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車は人生においてとても大きな買い物の一つです。
中古車であったとしても、一括で購入するのは難しくローンを組むことが主流となっています。
しかしこのローンを組む際にはあることに気をつけることが大切です。それは金利です。
ローンの金利次第で実際に車代として支払う総額は大きく変わってしまい、時には数十万円も多く支払うこともあります。
そこで今回の記事では、中古車の金利相場と中古車ローンの金利を安く抑える方法を紹介します。
目次
中古車ローンの金利相場はどれくらい?
銀行系ローンの場合は1%~4.5%ほど・銀行系ローンのメリット、デメリット
信販系ローンの場合は3.5%~10%ほど・信販系ローンのメリット、デメリット
中古車独自ローンのメリット、デメリット
ローンの種類ごとに支払いをシミュレーションしておこう
中古車ローンの金利を低く抑えるにはどうしたらいい?
銀行系ローンでの優遇制度を活用しよう
金利の上限が適切か確認しておこう
キャンペーンを利用可能かどうか確認しよう
見積もりを複数社から取り比較しよう
中古車ローンを選ぶ際のポイント・注意点
保証料はあるのか?どれくらいかかるのか
できるだけ頭金は払おう
自分に合った返済方法を選択しよう
ローンが難しいならカーリースの手段も?
中古車ローンの金利相場はどれくらい?
中古車ローンの相場はおよそ1%から10%と言われています。
しかし、ひと口に中古車ローンと言っても、以下のようにさまざまな種類があります。
・銀行系ローン
・信販系ローン
・中古車店の独自ローン
ここからは、これらさまざまな中古車ローンの詳細情報についてみていきましょう。
銀行系ローンの場合は1%~4.5%ほど。銀行系ローンのメリット、デメリット
銀行系ローンとは、その名の通りさまざまな銀行・金融機関が実施している車用のローン制度のことです。
メリットとしては、やはり安い金利でローンを組むことができるという点が挙げられます。
低い金利でローンを組むことができるのであれば、それに越したことはありません。
デメリットとしては、銀行など金融機関特有の審査の厳しさが挙げられます。
「十分な返済能力がある」と判断されない限り審査を通過することは難しいです。
またローンを組む手続きも煩雑なため、全体的にハードルの高いローンと言えるでしょう。
信販系ローンの場合は3.5%~10%ほど。信販系ローンのメリット、デメリット
信販系ローンとはディーラーや中古車会社で車を購入する際に、それらの会社が提携している信販会社・保険会社・証券会社と契約するローンです。
メリットとしては、審査に通りやすいということが挙げられます。
ローンを払い終わるまでの車の所有権が車を買った「個人」ではなく信販会社と契約を結んでいるディーラーや中古車会社といった「会社」になるために審査に通りやすいのです。
デメリットとしては、銀行系のローンと比較すると金利が高く返済総額がやや高くなってしまうということが挙げられます。
中古車独自ローンのメリット、デメリット
中古車店独自ローンとは、その名の通り中古車店に対して直接返済を行うという形式のローンです。
銀行系のローンや信販系のローンに通らなかった方の救済措置のようなもののため、メリットとしてはその通りやすさが挙げられます。
その分金利の相場は15%前後と高いため、安易に決めてしまわないよう注意が必要です。
ローンの種類ごとに支払いをシミュレーションしておこう
ここまでローンの種類について説明してきましたが、「○%などと数字で説明されてもよくわからない…」という方もいると思います。
そこで、上記3種のローンを利用した場合の月ごとの返済額・総利息額をまとめた表を作成しました。
こちらで具体的な金額を見ていきましょう。
こちらの表は、200万円の車を5年間(60ヶ月)毎月同じ額払った場合の月ごとの返済額、返済金の総額、利息の総額です。
銀行系ローン(1%) | 信販系ローン(4%) | 中古車店独自ローン(15%) | |
月ごとの返済額 |
34,187円 |
36,833円 |
47,579円 |
返済金の総額 |
2,051,216円 |
2,209,946円 |
2,854,770円 |
利息の総額 |
51,216円 |
209,946円 |
854,770円 |
たった数%金利が異なっているだけで、総額では数万円の違いになります。
銀行系ローンと中古車店の独自ローンでは、利息の総額が80万円も違っています。
こういったことが起こるため、車を購入する際には金利をきちんと確認することが非常に大切なのです。
中古車ローンの金利を低く抑えるにはどうしたらいい?
