさらに進化しました。
ハイブリッド車には1.8Lエンジンを採用した新世代ハイブリッドシステムを搭載し、2WDとE-Fourの設定で、燃費性能はWLTCモードで22.0〜23.0km/Lを達成。
静粛性に優れた高剛性ボディや快適な室内空間も特徴です。
2024年上半期の販売台数は34,794台を記録し、多くのファミリー層に人気のある1台です。
9位:クラウンシリーズ
クラウンシリーズは、1955年の誕生以来、日本を代表する高級車ブランドとして進化を続けています。
16代目となる新型クラウンは、クロスオーバーSUVやスポーツSUV、正統派セダンといった多彩なモデルを展開。
2.5Lや2.4Lハイブリッドシステムを搭載し、燃費性能はWLTCモードで15.7〜22.4km/Lを実現しています。
各モデルは上質なデザイン、快適な室内空間、優れた走行性能が特徴で、2024年上半期の販売台数は32,062台を記録しました。
10位:アクア
アクアは、コンパクトで扱いやすいハイブリッド専用車として、2011年に誕生しました。
2021年のフルモデルチェンジでは、1.5L直列3気筒ハイブリッドエンジンを搭載し、燃費性能や走行性が大幅に向上。
WLTCモードで30.0〜33.6km/Lの優れた燃費性能を実現しています。
また「快適ペダル」など先進技術を搭載し、スムーズで快適な運転を楽しめます。
2024年上半期の販売台数は27,801台と、その優れた燃費性能から多くの方から人気がある1台です。
まとめ
本記事では、トヨタが採用しているハイブリッドシステムや、2024年上半期の売上ランキングトップ10を紹介していきました。
トヨタが採用しているハイブリッドシステムは、「スプリット方式」と呼ばれる、走行状態に応じてエンジンとモーターを使い分けられるシステムを採用しています。
このハイブリッドシステムにより、効率的な走行が実現され、環境負荷の低減や低燃費を実現しています。
2024年上半期の売上ランキングでは、トヨタのミニバンやコンパクトカーが多くランクインしており、環境性能と利便性の両立が評価されています。
もし気になった車種があれば1度試乗してみるなど、その燃費性能や静粛性を体感してください。
よくある質問
Q.ハイブリッド車を買うと補助金は受けられますか?
購入時に環境性能に応じた補助金が適用される場合があります。トヨタの多くのハイブリッド車は補助金対象になることが多いです。具体的な金額や条件は自治体や国の制度によるため、購入前に確認することをおすすめします。また、税金の優遇(エコカー減税)も受けられる場合があるので、費用面でのメリットも大きいです。
Q.トヨタのハイブリッド車の充電は必要ですか?
トヨタの一般的なハイブリッド車は自己充電式のため、外部電源からの充電は不要です。走行中や減速時に発生するエネルギーをバッテリーに蓄える仕組みです。ただし、プラグインハイブリッド(PHEV)の場合は、家庭用コンセントや充電スタンドでの充電が必要です。
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