キズのある車は売却可能？キズの度合いや場所による減額目安も紹介！ | SUVといえばグッドスピードGOOD SPEED

傷のある車は売却できないのではないかと不安な方もいるかもしれません。
傷のある車は売却可能ですが、傷の度合いや場所によっては、減額されるケースもあります。
本記事では、傷のある車の減額目安などをご紹介していきます。

目次

買取業者の査定方法

車買取においての査定基準
車買取においての減額基準

キズがある車は減額される？

減額されるかは傷の度合いや場所による
傷の度合いによる減額目安
傷の場所による減額目安
状態が悪いため廃車になる場合

修復歴がある車の買取は減額になりやすい

修復歴とは
修復歴がある車の減額目安は？

傷は査定前に修理した方がいいの？

傷は修理しないで売却するのがおすすめ
査定後に傷をつけてしまったら？

修復歴のある車を少しでも高く売るコツ

清掃をしっかりしておく
車検が切れる前に売却する
決算期前に売却する
廃車買取業者に依頼する

まとめ

買取業者の査定方法

ここでは、買取業者の査定方法をご紹介していきます。

車買取においての査定基準

車買取における査定基準は、車種・年式・走行距離の3つです。
以下の状態を査定基準とし、内容に応じてマイナス評価されると、相場価格から減額されます。

・外装内装が無傷
・修復歴がない
・改造をしていない
・エンジン、足回りの状態が良好
・タイヤの残り溝が少なくスリップサインが出ている
・車検の残月数が残り3か月以内
・走行距離が標準走行距離以内

車買取においての減額基準

車買取の査定では、一般財団法人日本自動車査定協会による「中古自動車査定基準及び細則」を減点基準としています。
傷の大きさや故障の程度など車の状態に応じて点数がつけられ、1点あたり1,000円程度の減額方式で査定を行います。
軽度の傷など、傷の内容や大きさによっては減額されないこともあるでしょう。

キズがある車は減額される？

ここでは、傷がある車は減額されるのか、減額目安をご紹介していきます。

減額されるかは傷の度合いや場所による

傷のある車が減額されるかどうか気になる方もいるでしょう。
傷のある車の減額の有無は、傷の度合いや場所によって異なります。

傷の度合いによる減額目安

ここでは、傷の度合いによる減額目安をご紹介していきます。
ただし、店舗によっても異なるため、参考程度に把握しておきましょう。

爪が引っかからない程度の軽度な傷

爪が引っかからない程度の軽度な傷は、減額されないケースがほとんどです。
車を使用していると、多少の傷が付くのは当たり前とみなされるほか、買取業者が自社で修理できるためです。
査定にはほとんど影響がないと考えてよいでしょう。

爪が引っかかる深さの傷

爪が引っかかる深さの傷は、再塗装が必要になるため減額査定となります。
塗装箇所やと塗装方法によって異なりますが、10㎝以内の傷であれば1万円程度、10㎝以上の大きな傷は数万円程度の減額になる可能性があります。

凹みを伴う傷

凹みを伴う傷は、板金修理が必要となるため、大幅に査定額が下がる要因となります。
小さな凹みであれば数万円程度、大きな凹みは十万円段位で査定額が下がる可能性もあります。

塗装剥がれを伴う傷

塗装剥がれを伴う傷は、サイズにより減額される金額が異なります。
サイズ別の塗装剥がれの減額目安は以下のとおりです。

板金塗装や再塗装が必要な傷

板金塗装や再塗装が必要な傷は、サイズにより減額される金額が異なります。
サイズ別の板金塗装や再塗装が必要な傷の減額目安は以下のとおりです。

板金塗装や再塗装は一般的な整備士では対応できず、専門工場での修理が必要となるため修理費用も高額です。
パーツ面積の半分以上に傷がある場合は、部品交換が必要になるため、より高額になるでしょう。
そのため、減額される金額も高くなっています。

修復歴がある傷

修復歴がある傷は、走行安全性に支障をきたす恐れがあるため、大幅に減額されます。
減額目安は、部位や車種によっては相場の15〜50%程度が一般的です。
また、高級車になると、減額幅がさらに大きくなる傾向にあります。

走行できないほどの傷

走行できないほどの傷は、減額ではなく査定額が0円になってしまう可能性があります。
走行できないほどの状態の悪い車は、中古車買取業者では再販できず、解体するしかないためです。

中古車買取業者によっては引き取りを拒否されたり解体費用を請求されたりすることもあります。
一方で、廃車を専門に行っている廃車買取業者であれば、値段をつけて引き取ってくれる可能性があります。

傷の場所による減額目安

ここでは、傷の場所による減額目安をご紹介していきます。
ただし、店舗によっても異なるため、参考程度に把握しておきましょう。

バンパー

バンパーの減額目安は以下のとおりです。

バンパーは外に突き出ているため、車の中でも傷のつきやすい箇所の1つです。
たとえば、壁にこすりつけたり、地面に近いため小石などが跳ねてダメージを受けるリスクもあります。
ただし、バンパーは傷ついてもそれほど目立ちません。