ここまで中古車を購入する際の金利について詳しくお話ししてきました。
金利を低く抑えることの重要性がわかったことでしょう。
ここで気になるのが「どうしたら金利を低く抑えられるか」ということではないでしょうか。
それではここから、金利を低く抑えるために気をつけるべきことについてお話ししていきます。
銀行系ローンでの優遇制度を活用しよう
中古車ローンの金利を抑える方法としてまず有効なのが「銀行系ローン」による「金利の優遇制度」を活用することです。
銀行では車のローンだけではなく、住宅ローンや教育ローンなど多くのローンを取り扱っています。
こういったローンをすでに利用している方であれば、新たに車のローンを組む際に銀行から優遇を受けられる可能性があります。
返済総額を大きく減らすことができるため、気になる方は銀行に確認してみましょう。
金利の上限が適切か確認しておこう
金利の上限が適切かどうかを見極めることも、返済総額を安く抑えるためには大切です。
車を購入する前にしっかりと金利を計算しておき、実際の金利額ときちんと照らし合わせましょう。
事前に計算しておくことで、返済総額を大きく減らせる可能性があります。
キャンペーンを利用可能かどうか確認しよう
ディーラーや中古車店では、期間限定や地域限定で「金利を下げるキャンペーン」を行っていることも珍しくありません。
そういったキャンペーンを利用可能か調べておくことで、少し異なる時期に車を購入するよりも返済額を大幅に安くできる可能性があります。
ディーラーや中古車店でローンを組むことを考えている方は、検討してみてはいかがでしょうか。
見積もりを複数社から取り比較しよう
たとえ同じ車種であっても会社によってローンの金利は大きく変化します。
複数の会社から見積もりを取って比較することで、最も金利の安いローンを選ぶことができます。
繰り上げ返済はできるのか確認しておこう
ローンを組む際は、繰り上げ返済ができるかどうかについてもきちんと確認しておきましょう。
繰り上げ返済を行うことで利息分の支払額を減らすことができるため、結果的に返済総額を減らすことができます。
中古車ローンを選ぶ際のポイント・注意点
ここまでローンを選ぶ際のさまざまな注意点についてお話ししてきましたが、「中古車」ローンを組む場合にはどのようなことに注意したらいいのでしょうか。
保証料はあるのか?どれくらいかかるのか?
中古車ローン選びの際にまず大切になるのが「保証料の有無」です。
中古車は新車と違い、年数が経っている分壊れやすかったり不具合が起きやすいです。
そういった事態をケアし、きちんと保証料を支払ってもらえるローンを選びましょう。
できるだけ頭金は払おう
できるだけ頭金はまとまった額を支払うようにしましょう。
頭金を払わずすべてローンで支払う場合、その分金利が発生するため最終的な支払い総額が非常に高くなってしまいます。
頭金をあらかじめ払っておくことで、支払い金額を抑えることができます。
中古車購入における頭金の相場についてはこちら
自分に合った返済方法を選択しよう
ローンを組む際には、返済の回数や返済の方法など考えるべきことが多くあります。
これらは現在の収入や将来の人生設計に応じて適切に選択することが望ましく、一概に正解はありません。
自分に合った返済方法を選択できるよう、しっかりと考えるようにしましょう。
ローンが難しいならカーリースの手段も?
ここまで中古車ローンの金利についてお話ししてきましたが、なかには「低金利なローンに通る気はしないけど、高金利のローンは組みたくない…」という方もいるでしょう。
そんな方におすすめなのが、「カーリース」という手段です。
金利の発生しない一定の月々の支払いのみで、月額には維持費・保険料・税金も含まれていて非常にお得です。
制度上、中古車だけでなく新車に乗ることも可能なため、金利がネックで車の購入に踏み切れないという方は一度検討してみてはいかがでしょうか。
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