FJクルーザーの前期・後期とは?各年式の違いを徹底解説! | SUVといえばグッドスピードGOOD SPEED
BLOG

おすすめ記事

グッドスピード

FJクルーザーの前期・後期とは?各年式の違いを徹底解説!

FJクルーザーの前期・後期とは?各年式の違いを徹底解説!

2018年1月に惜しまれながら販売終了した車両がFJクルーザーです。
現在でも多くのユーザーに支持されており、中古車市場では依然として根強い人気を誇っています。

この記事では、FJクルーザーの年式ごとの特徴や違いについて解説していきます。
是非最後までお読みください。

目次

FJクルーザーの基本情報

計5回の改良!FJクルーザー年代ごとの違い

2010年12月 発売開始
2011年12月発売モデル
2012年7月発売モデル
2013年7月発売モデル
2014年7月発売モデル
2017年10月発売モデル

FJクルーザーの基本グレードは4種類

ベースグレード
カラーパッケージ
ブラックカラーパッケージ
オフロードパッケージ
特別仕様車ファイナルエディション

まとめ

FJクルーザーの基本情報

トヨタFJクルーザーは2006年にアメリカで発売が開始されました。
オフロードの走破性に優れた4WDクロスカントリーでありながら、カラフルなボディカラー、丸目のヘッドライト、観音開きのサイドドアなど愛らしいデザインで人気を博しました。

2010年の12月、満を持して国内での発売が開始されると、個性的なデザインとクロスカントリーの走破性を合わせ持つFJクルーザーは、4.0Lで8.0㎞/Lと流行と逆行しながらも一部の熱狂的なファンを獲得するに至ります。

販売が終了した現在においても中古車市場では人気で、高いリセールバリューを誇ります。

計5回の改良!FJクルーザー年代ごとの違い

FJクルーザーは2010年の販売開始から2018年に販売終了が発表されるまで、一度もモデルチェンジはされていません。

国産車であれば2〜4年でマイナーチェンジ、4〜6年でフルモデルチェンジの周期が一般的ですが、FJクルーザーはモデルチェンジをせずに一部改良を繰り返し、2017年にファイナルエディションが誕生するまでに5回の改良が加えられています。

ここでは、そんなFJクルーザーの改良の軌跡を紹介します。

2010年12月 発売開始

FJクルーザーは、2010年12月に待望の国内デビューを果たします。

パワートレインは、4.0Lガソリンエンジンで、最高出力276ps、最大トルク38.8kg-mを発揮し、駆動方式はリアデフロック付きパートタイム4WDを採用しています。

ボディサイズは各年代を通じて不変で、4635mm×1905mm×1840mm、車輌重量は1940kgです。

FJクルーザー販売開始当時のグレードは

・ベースグレード
・カラーパッケージ
・オフロードパッケージ

の3種類が設定されていました。

2011年12月発売モデル

2011年12月の一部改良で

・レッドカラーパッケージ
・ブラックカラーパッケージ

以上、2つのグレードが新たに追加されています。

レッドカラーパッケージは、ボディカラーは印象的なモノトーンのレッド、ステアリングはブラックとレッドを配した専用の本革巻き3本スポークホイール、シートには撥水・防水ファブリックシート表皮を採用しています。

ブラックカラーパッケージは、ブラックとホワイトのツートンカラーに、17インチアルミホイール、ドアミラー、ラジエーターグリル、フロント&リヤバンパー、アウトサイドドアハンドルなど随所にブラック塗装が施されています。

2012年7月発売モデル

2012年7月の一部改良では、オフロードパッケージにクロールコントロールが標準装備されました。
クロールコントロールとは、エンジン出力とブレーキを自動制御するシステムです。
オフロード走行で困難なアクセルとブレーキ操作を自動で行うため、ドライバーをステアリング操作に集中することができます。

2013年7月発売モデル

2013年7月の一部改良では、ホワイトルーフと組み合わせたツートンのボディカラーに新色のスモーキーブルー、ダークグリーンが追加され、全7色のラインナップとなりました。

