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コンパクトSUVの人気モデル、ヤリスクロス。
そのスタイリッシュなデザインや走行性能が魅力ですが、「乗り心地」に関しての評判が気になる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、実際の乗り心地や改善方法、さらにヤリスクロスならではの強みも詳しく解説します。
ヤリスクロスの乗り心地を知り、車選びの参考にしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ヤリスクロスのスペックと特徴
ヤリスクロスの乗り心地の特徴
.5Lエンジン搭載でパワフルな乗り心地
軽快かつ安定した走り
街中の走行なら2WDの方が良い
悪路走行なら4WDの方が良い
後部座席の乗り心地は4WDの方が良い
SUV特有の視認性の低さがある
突き上げを感じやすい
長時間の運転は疲労を感じやすい>
後部座席は快適さに欠ける
静寂性は低い傾向
ヤリスクロスの乗り心地の改善方法
サスペンションを交換する
>タイヤを交換する
シートクッションを交換する
ホイールインチを下げる
乗り心地以外のヤリスクロスの魅力
シンプルで利便性の高い内装
燃費性能が高い
悪路走行に役立つ安全性能を搭載
コンパクトで運転しやすい
ボディカラーが豊富
アウトドアに役立つ広い荷室
お手頃な価格帯
まとめ
ヤリスクロスのスペックと特徴
ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
4,180mm~4,200mm×1,765mm×1,580mm~1,590mm |
車両重量 |
1,110kg〜1,190kg |
総排気量 |
1,490cc |
乗車人数 |
5名 |
燃費(WLTCモード) |
ガソリン:17.6〜19.8km/L ハイブリッド:25.0〜30.8km/L |
新車価格 |
190.7万円~ |
中古車価格 |
223.8万〜295.8万円 |
ヤリスクロスは、優れた燃費を持つ、街乗りやアウトドアなど幅広く活躍できるコンパクトSUVです。
その特徴的な小型ボディは小回りが利き、狭い道でも扱いやすい設計です。
また、燃費性能も優れており、ハイブリッド車では約28〜30km/Lという高い水準を誇ります。
アウトドア用途に便利な大容量ラゲージや調節可能な荷室床面など、多機能性も魅力です。
ヤリスクロスの乗り心地の特徴
ここからは、本題であるヤリスクロスの乗り心地を紹介していきます。
1.5Lエンジン搭載でパワフルな乗り心地
ヤリスクロスは、ガソリン車とハイブリッド車を展開していますが、両車ともに1.5L直列3気筒の高排気量エンジンを搭載しています。
このエンジンは、軽量化と高効率化を徹底追求しており、滑らかで力強い加速性能を実現しています。
また、ガソリン車には2WDと4WD、ハイブリッド車には2WDとE-Fourが設定でき、日常のドライブからアウトドアなど、豊富なシーンに対応可能です。
軽快かつ安定した走り
ボディには、ヤリスクロスのコンセプトである「軽く、小さく、扱いやすく」の通り、軽量かつ剛性の高いボディを採用しています。
また、エンジンの配置バランスや軽量化を図ることで、低重心化に成功し、SUVらしさと軽快かつ安定した走りを体感できます。
街中の走行なら2WDの方が良い
ヤリスクロスは、2WDと4WD(E-Four)から設定できますが、それぞれ特徴が異なってきます。
2WDの特徴は、燃費性能が優れているところです。
そのため、比較的街中の走行が多い方や、平坦な道路での使用が多い方に特におすすめです。
しかし、山道や路面の状態が悪い道などで使用する方は、パワー不足や乗り心地の悪さを感じやすいのでおすすめできません。
悪路走行なら4WDの方が良い
一方、4WDは山道や路面の状態が悪い道などで使用する方におすすめです。
4WDは、4つのタイヤすべてに動力を伝えられるので、よりパワフルな運転が可能です。
また、2WDと4WDでは、取り付けられているサスペンションが異なっており、4WDの方が優れた防振性や静寂性があります。
これにより、路面の状態が悪くても車内の振動や騒音を防ぎ、快適な車内空間で過ごせます。
後部座席の乗り心地は4WDの方が良い
先述したようにヤリスクロスの2WDと4WDでは、使用されているサスペンションが異なります。
4WDで使用されているサスペンションは、振動を抑えたり、音の遮断力が優れていたりするので、車内環境を快適にしてくれます。