特に下の方にできた傷であれば、尚更気にならないでしょう。
そのため、買取価格に与える影響はあまり大きくありません。

ボンネットやドア

ボンネットやドアの減額目安は以下のとおりです。

ボンネットやドアも飛んできた石や砂利などのダメージを受けやすい箇所の1つです。
サイズや位置の関係から、傷が目立ちやすいため、バンパーよりも減額される可能性が高いといめあす。

ルーフ

ルーフの減額目安は以下のとおりです。

車の屋根であるルーフは、上から落ちてきたものにぶつかったり、雹の影響を受けたりと、傷付きやすい箇所の1つです。
面積が広く、板金や塗装にも高い費用と長い時間がかかるため、比較的減額されやすい箇所といえます。

状態が悪いため廃車になる場合

状態が悪く、廃車になる場合は廃車手続きの費用が必要です。
抹消登録と解体費用、リサイクル料金を払っていない場合はリサイクル料金も改めて支払う必要があります。

業者に代行してもらう場合は、それらに加えて手数料がかかります。
普通車の場合は、自動車税、自賠責保険料などが還付されるケースもあるため、確認しておきましょう。

修復歴がある車の買取は減額になりやすい

ここでは、修復歴や減額目安をご紹介していきます。

修復歴とは

修復歴とは、車の骨格部分にあたるパーツを交換、修理した車を指します。
車の骨格部分にあたるパーツは、以下のとおりです。

・フレーム
・クロスメンバー
・インサイドパネル
・ピラー
・ダッシュパネル
・ルーフパネル
・フロア
・トランクフロア

修復歴がある車の減額目安は？

修復歴がある車の減額目安は、車のランクや修復内容によって異なりますが、相場の15%～50%とされています。
たとえば、日産のGTRやトヨタのセンチュリーといった高級車は、減額目安が22万円～53万円程度です。

一方、日産モコやダイハツのミラといった軽自動車では、13万～32万円程度の減額が目安とされています。

傷は査定前に修理した方がいいの？

ここでは、傷を修理しないで売却するのがおすすめな理由をご紹介していきます。

傷は修理しないで売却するのがおすすめ

修理を行うことで査定額がアップする可能性もありますが、ほとんどの場合は修理せずに売却するのがおすすめです。
基本的には修理費用の方が査定額よりも高くつくケースが多く、修理を行っても査定額が変化しないケースもあります。

また、時間の経過とともに、車の価値は下がってしまうため、修理よりも早く売却する方がお得です。
修理箇所によっては、修復歴車になる可能性もあるため注意しましょう。

査定後に傷をつけてしまったら？

査定後に傷をつけてしまった場合は、既に契約を結んでいるかどうかで対応が異なります。
査定しただけで契約を結んでいない場合は、再度査定を受ければ問題ありません。

契約を結んだあとであれば、引き渡しの際にきちんと申告しましょう。
隠さずに引き渡すと、後に返金請求などの手間が増えるため、正直に伝えることをおすすめします。

修復歴のある車を少しでも高く売るコツ

ここでは、修復歴のある車を少しでも高く売るコツをご紹介していきます。

清掃をしっかりしておく

清掃をしっかりしておくと、査定士に良い印象を与えられます。
清掃は洗車だけでなく、車内の拭き掃除、フロアマットの掃除機、臭いがある場合は消臭などもしておきましょう。

車検が切れる前に売却する

車検までの期間が長いとプラス査定になる可能性があるため、車検が切れる前に売却しましょう。
車検が近い場合は、無理に車検に通す必要はありません。
車検に通したからといって、それほど査定には関係ない場合がほとんどで、むしろ車検費用の方が高く損してしまうでしょう。

決算期前に売却する

決算期前の1月〜2月、半期決算前の7月〜8月が高く売却できるチャンスです。
車の買取額は同じ車であっても、時期により変動します。
決算期前は買取を強化し、査定額がアップすることが多いため、決算期前に売却するなど売却タイミングにも気をつけましょう。

廃車買取業者に依頼する

中古車買取業者で値段が付かない場合は、廃車買取業者に依頼するのがおすすめです。

廃車買取業者であれば、車自体に価値がなくとも、リサイクルパーツや鉄素材として利用されるため、買い取ってもらえるケースがあります。
中古車として売却するよりは売却額が安くなってしまうケースがほとんどですが、廃車にするよりも収支はプラスになるでしょう。

まとめ

車買取では、傷の有無や車両の状態が査定額に影響を与えることがあります。

特に、車の骨格部分の部品交換や修理を行う修復歴車の場合は、大幅に減額されるケースがほとんどです。
車の清潔感や売却タイミングを気をつけたり、廃車買取業者を利用したりして、少しでも高く買取をしてもらえるような対策を取りましょう。