また、17インチアルミホイールが新デザインとなり、オプションに前後のパフォーマンスダンパーが設定され、ハンドリング性能と乗り心地の向上を実現しています。

2014年7月発売モデル

2014年7月の一部改良では、ホワイトルーフとイエローを組み合わせたツートンイエローが復活し、ボディカラーは全6色の設定に。

その他では、視認性を向上させるフロントフォグランプがオプション設定になり、新デザインのアナログメーターが採用されています。

2017年10月発売モデル

2017年10月にFJクルーザーの生産終了が発表され、最終モデルとなる特別仕様車ファイナルエディションが登場しました。

ボディカラーはベージュ一色のみで展開され、外板色やシート表皮、センタークラスターガーニッシュなどにもベージュが使われています。

さらに、内外装にはブラック塗装が随所に施され、20インチのアルミホイールにサイドステップが標準装備と、特別感を演出しています。

FJクルーザーの基本グレードは4種類

FJクルーザーは基本的に4種類の設定がありますが、2017年10月発売モデルに関しては「特別仕様車ファイナルエディション」のワングレードのみです。

基本グレードは以下の4種類です。

・ベースグレード
・カラーパッケージ
・ブラックカラーパッケージ
・オフロードパッケージ

ここからは各グレードの特徴を紹介していきます。

ベースグレード

FJクルーザー ベースグレード 外装

FJクルーザーの標準となるグレードです。

インテリアは黒を基調としたシンプルなデザインで、3本スポークステアリングホイールとシフトノブはウレタン製です。
また、全グレード共通でオーディオレスのマニュアルエアコンと、FJクルーザーらしさが伺えます。

タイヤは17インチスチール製ホイールが装着されています。
カラーパッケージ、オフロードパッケージも同様で、17インチアルミホイールはオプション扱いです。

カラーパッケージ

トヨタ FJクルーザーの画像12

カラーパッケージでは、ベースグレードにボディ同色のドアトリムが加飾され、ステアリングは本革巻き、シフトノブとトランスファーノブがメタルカラー加飾と、インテリアが上質になっています。

機能面では、高速走行で便利なクルーズコントロールが標準装備されています。

ブラックカラーパッケージ

トヨタ FJクルーザーの画像17

ブラックカラーパッケージは、2011年に追加されてから2012年以降の改良後も、基本グレードに設定されています。

インテリアは黒で統一され上質で落ち着いた雰囲気を演出し、ステアリングは本革巻き、シフトノブとトランスファーノブがメタルカラー加飾が施され、エクステリアでは17インチアルミホイールや背面タイヤカバーなど、ブラック塗装されたパーツが個性を引き立てます。

こちらもクルーズコントロールが標準装備のグレードです。

オフロードパッケージ

トヨタ FJクルーザーの画像12

オフロードパッケージは走行性能に特化したグレードで、走破性に優れたFJクルーザーの代名詞とも言えるグレードです。
2012年以降のモデルではクロールコントロールが標準装備となり、本格派SUVとしての魅力を高めました。

オフロードを楽しむモデルとして走行性能に比重が置かれ、インテリアはウレタン製の3本スポークステアリングホイールとシフトノブを採用とシンプルな印象です。

クルーズコントロールは、ベースグレードと同様にオプション設定です。

特別仕様車ファイナルエディション

最終型の特別仕様車ファイナルエディションは、モノトーンのベージュが特別設定色として採用されています。

インテリアは黒を基調としながら、センタークラスター両脇のガーニッシュにベージュが使われ、シートもベージュとブラックのツートンカラーでおしゃれな仕上がりです。

エクステリアでは、20インチアルミホイールが標準装備され、サイドステップやドアミラーヒーターなど寒冷地仕様が搭載されています。

まとめ

FJクルーザーの歴史や年式ごとの違いについて説明してきました。

FJクルーザーにはグレードによる違いだけでなく、繰り返し行われた一部改良によって、そのモデルにしかない特徴があります。

購入を検討している方は本記事を参考に、自分にぴったりのFJクルーザーを見つけてみてください。

関連記事