特に後部座席に人を乗せることが多い方は、2WDよりも4WDの方がおすすめできるでしょう。
SUV特有の視認性の低さがある
ヤリスクロスは、SUVの特徴でもある鼻の長いデザインとなっています。
そのため、運転席からの視認性が低いと感じる方もいます。
特に軽自動車やコンパクトカー、ミニバンなどに乗っていた方は、「運転しにくい」と感じる方が多いようです。
しかし、SUV特有の視認性なので、慣れてくれば問題なくなるでしょう。
突き上げを感じやすい
ヤリスクロスは、軽快かつパワフルな走行をするために、サスペンションが硬めに設計されています。
そのため、走行中の突き上げを感じやすいです。
特に2WDに採用されているトーションビーム式のサスペンションは、軽いところがメリットの反面、ある程度の強度が必要となるため、硬めに設計されています。
これが、路面からの振動を拾いやすく、乗り心地の悪さにつながっている原因とされています。
長時間の運転は疲労を感じやすい
ヤリスクロスは、硬めに設計されたサスペンションを採用していることで、長時間の運転は疲労を感じやすいです。
また、シートが硬いと感じる方が多く、これも疲労感の原因となっています。
特に長時間運転する方は、シートのクッション性の低さから、体への負担が大きく、疲労感を感じやすくなるでしょう。
後部座席は快適さに欠ける
ヤリスクロスの室内サイズは、1,845mm×1,430mm×1,205mmとなっており、車内空間が快適なサイズとは言いづらいです。
特に1,205mmという高さは、身長が高い方にとっては狭いと感じてしまうでしょう。
また、後部座席に関しても、一般的な大人が座ると膝先が握りこぶしひとつ入るかどうかなので、大柄な方が座ると狭いと感じてしまいます。
静寂性は低い傾向
ヤリスクロスは、振動が抑えられるボディ素材やサスペンションを使用していますが、中に
は静寂性が低いと感じる方もいます。
ヤリスクロスは、コンパクトながらパワーのあるエンジンを採用しており、車内のエンジン音はどうしても大きく聞こえやすいです。
しかし、ハイブリッド車ならモーターが稼働することで音が軽減されるので、車内のエンジン音が気になる方は、ハイブリッドを選択するのが良いでしょう。
ヤリスクロスの乗り心地の改善方法
ここまで、ヤリスクロスの乗り心地の特徴を紹介してきましたが、一部のユーザーからは、乗り心地が良くないと感じる方もいます。
そこで、ここではヤリスクロスの乗り心地の改善方法を紹介します。
サスペンションを交換する
車の乗り心地は、サスペンションが大きく関わっています。
ヤリスクロスであれば、硬めに設計されているサスペンションなので、突き上げを感じやすい乗り心地になります。
そのため、柔らかめのサスペンションに交換すれば、乗り心地改善が期待できます。
ただし、柔らかすぎると逆に「ふわふわ感」を感じやすくなるため、硬すぎず柔らかすぎないものを取り付けることが大切です。
タイヤを交換する
タイヤも、車の乗り心地に大きく影響しています。
硬いタイヤを装着している場合、路面からの振動や衝撃を車に伝えやすいですが、柔らかいタイヤであれば振動や衝撃を吸収してくれるので、乗り心地改善が期待できます。
また、路面の状況に合わせて空気圧を調整するのもおすすめです。
シートクッションを交換する
ヤリスクロスのシートは、硬めに設計されており、これが乗り心地や疲労感の原因になっています。
クッション性のあるシートに交換することで、乗り心地や疲労の軽減に繋がるので、より快適に運転できます。
また、シートの交換が難しいと感じる方は、シートカバーでも十分改善が期待できるでしょう。
ホイールインチを下げる
ホイールのインチ数を下げることも乗り心地改善に有効です。
実は、ヤリスクロスはグレードによって18インチという、コンパクトな車体に見合わないホイールサイズを採用しており、これも乗り心地の悪さに影響しているのです。
一般的に大型ホイールを装着すると、タイヤのサイドウォールが相対的に低くなるため、衝撃を感じやすいといわれています。
そこで、ホイールのインチを17もしくは16インチに下げることで、サイドウォールが高くなり乗り心地改善が期待できます。
乗り心地以外のヤリスクロスの魅力
ここまで、ヤリスクロスの乗り心地の特徴や改善方法を紹介してきましたが、乗り心地以外の魅力も豊富にあります。
いくつか紹介するので、車選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。
シンプルで利便性の高い内装
ヤリスクロスの内装は、無駄を省いたシンプルなデザインで、使い勝手を重視した機能性が魅力です。
運転席周りは直感的に操作しやすい配置となっており、視認性の高いディスプレイや操作しやすいスイッチ類がドライバーをサポートしてくれます。
また、広々としたラゲージスペースや可動式の荷室床面により、大きな荷物の積み下ろしもスムーズに行えます。
そのため、日常使いからアウトドアまで、幅広いシーンに対応できる内装です。
燃費性能が高い
ヤリスクロスの燃費性能は、ガソリン車で17.6km/L〜19.8km/L、ハイブリッド車で25.0km/L〜30.8km/Lという優れた性能を持っています。
特にハイブリッド車は、コンパクトSUVの中でもトップクラスの燃費性能があり、燃料費を大きく抑えられます。
悪路走行に役立つ安全性能を搭載
ヤリスクロスは、SUV車らしい悪路走行に役立つ安全機能が搭載されています。
・ダウンヒルアシストコントロール
・TRAILモード
・SNOWモード
・マルチテレインセレクト
そのほかにも、E-Four設定のモデルは、自動で2WDと4WDを切り替えてくれるので、山道や雪道などでの走行を安全にサポートしてくれるでしょう。
コンパクトで運転しやすい
ヤリスクロスのボディサイズは、4,180mm〜4,200mm×1,765mm×1,580mm〜1,590mmと、コンパクトなサイズとなっています。
また、最小回転半径は5.3mを実現しており、街中の狭い道や駐車スペース、Uターン時にも取り回しの良い走行が可能です。
そのため、比較的運転の苦手な方や初心者でも運転しやすいと感じるでしょう。
ボディカラーが豊富
ボディカラーが豊富なところもヤリスクロスの魅力のひとつです。
特にツートーンカラー(2色)は、他の車と差を付けたい方におすすめとなっています。
以下に採用カラーを記載しましたので、参考にしてください。
【モノトーン色(1色)】
・プラチナホワイトパールマイカ
・シルバーメタリック
・マッシブグレー
・ブラックマイカ
・センシュアルレッドマイカ
・ベージュ
・グレイッシュブルー
【ツートーンカラー(2色)】
・ブラックマイカ×マッシブグレー
・ブラックマイカ×プラチナホワイトパールマイカ
・ブラックマイカ×センシュアルレッドマイカ
・ブラックマイカ×ベージュ
アウトドアに役立つ広い荷室
SUV車らしい荷室の広さもヤリスクロスの魅力です。
その容量は、5人乗車時で390L、後部座席を倒せば1,102Lまで拡大できるほどの大きさです。
また、後部座席はグレードによって「4:2:4分割可倒式」もしくは「6:4分割アジャスタブルデッキボード」から選択でき、荷物の量や高さ、乗車人数によってシートアレンジできます。
釣りやキャンプなどのアウトドアシーンや、買い物の量が多い方などにおすすめです。
お手頃な価格帯
ヤリスクロスは、優れた機能や走破性を併せ持ちながらもお手頃な価格で手に入れられます。
ライバル車と比較すると、同メーカーの「ライズ」に次いで2番目に安い価格となっており、100万円代から購入できる車種は、ヤリスクロスとライズだけです。
また、ボディカラーやオプションの豊富さもヤリスクロスの魅力なので、グレードを落として必要な機能だけを付けるのもおすすめです。
まとめ
本記事では、ヤリスクロスの乗り心地の特徴から改善方法、そのほかの魅力を紹介しました。
ヤリスクロスは、コンパクトSUVならではの取り回しの良さや高い燃費性能に加え、実用性と快適性を兼ね備えた1台です。
街中での運転のしやすさはもちろん、大容量ラゲージや多機能な内装設計により、アウトドアや旅行でも活躍します。
また、手頃な価格帯や選べるガソリン車とハイブリッド車のラインナップも魅力です。
日常からレジャーまで幅広く対応できるので、ヤリスクロスを検討中の方は、ぜひ試乗して、その乗り心地を体験してください。
よくある質問
Q.ヤリスクロスと他のSUVの乗り心地を比較するとどうですか?
同じクラスのSUV(ホンダ・ヴェゼルやマツダ・CX-30)と比較すると、ヤリスクロスはやや硬めの乗り心地が特徴です。
ただし、スポーティなハンドリング性能が強みで、運転の楽しさを重視する方に向いています。
Q.ヤリスクロスの乗り心地は家族向けに適していますか?
ヤリスクロスは運転席や助手席の快適性は十分ですが、後部座席のスペースやクッション性に関しては、ファミリーカーとしての評価が分かれることがあります。
小さなお子様との利用には十分ですが、大人が長時間座る場合は窮屈に感じる可能性があります。
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